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     覚えよう!『ワード』の『本当に使える技』 31  

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■ 今回の使える技 「正円を描く技」

 ・今回は,ワードに限らず多くのソフトで採用されている正円を描く技
  を紹介します。

  ★ 正円を描く技

    オートシェイプから楕円を選択し,Shift を押しながらドラッグ

 ・よく知られた技ですので,知っている方も多いと思います。Shift を
  押しながら描くと楕円は正円に,長方形は正方形になります。これは,
  ペイントなどでも同じです。また,ほかのソフトでもほとんどの場合
  使えますので試してみてください。

 ・ついでですので,もう一つ,いったん描いた長方形を,Shift を押し
  ながら拡大縮小すると,相似形になります。形を変えずに拡大縮小を
  したい場合にも使えますのでご利用ください。
 
■ 上達のヒント 「後からリード線をつけるには」

 ・ダイジェスト号の前にリード線について話しましたが,マスターされ
  たでしょうか?便利な技ですので是非覚えてほしいですね。そこで,
  今回は,後からつける方法を紹介します。

 ・30号でもお伝えしたように,リード線をつけるには「タブ設定」が必
  要です。タブ設定なしに,リード線を引こうとしても引くことはでき
  ません。それさえわかっていれば,後は試行錯誤で自在に引けるよう
  になります。

 ・それでは,後から設定する方法を考えてみましょう。基本はいっしょ
  です。たとえば,

パン 100円

  これにリード線をつけてみましょう。まず,段落の上にカーソルを置
  き「タブ設定」をします。すべてはここから始まります。タブ設定の
  仕方は,[書式]→[タブとリーダー]のダイアログボックスの左上の細
  いボックスで設定してもいいし,ルーラーをマウスでクリックしても
  かまいません。どちらにしても,まず「タブ設定」し,リード線を設
  定するという手順を守ってください。次に,タブとリーダーのダイア
  ログボックスから「種類」と「リーダー」を選びます。通常,右揃え
  に(4)を選ぶことが多いので,ここではそれを採用します。

パン・・・・・100円

  のようになります。前回は,先に設定しタブキーを押すことでリード
  線を出しましたが,後からでも,ほぼ同じですね。もし,数行入力し
  てある場合は,範囲指定して同じ操作をします。するといっぺんにリ
  ード線を付けることができます。

 ・また,リード線をつけた後,リード線の長さを調節したい場合は,ル
  ーラー上に示されているタブマークをドラッグしてください。リード
  線はタブによって長さが設定されていますから,タブ位置を変えれば
  動きます。

 ・どちらにしても,この線をうまく使うことにより文書をきれいに見せ
  ることができます。是非,使いこなしてください。

■ 作者より一言

 ・入学や転勤のシーズンですね。引越しなされた方も多いと思います。
  ネットですから,日本中,いや世界中どこにいても同じ物を受け取れ
  るというのはいいですね。また,メールアドレスが変わらなければ,
  いちいち住所変更のような面倒なこともなく楽でいいです。作者は,
  引越し暦14回で,そのわずらわしさを知っているだけに,ネットはあ
  りがたいです。


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     覚えよう!『ワード』の『本当に使える技』 32  

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■ 今回の使える技 「図を除いて印刷する技」

 ・ちょっと「ためし印刷」をしたいということがありますよね。そんな
  とき,図が入っていると,印刷に時間がかかりますし,インクも無駄
  に使います。そこで,今回は,図を除いて印刷する技を紹介します。

  ★ 図を除いて印刷する技

   [ファイル]→[印刷]→[オプション]を選び,「オブジェクト」の
   チェックをオフにする。

 ・「オブジェクト」の項目は,真ん中の「同時に印刷する項目」にあり
  ます。通常は,ここがオンになっていますので,チェックをはずして
  ください。こうすれば,図が除かれて印刷されます。文字だけチェッ
  クしたいときなどに便利です。

