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     覚えよう!『ワード』の『本当に使える技』 131

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■ 今回の使える技 「罫線のない表を作る技」

 ・ワードには、罫線を非表示にする技があります。実際は、罫線で区切
  られた表と同じ働きをするのですが、印刷されません。上達のヒント
  でも述べますが、これは、かなり使える技ですので、ご紹介します。

  ★ 罫線のない表を作る技

   ・表を作成、編集

   ・表全体を選択して、罫線ツールバーの「枠なし」をクリック

 ・これで、表を維持しながらも、罫線だけは非表示になります。表の持
  つ機能を生かしながら、通常の編集画面のように使えます。編集を、
  すべて終了してから非表示にするといいでしょう。
 
■ 上達のヒント 「表を使うメリット」

 ・ホームページなどを作成されている方は、レイアウトのために表を使
  っている人も多いでしょう。そういう方にとっては、今回の罫線を非
  表示にした表の使い方は理解しやすいと思います。しかし、ワープロ
  専用機などから転進された方は、理解しにくいかもしれません。

 ・ここでは、多く語れませんが、これまでにこのマガジンでは、表につ
  いて何度も取り上げてきました。72号〜77号あたりを見てください。
  また、他の号でも取り上げています。とにかく、表を使うメリットは
  たくさんあります。そのメリットを生かして、文書を作り、最終的に
  は、罫線を非表示にしてレイアウトを容易にするというのが、今回の
  使える技の発想なのです。

 ・特に役に立つのが、セル内の位置です。罫線ツールバーには、セル内
  の位置を指定するボタンがあります。これを利用すると、左右だけで
  なく、上下の位置も指定できます。つまり、桝目の中での位置を一つ
  一つ指定できるため、非常に柔軟性を持つことになるのです。

 ・何も、大掛かりな表を作る必要はありません。2列の表を作り、左の
  列は番号を入れ、右の列は、2行の文書を作ろうとした場合、両方と
  も、上下を中央揃えしておけば、1行と2行であるのにもかかわらず、
  ちょうど真中に配置されます。そのような操作がワンタッチでできる
  のです。また、セルの結合や分割も簡単にできますので、複雑なレイ
  アウトを組むこともできます。つまり、工夫次第では、どんなことで
  もできるといってもいいでしょう。

 ・ですから、表を使ったレイアウトというものにも挑戦してみてくださ
  い。いつでも非表示にできますから、表の機能を存分に使って作って
  みてください。これまで不可能と思われたことができるようになるか
  もしれません。
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◆ ダイジェスト <74号「上達のヒント」から>
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■ セル内の文字列の配置

 ・同じ表を作るなら、見映えのいい表を作りたいものです。ワードの表
  は、セル内の文字列を自由に配置できます。特に、上下左右が中央に
  来ている方がきれいに見えます。そこで、今回は、配置の話を。

 ・ワープロ専用機を使った方ならおわかりだと思いますが、桝目の中央
  に入れるのに相当気を配ったことと思います。厄介なものでした。自
  動的にいい位置に入れてもらえたらと思ったことと思います。しかし、
  ワードでは、左右の左揃え、中央揃え、右揃えはもちろん、上下の上
  揃え、中央揃え、下揃えも自由にできます。つまり、組み合わせで、
  9種類の配置ができるのです。やり方は簡単。罫線ツールバーに、文
  字をそろえるアイコンがありますから、それを使いましょう。2000以
  上であれば、横に小さな▼がついていて、そこを押せば、9種類をク
  リックで選ぶことができます。特に上下の中央に配置できるのがうれ
  しい機能ですね。もちろん、表全体を選択すれば、一気に設定できま
  す。ワープロ専用機時代の苦労が嘘のようです。

 ・ここのところ、表に関する技をやっていますが、読者の方からも、バ
  ージョンアップしたような気持ちだと述べてくれる人もいました。つ
  まり、ワードの罫線は使いづらいという先入観で、使っていなかった
  人も多いと思います。ここ数回で紹介した技を使えば、鉛筆を使って
  表を作ることは、非効率だとわかるでしょう。やはり、表を作って、
  変形して、うまく配置してという具合に使えば、簡単で見映えのいい
  表を作ることができます。これまで、敬遠していた人は、これを機会
  に積極的に使うことをお勧めします。

