■明訓選手名鑑■


<野球部名簿>*学年順
土井垣沢田    
山岡石毛仲根今川 
山田岩鬼殿馬里中微笑 
高代上下蛸田香車目黒


<選手紹介>*五十音順に並んでいます↓
◆石毛
フルネームは石毛幸一。ポジションはショート。卒業までずっとレギュラーでショートを守っていた。しかしこれといって活躍の場面が思いだせない(汗)。サード岩鬼とセカンド殿馬に挟まれていれば目立たないのも仕方がないかも(涙)。岩鬼と一番ポジションが近いので、なんとなく岩鬼の押さえ役っぽいか?・・・結構大変なポジションだ(笑)。家がラーメン屋(店名は「石毛亭」)で、たまに出前を手伝っているらしい。受験直前でも出前してるシーンがあった。偉い!!卒業後は駒沢大学に進学。

◆今川
フルネーム不明。ポジションはライト、ファースト。一年目の秋季大会前の部員不足時期に、野球部に入れば合宿所に住めると聞き入部。畳のある部屋に大喜びしていたが、一体今までどういう生活をしていたのだろう・・・宿無しだったのか?ってだとしたらなぜ私立校にいる?!と、謎の多い人物(笑)。常にスタメン入りしているわけではなく、ちょっと存在の薄い選手で、秋季大会終了時に「おれもまつ毛が長いだけじゃいかんいかん。もっと活躍してヒーローにならなくっちゃ」などと言っているがその後も活躍している様子がない。やはり「まつ毛が長いだけ」(涙)。卒業後は駒沢大に進学したようだ。

◆岩鬼
フルネームは岩鬼正美。ポジションはサード。4月1日生まれ。身長・体重のデータはあったような気がするが覚えていない(汗)。2年の秋からはキャプテンを務めた。この作品のもうひとりの主人公で、一番目立っているキャラ。4人兄弟の末っ子。ひとりだけ大阪弁で喋るのは可愛がってくれたお手伝いさん・おつるの影響。鷹丘中時代に山田と出会ってから、柔道、野球とずっと付き合ってきた。悪球打ちなのでストライクを打てない(たまに打つこともある)が、当たればホームラン!の極端な選手。父の会社の倒産、失恋など辛い経験もあったが、豪快で自分中心な性格はずっと変わらない。いろんな意味で大物!卒業後はダイエーに入団。

◆上下
フルネームは上下左右太(かみしも・さゆうた)。ポジションはファースト。球際に強く、ボールに対する執念があるらしい。また、本人曰く目がいいそうである。常に舌を出していて、外見的には特徴がある(笑)選手だが、活躍はあまり・・・(汗)。しかし、室戸学習塾戦で左投手の知三郎に対して、左打ちだが右打席に入るなど工夫(?)したり、紫義塾高校戦ではわざと死球になろうとして、出塁への執念を見せたり、となかなか頑張っているのだ。ところで横浜学院にそっくりな顔の選手がいたのだが・・・双子?(笑)水島新司にとってあの顔はつい描いてしまいたくなる顔なのだろうか。ひょっとすると微笑のように具体的にモデルがいるとか?

◆北
フルネームは北満男。ポジションはライト。明訓野球部唯一のメガネくんだ!!見た目通りに頭が良く学年トップの成績で、卒業後は東大に進学。活躍といえば、病弱な体をおしてかけつけた妹の応援を受けてヒットを打ったことくらいだが実力はあるようで、足を怪我するまでの間はほとんどスタメンだった。卒業後は野球部の監督就任への意欲をみせるなど、体は小柄でも、野球への熱意は誰にも負けない!・・・のかも。