 ・なお,ためし印刷が終わったら,またこのチェックをオンに切り替え
  ておきましょう。自動的に戻りませんので,うっかり忘れると,本番
  の印刷のとき,図が印刷されません。また,複数の人間が使っている
  場合など,壊れたと間違える人もいますので,しっかり戻しておきま
  しょう。もちろん,自分ひとりで使っていて,本番印刷のときに間違
  いのない自信のある方は,戻さなくともかまいませんが,一応,頭に
  入れておきましょう。
 
■ 上達のヒント 「紙を節約しよう」

 ・世の中,リサイクル時代になり,紙も無駄に使うことが許されない時
  代になりました。ゴミ問題も深刻ですから,できるだけ紙は無駄にし
  ないようにしたいものです。そこで,今回は,紙を節約する方法を考
  えてみたいと思います。

 ・読者の方から,たとえば,10ページの文書があって,4ページだけ印
  刷しないという設定ができないかという質問がありました。いったい
  どうすればいいのでしょうか?

 ・実は,質問なされた方は,かなりワードを使い込んでいる人だと判り
  ました。これは,簡単なことなのですが,案外,盲点に入っているの
  ではないかと思います。ワードでは,「印刷しないページ」を指定す
  るのではなく「印刷するページ」を指定します。つまり,上の例では,
  1-3,5-10 という具合に指定するのです。

 ・指定の仕方は,[ファイル]→[印刷]から「印刷範囲」で「ページ指定」
  を選びます。そして,その横のボックスに,カンマ区切りで「印刷し
  たいページ」を指定していけばいいのです。1ページと5ページを印
  刷したければ 1,5 という具合に指定します。そうすることにより,
  無駄な印刷をする必要がなくなります。

 ・役に立つ技で,図を除く方法をやりましたが,ほかにも紙を節約しな
  がら,ためし印刷をする方法があります。「複数ページ印刷」です。
  同じように[ファイル]→[印刷]のダイアログボックスを出したら,右
  下の「拡大・縮小」のところの1ページあたりのページ数に数字を入
  れてください。たとえば,2ページにすれば,1ページに2ページ分
  印刷されます。もちろん,字は小さくなりますが,推敲や校正などの
  目的ならば,少々字が小さくとも問題はないでしょう。この機能も,
  うまく使えば紙の節約になります。

 ・どちらにしても,工夫して無駄な紙を使わないようにしたいものです。
  紙を節減することは,経済的にはほんの少しの効果しかありませんが,
  ゴミ問題などを考えると思っているより大きなことだと思います。そ
  して,何よりも「作業の効率化」が図れますので,是非,実行してい
  ただければと思います。

■ 作者より一言

 ・今回は,紙の節約の話をしました。作者もよく「ためし印刷」をしま
  す。そして,片面印刷をした後は,専用トレイにどんどん入れていき
  ます。そして,それらの紙は,Web などで保存したいものの印刷にあ
  てています。つまり,保存用の紙の裏面は,ためし印刷したものが印
  刷されているのです。

 ・これは,どうせホッチキスでとめて,めくりながら読むのだから,裏
  面に何が書いてあろうとかまわないということで実行しています。決
  して紙をケチっているわけではありませんが,個人的なちょっとした
  資料を作るには十分です。ゴミの量も半分以下になりますし,まった
  く不便は感じません。読者のみなさんも,何か面白い工夫をしている
  方は,是非,教えてください。よろしくお願いします。


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     覚えよう!『ワード』の『本当に使える技』 33  

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■ 今回の使える技 「後から英字の大文字小文字を切り替える技」

 ・英字を打ち込んだ後に,全部大文字に変えたいとか思ったことはあり
  ませんか?逆に,小文字にしたいということもあると思います。今回
  は,すでに打ち込んでしまった英字を大文字小文字に変換する技を紹
  介します。

