W∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
   ★ あなたの技術をほんのちょっとだけ高めるマガジン ★
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞D

     覚えよう!『ワード』の『本当に使える技』 51  

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

■ 今回の使える技 「確定してしまった文字を変換する技」

 ・入力していて確定した後,間違いに気づくことは,よくあることです
  ね。確定直後なら,Ctrl+BackSpace で,未確定状態に戻すことが出
  来ますが,後で気づいた場合は,基本的に,打ち直しをしなければな
  りません。しかし,ワード2000以上をお使いの方であれば,いちいち
  打ち直さなくとも大丈夫です。

  ★ 確定してしまった文字を変換する技

    文字列を選択→変換キーを押す

 ・これは,基本技ですが,案外見落としている人が多いようです。読者
  からの質問の中にもありました。特に,昔からワードを使っていて,
  そんなことできるようになったとは知らなかったという方が多いよう
  です。

 ・私自身は,こんなとき,直したい文字列の上でダブルクリックします。
  すると,単語単位で選択されますから,そこで変換。あっという間に,
  直すことが出来ます。もし,使ったことのない方がいらっしゃいまし
  たら是非試してみてください。
 
■ 上達のヒント 「頂点の編集をしてみよう」

 ・みなさんは,頂点の編集はご存知ですか?もし,知らないのなら,是
  非一度試してほしいと思います。

 ・頂点の編集とは,オートシェイプを変形させる技の一つです。例えば,
  直線を引いて見ましょう。そして,右クリックし「頂点の編集」を選
  びます。

 ・すると,任意の場所にマウスを近づけると,小さなマルのついたポイ
  ンターが出ますので,それをドラッグすると,変形することが出来ま
  す。また,連続して,他の場所を変形することも出来ます。

 ・これは,便利な機能です。もちろん,直線だけでなく,フリーハンド
  で書いた線も変形できます。ちょっとした曲線を描きたいときに威力
  を発揮します。

 ・このように,ワードには,隠れた機能がたくさんあります。ときどき
  メニューを調べてみて,知らない機能があった場合,実験してみるの
  がいいと思います。わたしも,この技を発見したとき,うれしくなり,
  いろいろ応用しました。3年ぐらい前の話ですが・・・。そして,簡
  単な折れ線グラフなどが必要のとき,この技を利用しました。

 ・上達するためには,知らない技を積極的に自分で調べることが大切で
  す。そして,どんどん実験してみましょう。そうすれば,もっともっ
  とワードを使いこなすことが出来ると思います。


W∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
   ★ あなたの技術をほんのちょっとだけ高めるマガジン ★
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞D

     覚えよう!『ワード』の『本当に使える技』 52  

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

■ 今回の使える技「簡単にショートカットをデスクトップに作る技」

 ・よく使うファイルは,一時的にデスクトップに置くことがありますよ
  ね。そんなときは,間違って削除されたりするのを防ぐため,ファイ
  ルそのものを置くのではなく,ファイルのショートカットを置くのが
  基本です。今回は,ディスクトップに簡単にショートカットを作る方
  法を紹介します。

  ★ 簡単にショートカットをデスクトップに作る技

   ファイルを右クリック→[送る]を選び「ディスクトップ」を選択

 ・通常,マイドキュメントなどから,ショートカットを作るには,ファ
  イルを右クリックして[ショートカットの作成]を選び,後でドラッグ
  してディスクトップに出したりしているのではないでしょうか?上の
  方法でやれば,ドラッグする必要はありません。[送る]のコマンドは,
  通常,フロッピーなどにデータを送る場合に使いますが,ディスクト
  ップに送るときに限りショートカットとして送られます。よく使う人
  には便利な機能だと思います。

 ・他の方法としては,右ボタンを押しながらドラッグして「ここにショ
  ートカットを作成」をクリックして作ることが出来ます。これは,デ
  スクトップに限らず,ショートカットを作成したい場所に作ることが
  出来ますので,あわせて覚えておきましょう。
 
