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     覚えよう!『ワード』の『本当に使える技』 206

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■ 今回のテーマ 「段落という観念の理解(3)」

 ・前回もお話したとおり、「行」と「段落」の違いを理解していないと
  機能の本質を理解できません。例えば、【図1】のような2段落の文
  書があるとします。これを【図2】のように段落の間を空けたい場合
  はどうしたらいいでしょうか?
                          【図1】
   ┌──────────────────────────┐
   │○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○│
   │○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○│
   │○○○○○○○○○○○○○             │
   │○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○│
   │○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○│
   │○○○○○○○○                  │
   └──────────────────────────┘
                          【図2】
   ┌──────────────────────────┐
   │○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○│
   │○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○│
   │○○○○○○○○○○○○○             │
   →この部分を開けたい                 │
   │○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○│
   │○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○│
   │○○○○○○○○                  │
   └──────────────────────────┘

 ・これは、行間隔ではありません。段落間の間隔です。ですから、行間
  隔を設定しても思うようにはなりません。

 ・方法は、上の段落の上にカーソルを置いて、[書式]−[段落]から
  「インデントと行間隔」を開いて、「段落後」の間隔を設定します。
  逆に下の段落にカーソルを置いて、同様に「段落前」で設定してもか
  まいません。

  それでは、【図3】段落内の任意の行の間隔を開けたい場合はどうし
  たらいいでしょうか?
                          【図3】
   ┌──────────────────────────┐
   │○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○│
   →この部分のみ開けたい                │
   │○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○│
   │○○○○○○○○○○○○○             │
   │○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○│
   │○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○│
   │○○○○○○○○                  │
   └──────────────────────────┘

 ・実は、これは、できません。この行は、折り返しているだけで段落の
  一部分です。つまり、塊として認知されていないのです。どうしても
  開けたい場合は、1行目の最後で、Enter キーを押し、別の段落にし
  なければなりません。別の段落になれば、上記の段落前、あるいは、
  段落後の間隔で調節できます。

 ・ですから、単に折り返しているだけの行は、基本的に編集の対象にな
  らないことを認識してください。改行があるかないかによって、意味
  が全く違うということを理解しましょう。

■ 特選:ワードの使える技「行間隔を固定する技」

 ・ワードでは、大きな文字を使ったり、ルビを使ったりすると行間隔が
  自動的に広がってしまい、格好が悪くなるときがあります。今回は、
  そんなときに役立つ技を紹介します。

  ★ 行間隔を固定する技

    固定したい箇所を選択(段落単位・複数の段落もOK)
  
    [書式]−[段落]から「インデントと行間隔」を開く
   
    「間隔」の「行間(N)」より「固定値」を選ぶ
   
    「間隔」の「間隔(A)」より、直接数値を指定する

 ・こうすることにより、段落内の行間が、文字の大きさやルビなどに影
  響されないで、統一することができます。

 ・今日のテーマでも書いたとおり、段落内のその行だけという操作はで
  きません。その辺を理解して使いましょう。

■ ショートカットコレクション(No.012〜013)

 ・今回も2つ紹介します。実際にやって確かめましょう。

 [012]Ctrl+M <重要度:★☆☆☆☆>

     左インデントを設定する(少し深く)

 [013]Ctrl+N <重要度:★★★☆☆>

     新規文書を開く

■ 作者より一言

 ・日曜日は、Qちゃんの突然の失速、本当にビックリしました。これま
  で完璧な走りばかり見てきましたので、逆に釘付けになってしまいま
  した。これで、アテネは難しくなりましたが、何とか出場する道を探
  ってほしいと思っています。


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     覚えよう!『ワード』の『本当に使える技』 207

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■ 今回のテーマ 「段落という観念の理解(4)」

 ・今回は、間違いやすい「段落記号」と「任意指定の行区切り」につ
  いて考えてみましょう。

 ・「任意指定の行区切り」とは「段落内での改行」のことです。これ
  までも述べたとおり、ワードでは、Enter キーを押して改行すると、
  段落として区切られますが、この「任意指定の行区切り」は、改行
  しているのにもかかわらず段落として区切られません。

  つまり、見た目は改行されているのにもかかわらず1つの段落とし
  て扱われるのです。

 ・作り方は「Shift+Enter」。そして、通常の改行マークとは違った
  マーク(「↓」)が付きます。

 ・この区別ができないと、段落を理解することはできません。通常の
  改行マークで区切られたところだけが、段落の区切りであり、「↓」
  マークで区切られた部分は、段落の区切りではありません。

 ・ワードの編集は「段落単位」と「文字列単位」で行いますから、常
  に頭に入れておく必要があります。見た目は同じでも、「改行マー
  ク」か「任意指定の行区切り」マークかで、まったく違うことを理
  解してください。