  ★ 後から英字の大文字小文字を切り替える技:Shift+F3

 ・実際にやってみてください。打ち込んだ文字を選択し,Shift+F3 を
  打つと,あたかも未確定状態で,F10 を打っているときと同じように,
  全部大文字,全部小文字,頭だけ大文字というように変換することが
  できます。

 ・一つ一つやるのでは大変ですので,すべて変えたい場合は,全体を選
  択してからやってください。英字以外は,影響を受けませんので,一
  括で処理できます。随所に英字を使われる方には便利です。
 
■ 上達のヒント 「黒塗りの丸文字はどこにある?」

 ・読者の方から「黒塗りの丸文字はどこにあるのですか?」という質問
  を受けました。いい機会ですので,紹介しておきます。

 ・まず,[挿入]メニューから[記号と特殊文字]のダイアログボックスを
  出し,[記号と文字]のタブを選びます。そして,[フォント]のボック
  スに「現在使用されているフォント」,[種類]のボックスに「装飾記
  号」を選ぶと,黒塗りの1〜10の丸文字を選択することができます。

 ・みなさんは,この[記号と特殊文字]を使ったことがありますか?絵文
  字的なものもたくさんありますので,たまには使ってみましょう。昔,
  ワープロ専用機が全盛だったころは,このような絵文字がはやったこ
  とがありました。現在でも,うまく使えば,十分効果を出すことがで
  きます。是非,試してみてください。また,特殊文字の方も眺めてみ
  てください。

 ・どちらにしても,よく使うものは,ショートカットキーを作成するこ
  ともできますし,オートコレクトに登録することもできます。その辺
  は,うまく活用してください。あまり詳しくない方は,通常のまま使
  ってください。オートコレクトなどは,いずれ説明する機会もあると
  思います。

■ 作者より一言

 ・読者の方から,ワードでホームページを作っているけど,詳しい解説
  書がないというメールをいただきました。私自身,ワードをホームペ
  ージ作成エディタとして使うことは,現段階では,お勧めできないの
  ですが,どなたか,書籍情報を持ってらっしゃる方がいましたら教え
  てください。よろしくお願いします。


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     覚えよう!『ワード』の『本当に使える技』 34  

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■ 今回の使える技「単語登録した英字の半角・全角などを固定する技」

 ・みなさんは,単語登録した英字の半角・全角,あるいは,大文字・小
  文字の関係が変になってしまったことはありませんか?メールアドレ
  スなどを,単語登録している人は多いと思いますが,使っているうち
  に,半角が全角になっていたり,たくさんの変な候補ができてしまう
  ことがあります。今回は,これを防ぐ技を紹介します。

 ★ 単語登録した英字の半角・全角,大文字・小文字などを固定する技

   品詞を「顔文字」にする

 ・単語登録するとき,品詞の候補は最初「名詞」になっています。通常,
  そのままで特に問題はないのですが,英字を登録し,登録したままの
  状態で使いたいときは,迷わず品詞を「顔文字」にしましょう。そう
  すれば,IMEが勝手に,いろいろな候補を作りません。
 
 ・特に,メールアドレスなどは,全角になってしまうと使えないため,
  候補から選ぶことになります。そして,不要な候補がたくさんできて
  いることに気づくでしょう。そんな,悩みを解消するためにも,品詞
  を「顔文字」で登録してください。
 
■ 上達のヒント 「編集画面の背面を使おう」

 ・編集画面の背面に絵を入れたいとか罫線を入れたいと思ったことはあ
  りませんか?実際,透かし絵が入っていたり,マル秘などのウォータ
  マークが入っている文書もありますよね。そこで,しばらく,編集画
  面の背面の構造を見ていくことにしましょう。

 ・実は,このメルマガが創刊された直後に,罫線で囲まれた書式の中に
  文字を打ち込んでいく方法はないかという質問を受けました。報告書
  など,決められたフォーマットの元,打ち込んでいきたいということ
  です。しかし,単純に表を作り,後から文字を打ち込んでいくと,罫
  線が広がってしまい使い物になりません。そんなときに背面に罫線を
  入れることができると便利です。