■ 上達のヒント 「上達のチャンス」

 ・あれっ?できない・・・。みなさんは,そんな経験はありませんか?
  できると思っていた操作ができない・・・。おかしい,何か変だ,壊
  れたのか・・・?などさまざまな思いをめぐらせながら,再度やって
  みてもできない・・・。特に,忙しいときなどは,焦りますよね。

 ・実際,原因は,さまざまですが,どこか操作ミスをしているケースが
  多いことは確かです。ちょっとした見落とし,勘違いなどから,思い
  どおりの操作ができないことはよくあることなのです。

 ・そんなときこそ,上達のチャンスです。何故,できないのか,どこを
  直したらいいのかなどを考えながら,試行錯誤をする。そして,正解
  にたどり着いたとき,その技は自分のものになっていくものです。で
  すから,トラブルが起きたときこそ,自力で脱出する努力をすること
  が肝心です。

 ・また,人に聞く場合でも,できないから教えてくれと頼むのではなく,
  こういう風にやったんだけれどもできないということを話すといいで
  しょう。詳しい人なら,それじゃあダメだよ,こうしなくちゃ。とい
  う具合に話してくれると思います。すると単に,操作を教わるより,
  ずっと理解が深まります。

 ・ワードに限らず,パソコンソフトを操作する上で大切なことは,パソ
  コンに対する「命令のパターン」を飲み込むことだと思います。例え
  ば,選択してから命令するというような大きなパターンがあるように,
  細かいところにも,いくつかパターンが存在します。それらに熟知し
  ていくと,はじめてやる技でもたいていうまくいくものです。「上達
  のチャンス」を逃さぬよう頑張ってください。

■ 作者より一言

 ・当メルマガでは,常時,質問を受け付けています。疑問点は,遠慮な
  く質問してください。しかし,今回の上達のヒントにも書いたように,
  どんな操作をして,どんな結果になったかを明記してもらえるとあり
  がたいです。こちらも,答えやすいですし,的確なアドバイスを送る
  ことも出来ます。
  また,バージョンや,操作の目的なども書いていただけるとありがた
  いです。現在,多忙ですので,私の方が,勘違いすることもあります
  ので,できるだけ具体的にお願いします。


W∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
   ★ あなたの技術をほんのちょっとだけ高めるマガジン ★
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞D

     覚えよう!『ワード』の『本当に使える技』 53  

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

■ 今回の使える技 「編集中に自動保存する技」

 ・雷の季節がやってきました。パソコンで仕事をしていられる方は,ヒ
  ヤヒヤされていると思います。そこで,今回は,停電などのトラブル
  があっても被害を最小限に止める技を紹介します。

  ★ 編集中に自動保存する技

    [ツール]→[オプション]から<保存>のタブを選ぶ

    「自動的バックアップ」をチェックし,何分おきにバックアップ
    するかを指定する

 ・前に,上達のヒントで,「上級者ほど,Ctrl+S を多く打つ」という
  ことを言いました。トラブルで被害にあった場合のことを考え,手動
  でバックアップする癖をつけることが大切であることは言うまでもあ
  りません。

 ・しかし,会社で,複数の人間が使っている場合など,中には,危機意
  識のない方が使う場合は,自動バックアップをオンにしておいた方が
  いいかもしれません。今の季節,突然の停電など,トラブルが予測さ
  れるだけに対策をきちんと立てておきましょう。
 
■ 上達のヒント 「盲点はたくさんある」

 ・このメルマガをはじめたばかりのころに来た質問が,最近,また来ま
  した。ワードには,勘違いしやすく,盲点になっている技はたくさん
  あるようです。

 ・その一つに,セクション区切りをしたのに,ヘッダーやフッターの内
  容が別々に出来ないというものがありました。一つ目のセクションと
  二つ目のセクションでは,違う内容にしようと思って区切ったのに,
  後のセクションを変えると,前のセクションにも反映されてしまうと
  いうものです。

