このページは、41歳にして初めて富士登山をした、ちばの個人的なページで、
今後富士登山を試みようとしている方々のご参考にと作成したもので、
登山経験が豊富な専門的な知識を基に作成されたものではありません。
 
はじめに
日本で一番高い富士山の頂上(3776m)に立つことは、
日本人にとって誰でも持つ夢ではないでしょうか。
今回私も41歳にして初めてこの山頂に立つ機会を得て、
この感激を広めたいと思いこのページを作成しました。
 
登山準備
 
登山計画
富士登山について、何回か経験のある人により作成されたもので、
これを基準に行動しました。5合目から登り始め、
本8合目で1泊して、真夜中に登山を再開して山頂で御来光を
見るというもので、余裕のある計画だと思います。
初日  1430 5合目出発
    1830 本8合目宿着仮眠
二日目 0200 本8合目出発
    0430 頂上着
    0550 御来光
    0900 下山開始
    1400 5合目到着
 
持ち物等(紹介しているものは主要なものです。)
○靴○
今回の登山のために事前に新たに購入したものは、トレッキングシューズだけでした。
底が厚くて、くるぶしまで隠れるものと聞いていましたが、該当する靴を
持っていなかったため、他の靴で代用しようとも考えましたが、
1週間前に5500円で購入し、何回か履き慣らしておきました。
下山時、れきと小石の道を延々と下る場合、普通の運動靴等では、
きついのではないかと思いました。
 
懐中電灯
御来光を見るため、夜間登っていくためには懐中電灯が必要です。
他のホームページを見て、ヘッドライトが便利ということで、
新調しようかと思いましたが、有り合わせの単3電池3個使用の
のものを使用しました。電池はどれぐらい持つのか不安でしたので、
予備を持っていきましたが、使いませんでした。(アルカリ電池2時間使用)
8合目から山頂までの夜間登山時(2時から4時頃まで)は、登山道は
登山者が切れ目なく続き、立ち止まることが多くそのときは
こまめに電灯を消しました。
 
防寒具、雨具
明け方は冬の寒さとなることで一通り準備しましたが、ほんのちょっと
オーバーを着ただけでした。雨に降られることなく、雨具を使用することも
ありませんでした。ただし、こうしたものはやはり常に最悪の場合を想定した
準備が必要だと思います。(今回は日頃の行いがよかったため、良好な天候に
恵まれたと考えています。)
 
飲料水
1リットルぐらい必要をいうことでしたのでスポーツドリンクを
ペットボトルに入れて持っていきました。適量だったと思います。
更に登山中水は貴重品であり、手が汚れたままになってしまったとき、
ウエットティッシュがあればよかったかなと思いました。
なお、山頂でからになったペットボトルが家に持ち帰った(ゴミは全て持ち帰り)
ものを見たとき、ちょっとつぶれており気圧の影響とわかりびっくりしました。
 
○杖○
5合目で出発前に1000円で買いました。
まだまだ、若いのに杖なんか必要かと思っていましたが、登り、下りともに
杖を使用することにより足腰等の負担がかなり軽減されたと思いました。
買った杖に、立ち寄った山小屋の焼き印を200円ずつ出して押してもらい
それを記念品として持ち帰る人も多いようでした。
 
酸素ボンベ
私は、持っていきませんでした。体がきつくなったときに、
持っている人に吸わせてもらいましたが、特に大きな改善はありませんでした。
 
日焼け防止用具
帽子はかぶっていいましたが、後頭部付近が日焼けにやられ、一皮むけました。
ただ単に、日焼けに弱い体質であるだけなのか、山頂の天気がよかったことが、
災いとなったのかはわかりません。
 
登山実績
初 日(8月3日)
1330 5合目出発(計画1時間前)
 登山を開始してしばらくは普通歩いているよりちょっときついくらい
かなという程度でしたが、登るにつれてドンドン体がきつくなっていきました。
心臓の鼓動が走っているときのようがどきどき鳴り、
そのうちばたんと倒れるのではないかというくらいきつくなりました。
日頃の運動不足のためだと感じつつ、こまめに休憩をとりながら登っていきました。
休息をとると楽になりましたが、登りはじめるとすぐきつくなり、本当に登れる
のかという気持ちになりました。へとへとの状態でやっと8合目につきました。
 
1730 8合目宿着仮眠(計画1時間前)
 事前に予約していた山小屋で、夕食(カレーライス)を食べました。
普通の布団の半分のスペースで1時半まで仮眠をとりました
体がきついのに、目がさえてほとんど眠れませんでした。
(気圧の関係でこうしたことがあると聞きました。)
しかし、この仮眠によって体力の回復がはかられたと思います。
 
二日目(8月4日)
0200 8合目出発
 準備を整えて、登りはじめました。登山道は、登山者が
切れ目なく続いて、大渋滞の状態でため立ち止まることがしばしばでした。
そのためか、特に改めて休憩を取らなくてもよく、初日より楽に感じました。
        
0400 頂上着(計画30分前)
 神社前で御来光を待ちました。風がないため、寒さはほとんど感じませんでした。
あとからあとから登山者が登ってきて、山頂は登山者であふれてしまうのではないか
と思いました。
 
0550 御来光
 きれいな御来光を見ることができました。
御来光と同時に君が代を斉唱しながら、国旗をあげているのが印象的でした。
また、御来光のあとみんなの前で万歳三唱をする人がいて、釣られて一緒にしました。
お鉢巡りは、時間があったため2回することになりました。富士測候所の日本最高峰
記念写真を撮りました。
(普通の人はそんな馬鹿なことはしないと思います。)
 
1000 下山開始(計画1時間後)
 下山標準時間3時間30分のところ2時間40分で5合目に戻りました。
かなり急いで下ったという感じで、やはり、標準時間ぐらいで下りていくのが適当だと
思いました。
 
1240 5合目到着(計画50分前)
 疲労はあるが、登りの8合目前で味わったようなきつさはありませんでした。
 
さいごに
 富士山は登山の初心者でも登れる非常に整備の行き届いた山という感じがしました。
ただし、普段あまり運動をやっていないと高山病となってしまう可能性があります。
今回の富士登山で日頃の運動不足を改めて感じました。
しかし、高山病の症状で体がきつくなった場合は、登るペースを
押さえて、休憩をこまめにとっていけば問題ないと思いました。
このため、登山時間は個人差が多く日頃の自分の運動状況を考慮して、
余裕のある計画をたてることが必要だと思います。
さらに、体調が悪いときや天候が悪いときは決して無理をしないことが大切だと思います。
不幸にして登れなかった場合は、素直にあきらめ次の機会を待てばばいいのではないかと思います。

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