■ 特選:ワードの使える技「『↓』のマークを一括で削除する技」

 ・今日のテーマでも話しましたが、「↓」マークで区切られたものは、
  段落ではなく「任意指定の行区切り」です。しかし、Web上や、
  メールからコピーしたりすると、「↓」マークばかりで、区切られ
  てしまうことがあります。これは、不便です。

  そこで、今回は、それを一括で削除する方法を示します。

  ★ 『↓』のマークを一括で削除する技

   [編集]−[置換]をクリック

   [オプション]ボタンをクリックして「ワイルドカードを使用
    する」「あいまい検索」のチェックを外す

   「検索する文字列」にカーソルを置く

   [特殊文字]ボタンをクリックして「任意指定の行区切り」を
    クリック。(「^l」マークが入ります)

   「置換後の文字列」には何も入力しない

   [すべて置換]ボタンをクリック

  この手順でやってください。

 ・もし、「任意指定の行区切り」を削除ではなく、「段落記号」に置
  き換えたい場合は、「置換後の文字列」にカーソルを置き、[特殊
  文字]ボタンをクリックして「段落記号」を選んで、[すべて置換]
  してください。

 ・また、「段落記号」を削除したいケースでは、同じ手順で、「検索
  する文字列」の「任意指定の行区切り」の部分を「段落記号」にし
  て操作してください。

■ ショートカットコレクション(No.014〜015)

 ・今回は、日常的によく使うもの2つ。覚えておくと便利です。

 [014]Ctrl+O <重要度:★★★☆☆>

     ファイルを開く

 [015]Ctrl+P <重要度:★★★★☆>

     印刷のダイアログボックスを開く

■ 作者より一言

 ・年末ジャンボ宝くじが発売されました。雨の中、すごい行列。さす
  がに人気がありますね。私自身は、あまり日本の宝くじは買いませ
  ん。たまに、外国の10億以上のものを買っています。同じ当たらな
  いのなら、大きなほうがいいし、もし当たった場合も大きなほうが
  いいからです。ま、同じことか・・・。


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     覚えよう!『ワード』の『本当に使える技』 208

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■ 今回のテーマ 「選択して命令」

 ・ウィンドウズの基本は、選択して命令です。何をどうするの「何を」
  にあたる部分が「選択された部分」です。初心者の場合、この選択
  を忘れて、命令することが多く、その結果、操作ができないことが
  少なくありません。

 ・例えば、文字の色を赤くしたい場合は、その文字を選択しなければ
  なりません。単に、赤くしろといっても、ワードとしては「何を?」
  と思っているわけです。

 ・ですから、文字列に対する操作の場合は、必ず、選択することが必
  要になります。選択のしかたは、マウスを使ってドラッグするか、
  Shift キーを押しながら、→キーなどを使います。

 ・しかし、段落の操作をするときは、カーソルがその段落内にあれば
  問題ありません。タブ、インデントなど、段落書式の場合は、カー
  ソルのある位置が対象になります。これも、カーソルの位置で、選
  択していることになります。

 ・複数の段落に操作する場合は、段落のすべてを選択する必要はなく、
  対象段落にかかるように設定すればOKです。例えば、5行の段落
  と3行の段落を対象にしたい場合は、8行分選択してもかまいませ
  んが、両方にかかっている部分が選択されていれば大丈夫です。最
  初の段落の最後と次の段落の最初の部分をマウスなどで選択し、段
  落の操作をすれば、ワードは、2つの段落が対象だなと判断します。

 ・慣れてくると、ワードと話をしているように操作することができま
  す。ワードが何を感じ、どう操作されるのかがわかってきます。そ
  のためにも、根本的にどういう思想で作られているのかを追求する
  ことが大切です。

■ 特選:ワードの使える技「キーボードで選択する技」

 ・今回のテーマでも書いたように、ワードを使う上で、選択は大切な
  技術です。その中から、キーボードで選択する技を紹介します。

  ★ キーボードで選択する技

   Shiftキー+方向キー

  一文字ならば、Shift+→、二文字ならば、Shift+→→という感じ
  で。もちろん、Shift+↓ なら、一気に一行下のその位置まで選択
  できます。組み合わせもOK。マウスでやるより楽なことが多いの
  で利用してください。

■ ショートカットコレクション(No.016)

 ・今回は、注目マーク付きの重要な技です。実を言うと、このメルマ
  ガの創刊号でも取り上げた、ワードを使いこなすための象徴的な技
  です。復習も兼ねて紹介します。

 [016]Ctrl+Q <重要度:★★★★★>【 注目!】

     段落書式を初期化する

 ・例えば、「☆ 社内旅行のお知らせ」と打って「Enter」を押すと

   ☆ 社内旅行のお知らせ
   ☆

  という風に、前の段落を箇条書きとみなし自動的に、☆が打たれた
  りすることがあります。これは、段落書式が継続されたということ
  です。

 ・ワードでは、Enter を押して段落を確定すると、段落書式は、自動
  的に次の段落に継続されます。これは、非常に便利な機能なのです
  が、例のように、継続したくない場合は、わずらわしい機能です。