■ 作者より一言

 ・久々に罫線関係を出してみました。ワードの罫線は使いづらいという
  誤解が多いのですが、14年間、ほぼ毎日、長時間にわたってワープロ
  やパソコンのワープロソフトを使ってきましたが、総合的には、断然
  使いやすいです。バックナンバーなどを読んで、表作りに強くなって
  ください。


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     覚えよう!『ワード』の『本当に使える技』 132

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■ 今回の使える技 「表を使って分数を入力する技」

 ・前回は、罫線を非表示にする方法を紹介しましたが、今回は、その応
  用編として、表を使って分数を入力する方法を紹介します。

  ★ 表を使って分数を入力する技

   ・適当に表を作る

   ・枠なしを使って罫線を非表示にする

   ・ツールバーで、必要な部分のみ線を表示させる

 ・ざっと言うと、こんな手順です。しかし、わかりにくいと思いますの
  で、具体的に考えてみましょう。まず、下のような表を作ります。
┏━━━━┯━━━━┯━━━━┯━━━━┯━━━━┯━━━━┓
┃    │    │    │    │    │    ┃
┠────┼────┼────┼────┼────┼────┨
┃    │    │    │    │    │    ┃
┗━━━━┷━━━━┷━━━━┷━━━━┷━━━━┷━━━━┛
 ・次に、セル結合を使って、下のように
┏━━━━┯━━━━┯━━━━┯━━━━┯━━━━┯━━━━┓
┃    │    │    │    │    │    ┃
┃    │────│    │────│    │────┨
┃    │    │    │    │    │    ┃
┗━━━━┷━━━━┷━━━━┷━━━━┷━━━━┷━━━━┛
 ・そして、数値を入力します。
┏━━━━┯━━━━┯━━━━┯━━━━┯━━━━┯━━━━┓
┃ (1) │ 2  │ +  │ 1  │ =  │ 3  ┃
┃    │────│    │────│    │────┨
┃    │ 5  │    │ 5  │    │ 5  ┃
┗━━━━┷━━━━┷━━━━┷━━━━┷━━━━┷━━━━┛
 ・ツールバーの「配置」を使って、上下の真中に配置します。
┏━━━━┯━━━━┯━━━━┯━━━━┯━━━━┯━━━━┓
┃    │ 2  │    │ 1  │    │ 3  ┃
┃ (1) │────│ +  │────│ =  │────┨
┃    │ 5  │    │ 5  │    │ 5  ┃
┗━━━━┷━━━━┷━━━━┷━━━━┷━━━━┷━━━━┛
 ・表の幅を調節してきれいにします。
┏━━┯━━━┯━┯━━━┯━┯━━━┓
┃  │ 2 │ │ 1 │ │ 3 ┃
┃(1) │───│+│───│=│───┨
┃  │ 5 │ │ 5 │ │ 5 ┃
┗━━┷━━━┷━┷━━━┷━┷━━━┛

 ・ツールバーから「枠なし」を選んで、罫線を非表示にします。

 ・分数の分子のあるセルにカーソルを置いて、ツールバーの「_」を
  選びます。

 ・ちょっと面倒ですが、慣れてしまうと、簡単です。表形式になってい
  ますので、後から、列を追加したいときは、[罫線]→[挿入]→[列]を
  使ったり、場合によっては、罫線ツールバーのセルの分割を使ったり
  すると自在に変形できます。また、使うパターンが決まっている方は、
  あらかじめ表を作っておくと楽です。簡単な分数しか使わない方は、
  この方法も有力でしょう。

■ 上達のヒント 「他にもある分数を入力する技」

 ・今回は、表を使って分数を作るという、ちょっと変わった技をやりま
  した。もちろん、本来の使い方ではありません。しかし、表の持つ特
  性を生かしたという点は、参考になると思います。ワードの表は、レ
  イアウトに使う場合、非常に有効です。また、後からの変更も簡単に
  できます。しかし、罫線の技をマスターしていないと、イライラが募
  るばかりですので、是非、罫線の達人になってください。