 ・罫線の表を背面に作るのは,かなり面倒なので,次回以降,具体例を
  出して説明します。今回は,考え方のみを記しておきます。

 ・まず,単純に背面に配置する方法は,図ならば「図の書式設定」で,
  テキストボックスならば「テキストボックスの書式設定」から,[レイ
  アウト]のタブから「背面」を選べばいいのです。そうすれば,普通の
  テキストは,図なりテキストボックスなりの上を通ることになります。

 ・そして,もう一つの方法が,ヘッダ・フッタの機能を使うということ
  です。ヘッダ・フッタといえば,編集画面の上と下と思っていらっし
  ゃる方も多いと思いますが,実は,テキストボックスを使うことによ
  り,画面中央にも使うことができます。

 ・勘のいい方であれば,なるほど,テキストボックスに罫線を描いて,
  背面に配置すればいいんだなと分かると思いますが,ただ,一筋縄で
  は行きません。細かいことは,後でじっくりやります。覚えておいて
  ほしいことは,背面に入れた場合は,動かない図のようなものですの
  で,編集画面の書式と一致していないと,ずれてしまうということで
  す。その辺が自動でできないところがワードの弱いところですね。

 ・どちらにしても,この背面をうまくつかうことで,効率がアップする
  ことは間違いありません。とりあえず,今回の説明で,ある程度わか
  る方は,是非,挑戦してみてください。また,よく分からない方は,
  次回,具体例をやりますから,粘り強くやって覚えてください。

■ 作者より一言

 ・前回お願いしたワードでホームページを作る書籍情報をいただきまし
  たので紹介いたします。

    ASCII社 「いやでも身につく!」シリーズ
    「ホームページ作成」(Word作るわたしのサイト)
    定価550円+税 発行日 平成12年4月1日

 ・この情報は「10べーさん」からいただきました。ありがとうござい
  ました。


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   ★ あなたの技術をほんのちょっとだけ高めるマガジン ★
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     覚えよう!『ワード』の『本当に使える技』 35  

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■ 今回の使える技 「オートコレクトを元の状態に戻す技」

 ・「i」を打ち込んだら,自動的に「I」になってしまったということは
  ありませんか?これは,オートコレクトという機能が働くためです。
  この機能は,ある意味では,非常に便利なのですが,時には,困るこ
  ともあります。全部,小文字で入力したいのに,頭が勝手に大文字に
  なったり,意図しないものに置き換わったり・・・。もちろん,入力
  し直しても同じということで,頭に来ている人もいると思います。今
  回は,この機能を瞬間的に元に戻す技を紹介します。

  ★ オートコレクトを元の状態に戻す技:Ctrl+z

 ・Ctrl+z は,前にもやりましたが,通常,元に戻すときのショートカ
  ットキーです。しかし,オートコレクトが働いたときは,コレクトさ
  れる前の状態に戻ります。たとえば,image と打ち込むと Imageに変
  換されますが,その状態で,Ctrl+z を打ち込むと,image に戻りま
  す。もちろん,他のものも同じです。ワードが「余計なおせっかい」
  したなと思ったら,この技を使いましょう。そうすれば,オートコレ
  クトの便利な部分を十分使うことができます。
 
■ 上達のヒント 「編集画面の背面に表を作ってみよう」

 ・前回お伝えしたように,今回は,編集画面の背面に表を作ってみまし
  ょう。ちょっと面倒ですが,粘り強くやってみてください。

 ・考え方としては

  ◆ 編集画面の書式を設定する
     ↓
  ◆ ヘッダー・フッターの機能を利用して背面に表を作る
     ↓
  ◆ できたファイルをテンプレートとして保存する

  という段階を踏みます。他の方法もありますが,これが,最も実践的
  で,使いやすいものだと思いますので,一例を示します。

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【例】30行の表を裏面に固定する方法
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◆ 編集画面の書式を設定する