  そこで、なった瞬間に、Ctrl+Qを打ちましょう。即座に解除され
  ます。

■ 作者より一言

 ・イラクで日本人外交官が殺されたり、足利銀行が破綻、H2Aロケ
  ット打ち上げ失敗など、あらゆる方面で重大事件がおきているのに、
  何故か、国会は休み。選挙が終われば、何もかもおしまい?これ、
  感じが悪いですよね。国会が開いているかどうかという問題ではな
  いのかもしれませんが、少なくとも、政治家が、がんばっている姿
  が見えるようにしてほしいものです。


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     覚えよう!『ワード』の『本当に使える技』 209

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■ 今回のテーマ 「インデントの理解(1)」

 ・最近、立て続けにインデントの質問を受けました。そこで、これま
  でに書かなかったことも含めて解説します。

 ・まず、次のようなレイアウトを見てください。
                           【図1】
   ┌──────────────────────────┐
   │ あああああああああああああああああああああああああ│
   │ああああああああああああああああああああああああああ│
   │ああああああああああああああああああああああ    │
   │ あああああああああああああああああああああああああ│
   │ああああああああああああああああああああああああああ│
   │ああああああああああああああああああああああ    │
   └──────────────────────────┘
                           【図2】
   ┌──────────────────────────┐
   │・あああああああああああああああああああああああああ│
   │ あああああああああああああああああああああああああ│
   │ あああああああああああああああああああああ    │
   │・あああああああああああああああああああああああああ│
   │ あああああああああああああああああああああああああ│
   │ あああああああああああああああああああああ    │
   └──────────────────────────┘

 ・図1は、段落の一行目がへこんでいます。図2は、段落の二行目以
  降がへこんでいます。この違いがわかりますか?

 ・インデントは、段落単位で働きます。そして、3つの要素で設定さ
  れています。

   一行目のインデント(段落の一行目の位置を設定)

   二行目のインデント(段落の二行目以降の位置を設定)

   右インデント(段落の右の位置を設定)

(一行目のインデントマーカー)
  ↓                    (右インデントマーカー)
  ▽━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━↓
  △←(二行目のインデントマーカー)18 20 22 24 26↓
  □━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━△
  ↑
(一行目と二行目のインデントマーカーを同時に動かす)

 ・このインデントマーカーをドラッグ&ドロップすることによって、
  段落の形が決められます。

  よって、【図1】は、下図のように

   ▽━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  △ 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 22 24 26
  □━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━△

  【図2】は、下図のように設定します。
 
  ▽━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
   △2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 22 24 26
   □━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━△

 ・こうしておけば、改行するまで(段落が終了するまで)この形が保持
  されます。また、この形でしか文字が動きませんので、途中で、文
  字列を追加・削除してもレイアウトが崩れることはありません。

 ・また、改行した瞬間、段落書式は、次段落に継続されますので、ず
  っとその形で続ける場合は、そのまま続け、形を変えたいときは、
  Ctrl+Qを打って、段落書式を初期化してください。

 ・基本中の基本の機能なのですが、日本人にとって理解しにくい機能
  のようです。前にも話しましたが「行」という観念を離れ「段落」
  という観念をしっかり持つことが大切です。

■ 特選:ワードの使える技「名前を付けて保存のボックスを開く技」

 ・「名前を付けて保存」する場面は、2つあります。

  【新規文書の場合】

    これは、まだ、名前が付いていないのですから当然です。

  【他の文書を元に新しい文書を作りたい場合】

    こちらは注意が必要です。元の文書は、そのまま残して、新し
    い文書を作るわけですから、すぐに名前をつける必要がありま
    す。うっかり、上書き保存をしてしまうと、元の文書が変更さ
    れてしまいます。

 ・そこで、簡単に名前をつけて保存のダイアログボックスを開く方法
  を紹介しましょう。

  ★ 名前を付けて保存のボックスを開く技

    F12キーを押す

 ・大切なことは、ショートカットコレクションでも取り上げた上書き
  保存との違いです。新規文書で、Ctrl+Sを押すと、名前を付けて
  保存のボックスが出ますが、こちらは、使わないほうがいいでしょ
  う。

 ・なぜなら、Ctrl+Sで、このボックスを開く癖をつけてしまうと、
  他の文書を元に新しい文書を作るときに、うっかりしてしまう可能
  性があるからです。

 ・打ち慣れた人ほど、体が先に動きます。やはり、Ctrl+Sは、上書
  き保存専用と考え、名前をつけて保存する場合は、F12と割り切っ
  たほうが間違いが少なくなります。絶対に間違えないという自信が
  ある人以外は、使い分けることをオススメします。