 ・実は,これは,[表示]→[ヘッダーとフッター]を出して,よく見ると,
  「前と同じ」という注釈がついているのが分かります。つまり,こち
  らで指定しない限りは,セクション区切りに関係なく,同じ内容が示
  されるようになっているのです。

 ・では,どうしたら,別々にできるのか?というと,ヘッダーとフッタ
  ーのツールバーの真ん中から少し右の方に,へこんでいるボタンがあ
  ります。マウスを近づけると分かるのですが,「前と同じ」というポ
  ップヒントが示されます。つまり,前と同じがオンになっている状態
  なのです。このボタンを押すことによって,セクションごとに違う内
  容のヘッダーないしフッターをつけることができるようになります。

■ 作者より一言

 ・ワードを使っていると,おせっかいな機能がたくさんありますね。マ
  イクロソフトとしては,親切のつもりでやっているのだと思いますが,
  「小さな親切,大きなお世話」という言葉があるように,ワードを使
  いにくいと思っている方のほとんどが,この小さな親切にストレスを
  感じるようです。しかし,うまく付き合っていけば,本当の親切にな
  るかもしれません。もともと,漢字も仮名もない国の人間が作ったも
  のですから,ある程度,こちらから合わせるしかないようです。日本
  のマイクロソフトの技術者の方に期待したいと思います。


W∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
   ★ あなたの技術をほんのちょっとだけ高めるマガジン ★
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞D

     覚えよう!『ワード』の『本当に使える技』 54  

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

■ 今回の使える技 「変になってしまったIMEを修復する技」

 ・みなさんは,使っているIMEが,突然変になったことはありません
  か?実は,わたしはあります。「こと」と入れると「__」のように半
  角のアンダーラインが二つはいってしまうようになったのです。原因
  はわかりませんが,IMEが,変な学習をして覚えてしまったと考え
  られます。そこで,今回は,そんな変な状態になった場合に対処する
  技を紹介します。

  ★ 変になってしまったIMEを修復する技

    IMEパレットから「プロパティ」を出す

   「辞書/学習」のタブを開き,「修復」ボタンを押す

 ・これだけで,変な状態から解放されます。実は,読者の方からも,何
  通か質問がありました。わけがわからないだけに何ともいえないので
  すが,とりあえず,これで,元に戻ります。
 
■ 上達のヒント 「工夫することの大切さ」

 ・読者の方よりメールをいただきました。一部抜粋します。
 ---------------------------------------------------------------
  数式では1文字変数の頭に「−」,「〜」,「^」などを付記する
  ことがよくあります。この場合は2行に分けて改行幅を狭くしてそ
  れらしく見せかけるのですが,とてもスマートな方法とはいえませ
  ん。そこで「−」,「〜」,「^」などをルビにしてはどうかと思
  い試してみたところ,想像どおりの結果になりました.
 ---------------------------------------------------------------
 ・なるほど,すばらしい発見です。ルビは,かなをふるものという固定
  観念がありましたが,確かに,ふりがな以外のものを入れて効果が出
  せるのならば使って損はないでしょう。

 ・このように,本来の使い方でない方法で,ワードを使いこなすことも
  大切です。意見をくださった方は,追加で,更なる工夫について報告
  していただきました。機会があったら,その辺の細かいところも特集
  したいと思います。

 ・どちらにしても,積極的に工夫することが上達の秘訣です。マニュア
  ルやヘルプに書いていない,あるいは,容易に見つけることの出来な
  い技でも,閃きから,発見することもあります。ソフトを開発した人
  でさえ,思いもよらないような技を開発するのがユーザーです。もし,
  いい技を見つけたら報告いただけるとありがたいです。せっかくです
  から,多くの人と技を共有しましょう。でも,一番大切なのは,そう
  いう気持ちになること。気持ちが入っていれば,必ず上達すると思い
  ます。