 ・分数を入力する方法は、本来、数式作成ツールを使います。こちらは、
  [挿入]メニューの[オブジェクト]にあります。しかし、メルマガ上で、
  説明するのも難しいので、興味のある方は、一度試してみてください。
  実際にいじってみるのがいいと思います。こちらは、複雑な数式、Σ
  とかインテグラなどにも対応しています。今回のような式を作るだけ
  ならば、こちらでも簡単にできます。

 ・どちらにしても、表を使って分数が作れるようになると、罫線の技術
  が飛躍的に向上します。そういう意味もあって取り上げました。みな
  さんも、表の特性を生かしたアイデアを考え、実行してみてください。
  楽しくなりますし、意外な発見があるかもしれません。

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◆ ダイジェスト <76号「使える技」から>
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★ 表の間隔を均等にする技

  均等にしたいセルを選択→「列の幅を揃える」のアイコンをクリック
    (行の高さを均等にしたときは「行の高さを揃える」をクリック)

 ・たったのこれだけです。注意していただきたいのは、この技は、選択
  したところだけ均等になる点です。つまり、一行目と二行目の並びが
  まったく別になっても使えます。

■ 作者より一言

 ・5月より、まぐまぐプレミアム発行の「目指せ!パソコン中級者」が
  はじまります。ワード、エクセル、ウィンドウズの話を中心に、一歩
  進んだ使い方を、これまでと違った切り口で解説します。ホットな情
  報や、技の解説、技にまつわる話、裏技などが満載。また、パソコン
  指導の舞台裏など、特別な話も入れていきます。有料のメルマガです
  が、週1回で500円とか、月に2回で300円とかいうものが多い中、週
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     覚えよう!『ワード』の『本当に使える技』 133

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■ 今回の使える技 「編集中の文書にスペース記号を入れる技」

 ・スペースを挿入すると、間が空きますが、等幅フォントなどを使用し
  ている場合などは、スペース部分に□の記号が入っていた方が安心す
  るという話をよく聞きます。今回は、このスペース記号を入れる技を
  紹介します。

  ★ 編集中の文書にスペース記号を入れる技

   [ツール]メニューの[オプション]から「表示」のタブを開く

   「編集記号の表示」にある「スペース」にチェックを入れる

 ・これで、全角スペースは、□。半角スペースは、・が入ります。ルポ
  などの日本語ワープロ専用機を使っていた方は、この方が安心するか
  もしれません。

 ・しかし、ワード2000以上の場合は、行頭にスペースを入れても、この
  記号は現われません。何故なら、行頭(正確には段落頭)にスペースを
  入れると、自動的にインデントになってしまうからです。それについ
  ては、上達のヒントに書きますのでよく読んでください。
 
■ 上達のヒント 「スペースとインデント」

 ・使える技で書いたように、2000以上のバージョンでは、行頭にスペー
  スを入れると、自動的にインデントとして認識されます。これは、と
  ても便利な機能なのですが、日本人にはなじみにくいようです。そこ
  で、スペースとインデントについて考えてみましょう。

 ・まずは、このおせっかい機能はいらないという方は[ツール]メニュ
  ーの[オートコレクト]から「入力オートフォーマット」のタブを開
  いて、一番上の「入力中に自動で書式を設定する項目」の「字下げ」
  をオフにしてください。

 ・これで、行頭のスペースも、普通のスペースになります。ですから、
  スペース記号を表示するオプションをオンにしている場合は、□が付
  くようになります。

 ・しかし、この設定にすると、行頭に入力されたのは、単なる白い文字
  ということですから、Enter を押して改行したとき、次の段落に継続
  されません。常に、行頭は、一文字空けという人は、設定しないほう
  がいいでしょう。

 ・ですから、用途に応じて、設定をしてください。どちらがいいのかは、
  使う人によります。私としては、普段は、オフにしておき、一文字空
  けで使うときは、最初だけ、インデントを一つ押してはじめるのがい
  いと考えます。