・まず,[ファイル]の[ページ設定]を開き,一番左のタブ「文字数と行数」
 から「行数だけ指定する」を選びます。続けて,右下の「行数」に「30」
 と入力します。

・そして,このとき,「行数」の下にある「行送り」の数値をメモしておき
 ましょう。今回は,「21.9pt」ですが,この数値は,後で必要になります
 ので,この時点でメモっておくのがいいでしょう。そして,OK。

◆ ヘッダー・フッターの機能を利用して背面に表を作る

・[表示]メニューの[ヘッダーとフッター]をクリックします。するとヘッダ
 ーとフッター用のツールバーが出てきますが,これは使いませんので,邪
 魔にならないところに移動しておいてください。(閉じないこと)

・次に,本文と同じサイズのテキストボックスを描いてください。テキスト
 ボックスは図形描画のツールバーをクリックして横書きのものを選び,ド
 ラッグして描いてください。微調整がしにくいときは,Alt を押しながら
 ドラッグして,ぴったり合わせてください。

・テキストボックスができましたら30個分の「改行」を入れてください。

・次に,テキストボックスの中で,Ctrl+A を押して,全体を選択してくだ
 さい。

・そのままで,[罫線]メニューの[ページ罫線と網掛けの設定]を選んで設定
 画面を出してください。

  その画面で,線の太さが0.5pであることを確認してください。

  その画面の「プレビュー」と書いてあるところで「真中」と「下」を
  クリックしてください。

  [対象設定]は「段落」にしてください。

  さらに,その下にある[オプション]をクリックして[文字列との間隔]
  を上下左右,すべて「0」にしてください。そして,OKを。

・ここまでやって,罫線の幅などがあっていない場合もあると思いますが,
 思いますが,気にしないで進めてください。

・次に,テキストボックス内で右クリックし,[段落]を選びます。

  その中から,真中あたりにある,[行間]を「固定値」にします。
  そして,右隣にある[間隔]を「21.4pt」にします。

・なぜ,行間を「21.4pt」にするのかというと,編集画面の書式で「30行」に
 設定したときの間隔が「21.9pt」だからです。そして,罫線の幅が「0.5pt」
 でした。つまり,21.9-0.5=21.4 ということです。つまり

  「テキストボックスの行間隔」と「罫線の太さ」をたしたものが,
  「本文の行の間隔」と一致していればいいということです。

・次に,テキストボックスの外の関係ないところをクリックして選択を解除
 し,あらためて,テキストボックスの周りをクリックし,テキストボック
 スだけが選択された状態にします。そして,その状態で,右クリックをし,
 テキスト[ボックスの書式設定]を選びます。

・[テキストボックスの書式設定]画面の右から2番目のタブ,[テキストボ
 ックス]をクリックします。すると「テキストボックスと文字列の間隔」
 というのが出てきますから,上下左右すべて「0」にします。

・そして,ヘッダーとフッターを閉じます。

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 ・かなり面倒ですが,この状態ですと,すべてのページについて,本文
  の下に罫線が描かれますので,文字を入力しても影響されることはあ
  りません。実際に試してみてください。

 ・なお,ずれる場合は,どこかに原因があります。行間隔の設定や,テ
  キストボックスとの間隔を「0」にしていないなどが考えられますが,
  必ずあわせることができます。

 ・また,テキストボックスは,上下さえ合っていれば問題はありません。
  左右については,多少,広めに作って,文字が,表にくっつき過ぎな
  いように作るのもいいと思います。

 ・この状態で,ピッタリ合うことが確認されたら,テンプレートとして
  保存してください。

■ 作者より一言

 ・今回は,ちょっと長くなってしまいました。でも,編集画面の背面に
  表に限らず,レポートなどのフォーマットを入れておきたいという人
  も多いと思いますので,参考にして作ってみてください。もちろん,
  背面に文字を入れておけば,その文字も固定されます。いろいろ工夫
  してやってみてください。


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