■ 作者より一言

 ・当マガジンが,Pubuzineの優良メルマガに選ばれました。また,日経
  BP社運営のビジネス専門メールマガジン検索サイト「bizmails」に
  姉妹紙の「クイズで学ぼう!エクセルの小技」が選ばれました。これ
  も,みなさんの応援があったからできたことです。ありがとうござい
  ました。メルマガをやっていると,マラソンの高橋尚子選手が,観客
  の声援が背中を押してくれるという気持ちがわかります。これからも
  がんばりますので,よろしくお願いします。

 ・なお,質問のメールをいただいた方には,必ず返信していますが,時
  々メールが戻ってきてしまうことがあります。これまでに,2回あり
  ました。また,昨日来たメールも一通,戻ってきています。もし,メ
  ールを出して返事のないときは,もう一度送ってください。また,自
  分のアドレスが正しく登録されているかどうか確認してください。お
  願いします。


W∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
   ★ あなたの技術をほんのちょっとだけ高めるマガジン ★
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞D

     覚えよう!『ワード』の『本当に使える技』 55  

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

■ 今回の使える技 「画像を自由に動かす技」

 ・先日,読者の方から,ワードの画像は一太郎のように自由に動かない
  というメールをいただきました。そう言えば,以前にも,ネット上で
  仲良くさせていただいている方からも,同じ質問を受けました。実を
  いうと,ワードの画像は自由に動かすことが出来ます。今回は,その
  方法について紹介します。

  ★ 画像を自由に動かす技

    画像の上で右クリック→[図の書式設定]を開く

   「レイアウト」のタブを選び「行内」以外を選ぶ

 ・これで,画像は自由に動くようになります。「行内」になっていると,
  その行の,左寄せ,センタリング,右寄せしかできません。ですから,
  マウスで自由に動かないのです。その他の配置ですと,文字のよけ方
  が変わるだけで,場所は自由に動きます。

  ※ 97や98をお使いの方は,同じように[図の書式設定]から「配置」
    のタブを選び,「位置を固定しない」にチェックを入れます。

 ・それから復習になりますが,画像の微調整の方法を記しておきます。

   ☆ ALTを押しながらドラッグ

   ☆ Ctrlを押しながら「矢印」キー

  ですから,だいたいのところまでドラッグし,最後に微調整すれば,
  思いどおりのところに移動できます。特に,Ctrl+矢印キーは,1ド
  ット単位で動きますから,正確な位置に配置することが出来ます。
 
■ 上達のヒント 「固定観念の恐ろしさ」

 ・今回扱った「画像を自由に動かす技」のように,実際はできるのにで
  きないと思い込んでしまっていることは多いようです。実際,マイク
  ロソフトで追加してほしい機能についてアンケートを取ったところ,
  大部分がすでにできる技だったという話があります。あの可愛いけど,
  少々うざいと言われる「カイルくん(ヘルプを押したり,突然説明をは
  じめたりするイルカのこと)」がデビューしたのも,それがきっかけだ
  とマイクロソフトの方が話していました。

 ・固定観念とは恐いものですね。できないと思い込んでしまい,非効率
  なことをしてしまうこともしばしばあるようです。実際,わたしも,
  最近になって気づいた技もあります。やはり,決めつけないで,詳し
  い人に聞くなりヘルプを調べてみたりすることが大切だと思います。
  そして,そういう姿勢が上達への道になるのです。

■ 作者より一言

 ・オフィスXPが出て,1ヶ月近く経ちますね。でも,まだ導入されて
  いる方は少ないと思いますし,私自身も2000のままです。秋ぐらいま
  では,XPは扱わず,2000を中心として解説していきたいと思います。
  ちなみに,今回話題に出た「カイルくん」は,実質上の引退で,デフ
  ォルトでは,出なくなったようです。


★ ワードのページへ ★  ★ TOPのページへ ★  ★ 次(56〜60)へ ★