■ ショートカットコレクション(No.017〜018)

 ・今回もよく使うものです。特に、No.018は、必須の技です。

 [017]Ctrl+R <重要度:★★★☆☆>

     右揃えにする

 [018]Ctrl+S <重要度:★★★★★>【 注目!】

     上書き保存する

 ・新規文書で、Ctrl+Sを押すと、名前を付けて保存になりますが、
  使える技でも述べたように、上書き保存専用のキーと割り切りまし
  ょう。そして、文書作成中には、何が起きるかわかりませんので、
  頻繁に、打つ癖をつけましょう。被害を最小限に抑えることができ
  ます。

■ 作者より一言

 ・モンゴルのみなさん、こんにちは。作者のyosshyです。日本語は難
  しいところもありますが、がんばってください。

 ・あれっ?って思った方もいると思います。実は、このメルマガ、モ
  ンゴルで日本語を学んでいる方たちの教材としても使われることに
  なったのです。ほんの少しだけですが、国際貢献でき、うれしく思
  っています。


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     覚えよう!『ワード』の『本当に使える技』 210

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■ 今回のテーマ 「インデントの理解(2)」

 ・前回、インデントは、「一行目」「二行目以降」「右」の3つの要
  素があると述べました。また、ルーラーを使ったドラッグによる設
  定方法を示しました。今回は、ダイアログボックスによる設定方法
  を考えてみます。

 ・まずは、適当に文を打ち込んでみてください。打ち込むのが面倒な
  方は、200号で紹介したように、半角で、=rand() と打ち込んで、
  Enter を押してください。ダミーのテキストが入ります。

  そして、最初の段落にカーソルを置き、[書式]−[段落]をクリ
  ックし[段落]のダイアログボックスを出します。ここで、設定し
  ます。

 ・ポイントは、「最初の行」と書いてある部分。「(なし)」になって
  いると思いますが、▼をクリックすると「字下げ」と「ぶら下げ」
  というコマンドがあります。

    字下げ・・・・一行目のインデント
 
    ぶら下げ・・・二行目以降のインデント
 
  こう考えるとわかりやすいでしょう。右側の「幅」に「1字」と出
  ると思いますが、これがへこませる文字数です。

  つまり、「字下げ」「1字」ならば、下図のように

   ┌──────────────────────────┐
   │ あああああああああああああああああああああああああ│
   │ああああああああああああああああああああああああああ│
   │ああああああああああああああああああああああ    │
   └──────────────────────────┘

  「ぶら下げ」「1字」ならば

   ┌──────────────────────────┐
   │ああああああああああああああああああああああああああ│
   │ あああああああああああああああああああああああああ│
   │ あああああああああああああああああああああ    │
   └──────────────────────────┘

  のようになります。

 ・とりあえず、実際に、いろいろ試してみて、「字下げ」「ぶら下げ」
  をマスターしてください。後は、左インデント、右インデントなど
  との組み合わせになります。この辺は、次回以降、説明します。

■ 特選:ワードの使える技「平仮名や片仮名に変換する技」

 ・漢字にできる文字でも、平仮名や片仮名にしたいときがあります。
  今回は、そんなときに役立つ方法を取り上げましょう。

  ★ 平仮名や片仮名に変換する技

    無変換キーを押す
 
 ・そんなの当たり前だと言う方もいると思いますが、かつては、この
  無変換キーを押すと、固定モードになってしまった時代がありまし
  た。そこで、

    平仮名変換:F6キー 片仮名変換:F7キー
 
  こちらを利用している人も多いと思います。しかし、ファンクショ
  ンキーは、タッチタイピングなどでは、距離が遠すぎますので、無
  変換キーを使ったほうが、数倍楽です。1回押すと、平仮名、2回
  押すと、片仮名、3回押すと、半角カタカナになります。(後は、
  押すたびに、この繰り返しとなります)

 ・また、確実に平仮名とわかっている場合は、入力して、即、Enter
  キーを押すのも手です。これならば、変換されず確定します。

 ・どちらにしても、自分にとって楽な方法を身に付けてください。

■ ショートカットコレクション(No.019〜020)

 ・今回も2つ。特に、NO.019は、超重要な技です。

 [019]Ctrl+V <重要度:★★★★★>

     貼り付け
    
 [020]Ctrl+W <重要度:★★★☆☆>

     ファイルを閉じる(ワード自体は終了しません)
    
■ 作者より一言

 ・ついに、フセイン大統領が見つかりましたね。これで、展開が大き
  く変わることは間違いありません。早く戦いをやめて、復興の道が
  開けるといいと思っています。

 ・尚、このメルマガは、今年は、これで終わりです。ご愛読ありがと
  うございました。新年は、1月13日より再開します。ちょっと早い
  ですが、みなさん、よいお年を!


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