 ・どちらにしても、インデントを使わないばかりに苦労している人をよ
  く見かけます。基本的にインデントとスペースは、意味が違います。
  ダイジェストに再掲しますので、もう一度見直してください。スペー
  スは、ただの空白の一文字。レイアウトのために使うのは効率が悪い
  ものです。ただし、わかりやすさという点では、スペースのほうが勝
  るでしょう。今回の技のように、スペース記号を入れて、視覚的にわ
  かりやすくしたいかたは、それでもいいと思います。でも、スペース
  とインデントをうまく使い分けられるようになってほしいものです。
----------------------------------------------------------------------
◆ ダイジェスト <22号「上達のヒント」から>
----------------------------------------------------------------------
 ・ワードだけでなく、ワープロ専用機などでもインデント機能は、かな
  り古い機種でもついていますが、私の知る限りでは、インデントの愛
  用者は少ないようです。このメルマガでもそうですが、左側を一文字
  あるいは、二文字分空けたい場合に「スペース」を使って整えている
  人が多いと思います。

 ・しかし、ワードを使う以上は、スペースでなく、インデントを使いた
  いものです。今日は、インデントとスペースの違いについて簡単に説
  明しましょう。例えば、上の文書で考えてみましょう。□は、スペー
  スという意味、各行の一番後ろには改行マークが入っていると考えて
  ください。
----------------------------------------------------------------------
□□ワードだけでなく、ワープロ専用機などでもインデント機能は、かな
□□り古い機種でもついていますが、私の知る限りでは、インデントの愛
□□用者は少ないようです。このメルマガでもそうですが、左側を一文字
□□あるいは、二文字分空けたい場合に「スペース」を使って整えている
□□人が多いと思います。
----------------------------------------------------------------------
 ・この文章から、「わたしの知る限りでは」を削除してみましょう。
----------------------------------------------------------------------
□□ワードだけでなく、ワープロ専用機などでもインデント機能は、かな
□□り古い機種でもついていますが、インデントの愛
□□用者は少ないようです。このメルマガでもそうですが、左側を一文字
□□あるいは、二文字分空けたい場合に「スペース」を使って整えている
□□人が多いと思います。
----------------------------------------------------------------------
 ・さらに、2行目の改行マークを取ってみましょう。
----------------------------------------------------------------------
□□ワードだけでなく、ワープロ専用機などでもインデント機能は、かな
□□り古い機種でもついていますが、インデントの愛□□用者は少ないよ
うです。このメルマガでもそうですが、左側を一文字
□□あるいは、二文字分空けたい場合に「スペース」を使って整えている
□□人が多いと思います。
----------------------------------------------------------------------
 ・3行目の改行マークを取ってみましょう。
----------------------------------------------------------------------
□□ワードだけでなく、ワープロ専用機などでもインデント機能は、かな
□□り古い機種でもついていますが、インデントの愛□□用者は少ないよ
うです。このメルマガでもそうですが、左側を一文字□□あるいは、二文
字分空けたい場合に「スペース」を使って整えている
□□人が多いと思います。
----------------------------------------------------------------------
 ・まだ、整いませんね。しかも、スペースを消すと、また左側にスペー
  スをつけなければなりません。このように、スペースを使うと、削除、
  スペースの繰り返しで非効率この上ありません。

 ・こんなとき、インデントを使って、字下げをしておくと、下のように
  なり、■の部分は動かなくなります。
----------------------------------------------------------------------
■■ワードだけでなく、ワープロ専用機などでもインデント機能は、かな
■■り古い機種でもついていますが、私の知る限りでは、インデントの愛
■■用者は少ないようです。このメルマガでもそうですが、左側を一文字
■■あるいは、二文字分空けたい場合に「スペース」を使って整えている
■■人が多いと思います。
----------------------------------------------------------------------
 ・つまり、スペースは、何も書いていない一文字と同じですから、一緒
  に動きますが、インデントは、壁のようなものですから、後で、訂正
  してもレイアウトが崩れることはありません。その辺を理解して、有
  効に使ってください。

■ 作者より一言

 ・いよいよ、5月7日より「目指せ!パソコン中級者」が始まります。
  すでに、何人もの登録がありました。ありがとうございます。このメ
  ルマガは、祭日や第5曜日は休みですが、その他の火曜日、木曜日に
  配信されます。「ちょっとした雑誌を買うよりもずっといい」と言わ
  れるようにがんばりたいと思いますので、みなさん、是非、登録して
  ください。月額 200円ですが、1回あたり25円前後です。よろしくお
  願いいたします。
  登録は、こちら http://wwwpat.hi-ho.ne.jp/hirosilk/premium.htm


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     覚えよう!『ワード』の『本当に使える技』 134

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■ 今回の使える技 「補足説明を欄外に入れる技」

 ・みなさんは、文書を作っているとき、補足的に説明したいなあと思う
  箇所がありませんか?直接本文で説明できるときはいいのですが、文
  書によっては、冗長な感じを受けたり、本来の趣旨がぼけてしまうよ
  うな場合があります。今回は、そんなときに役立つ技を紹介します。

  ★ 補足説明を欄外に入れる技

   ・補足説明をしたい文字列の後ろにカーソルを置く

   ・[挿入]メニューの[脚注]を開いて[OK]ボタンを押す

   ・欄外に、入力可能状態になるので、直接入力

 ・最低限の方法ですが、とりあえず、これで欄外に補足説明、つまり、
  「脚注」を設定することができます。文字列の右側に自動的に数字が
  付き、欄外に、その数字に対応した説明をつけることができます。で
  すから、いくつつけてもかまいません。

 ・この機能に興味のある方は、ダイアログボックスを見て、いろいろや
  ってみてください。それほど難しくはありません。機会があったら、
  また、少し深く説明するつもりですが、とりあえず、付け方を覚えて
  ほしいと思います。
 
■ 上達のヒント 「地味な技ほど渋い」

 ・今回は、「脚注」という地味な技を紹介しました。しかし、本や雑誌
  などでも多用されている重要な技です。会社の資料を作るときなどに
  大いに役立つと思います。考えてみると、機能が発達した現在、いろ
  いろ派手な技が使えるようになりました。しかし、実際、よい文書と
  は、こういう地味な技をさりげなく使うことではないでしょうか?

 ・ワープロが普及し始めたころは、中身よりも、いかに格好よく作るか
  が好まれた時期もありました。派手な技で目を引くこともできました。
  しかし、当たり前になった現在では、単に派手なだけでは見向きもさ
  れません。むしろ、地味だけど、しっかりした技をきちんと使う方が
  いいのです。脚注は、その代表的なものといっていいでしょう。

 ・説明が必要な難用語などは、欄外に説明を入れておけば、わかりやす
  いし、締まった文章を作ることができます。特に、印刷して配るよう
  な文書には向いているといえるでしょう。また、ワード上では、脚注
  の数字の上にカーソルを置くとポップアップで、脚注の内容を見るこ
  とができます。いちいち、欄外を見る必要もありません。ですから、
  スクロールする必要はありません。

 ・どちらにしても、地味な技ほど渋いと気づいたときに、更なる上達が
  待っているといっても過言ではないと思います。

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◆ ダイジェスト <45号「使える技」から>
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★ 説明を表示させる技

 ・ダイアログボックスなどで、何かを設定しようというとき、分かりづ
  らいときは

    文字の上で右クリック→「説明の表示」をクリック

 ・どこでもいいからやってみてください。たいていのところで説明が表
  示されるはずです。もっとも、説明を読んだらもっと分からなくなっ
  たなんてこともあるかもしれませんが、操作のヒントになります。是
  非、試してみてください。 

■ 作者より一言

 ・いよいよ、ゴールデンウィークですね。個人的には、あまり世間の休
  みとは関係のない生活を送っておりますので実感はありませんが、み
  なさんはどうでしょうか?会社勤めの方などは、楽しみの方も多いと
  思います。でも、この不景気では、浮かれてばかりはいられない状況
  もあって、今ひとつですね。早く、元気のある日本が戻ってほしいも
  のです。尚、次回の金曜日は、メンテナンスのため発行できないスタ
  ンドがありますので、このメルマガも1回お休みをいただきます。来
  週の火曜日から再開しますのでよろしくお願いいたします。


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     覚えよう!『ワード』の『本当に使える技』 135

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■ 今回の使える技 「入力欄だけに入力できるようにする技」

 ・読者からの質問の中でも、特に多いものとして、文書の入力欄のみ入
  力できるようにするにはどうしたらいいか?というものがあります。
  確かに、業務で使っている場合など、入力欄以外は動かしてほしくな
  い場合が多いでしょう。そこで、今回は、そんなときに役立つ技を紹
  介します。

  ★ 入力欄だけに入力できるようにする技

   ・まず、文書を作る。

   ・入力欄にカーソルを置く。

   ・[表示]→[ツールバー]から[フォーム]を選び、フォームのツール
    バーを出す。

   ・ツールバーの一番左のボタン[テキストボックスフォームフィー
    ルド]をクリック。

   ・同様にして、入力欄を造りたい場所に同じ操作を繰り返す。

   ・最後に、ツールバーの一番右のボタン[フォームの保護]をクリ
    ックして完了。

 ・とりあえず、これで、入力欄以外に入力することはできなくなります。
  入力欄は、グレーになりますが、それを避けたい方は、ツールバーの
  右から2番目のボタン[フィールドの網かけ表示]をオフにしてくだ
  さい。

 ・しかしながら、欠点としては、入力欄で改行できるということです。
  カーソルで動かすか、Tab キーで動かすかすれば、入力欄のみを動く
  のですが、Enter キーを使うと改行されてしまうのです。そこさえ気
  をつければ、このテキストボックスフィールドを文書の中に複数配置
  し、連続で入力することができます。
 
■ 上達のヒント 「組合せで欠点を解消する」

 ・今回紹介した、フォームフィールドを使った技は、かなり高度なもの
  に属します。しかし、要望が強いので掲載しました。是非、試してい
  ただきたいのですが、この方法だと、何文字でも入れられる代わりに、
  レイアウトが崩れやすいという欠点があります。文字数を制限するな
  ど、いくつかの工夫をすることはできますが、最終的に改行をできな
  くすることはできません。完全な形で、要望に応えることができない
  のです。

 ・しかし、方法がないわけではありません。少し面倒ですが、いくつか
  のヒントを示したいと思います。

   ヘッダーとフッターの機能を使って、元文書を背面に配置する。

  これは、35号を参考にしてください。
          http://www.pat.hi-ho.ne.jp/hirosilk/w31.htm#35

   罫線のない表を利用する。

  こちらは、131号を参考にしてください。
          http://wwwpat.hi-ho.ne.jp/hirosilk/w131.htm

  あるいは、単に、テキストボックスを背面に入れ、文字列のよけ方
  を工夫するなどしてみてください。

 ・どのようにやっても、欠点は残ります。しかし、少しだけ使いやすく
  なるかもしれません。どちらにしても、組み合わせることにより、不
  可能と思われたことが可能になる場合もあります。是非、チャレンジ
  してみてください。  

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◆ ダイジェスト <40号「使える技」から>
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★ ルビをふった行の間隔を空けない技

 ・Ctrl+Aなどを使って「全体を選択」する。

 ・その状態で、[書式]→[段落]を選んでダイアログボックスを出す。

 ・上から3番目の[間隔]のところの「行間」を「固定値」にする。

 ・その右隣の「間隔」のボックスに、適当なポイントを入れる。
   例:18ptなど、行数を指定している場合[ファイル]の[ページ設定]
   で「行送り」を確認して入れてください。

 ・こうして、行間を固定しておけば、ルビが入っても、その行が広くな
  ることはありません。ルビを多用される方は、是非覚えていただきた
  い技です。

■ 作者より一言

 ・みなさん、ゴールデンウィークはいかがでしたか?私は、1日だけ、
  近場で遊びましたが、大渋滞で、結果的に50kmぐらい迂回してしまい
  ました。それも、けっこう楽しかったのですが、疲れました。


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