◆香車
フルネームは香車一直(きょうす・かずなお)。ポジションはセンター。とにかく俊足。2年目の秋季大会の白新戦で代走に出て初めてその足の速さが披露される。その回は表紙にも出て目立っている(脇役キャラの割にかなりいい待遇!顔がいいからか?)ので、今後も大活躍かと思いきや、そうでもなかった(涙)。3年目の夏の予選の決勝で、捕球の際フェンスに激突して負傷。救急車で運ばれて以来一度も出番が無い(汗)。その場で交代した渚がその後ずっとセンターを守っている。治療が間に合わなかったのか、香車はその年の甲子園には行けなかった・・・可哀相に(涙)。怪我の具合が気になるところだが、何のフォローもなかったので彼のその後は全く不明。消えるには惜しいキャラだったと思うのだが・・・。

◆里中
フルネームは里中智。 ポジションはピッチャー。 168センチ65キロ、2月17日生まれ。言わずと知れた明訓のアイドル(笑)。東郷学園中学時代(エース小林がいたので、補欠で投手にもなれなかった頃)山田を知り、高校進学を勧めて自分も同じ明訓に入学した。ところで「小さな巨人」というキャッチフレーズをその頃から自称(笑)していたが、いつかは一流投手になれるという自信があったからか?実際その通りになったけど。魚が嫌いでカルシウム不足(担当医の小泉先生・談)のせいか怪我が多かった。ていうか背が低いのもそのせい?(笑)←ごめん里中ちゃん(汗)。その可愛さと、怪我と戦い頑張る姿でファンや多くの読者を虜に。病気(実はガンで後に手術)の母を気遣い高校を中退してゴルフ場で働いたこともあり、苦労人の多いこの作品の中でもトップクラスの苦労っぷり(涙)も見せた。卒業後は千葉ロッテに入団。

◆沢田
フルネームは沢田京太。 ポジションはレフト。山田達の入学当時3年生で、レギュラーだった。常にスタメン入りしていたようだが、特に目立った活躍はない。甲子園出場前に肩を痛めていたが、レギュラーの座を守るために黙っていた。その後の試合中、痛がる描写は見当たらないが、表に出さず我慢していたのだろうか?あるいは、治ったのか?・・・ただ単に「肩を痛めている」という設定を忘れられてただけかも(笑)。歴代の明訓選手達の中でも1、2を争うマイナーキャラだと思うが、(目立たないけど)わりと整った顔立ちのおかげで(?)、最終巻の表紙にはしっかり出ていた!。

◆高代
フルネームは高代智秋。ポジションはショート。中学時代はピッチャーだったが入部時すぐさま内野に転向させられてしまった(涙)。渚とともに、入部直後に(殿馬のいない間の一時的だが)レギュラーに入れたので、同学年の中では印象が強いキャラ。小柄で、キャプテン岩鬼に対しても素直な、可愛い後輩なところが最大の持ち味かな(笑)。能力的には印象が薄いが、室戸学習塾戦で決勝点につながるヒットを打ったり、紫義塾戦で明訓が珍しく円陣を組んだ際に、中心となって掛け声をかける大役を果たしたり、と「大甲子園」では意外と活躍している!

◆蛸田
フルネーム不明。ポジションはライト。あの外見といい語尾に「タコ」とつける喋り方といい、名前そのまんまのキャラである(笑)。ついでに手も長く、それは守備に活かされている。読唇術の心得があり、対室戸学習塾戦で、ボールにささやく知三郎の言葉を解読した。彼の目立った活躍はこれくらいしか思いつかない・・・と思ったが読み返すと結構あった(笑)。光高校戦ではチャンスに三塁打を打つし(打順を間違えていたのでアウトになったが)、紫義塾高校戦では出塁するためによけずにわざと死球に当たったり(ヒジを骨折して交代となった)、「大甲子園」ではさりげなく活躍しているのだった。プロ編冒頭で野球部にいたので、ヒジは治ったようだ。

◆土井垣
フルネームは土井垣将。もとはキャッチャーだったが、レギュラー入りした山田にその座を譲り、大会ではファーストに。全国的にも注目を集めていたスター選手でドラフト一位で日本ハムに指名されたが、それを断り明訓野球部の監督を務めた。同じく卒業後監督をしていた土佐丸高校の犬飼小次郎とはライバル同士と言われているが、選手の頃は特にそんな雰囲気じゃなかったような気が(犬飼がライバル視してたのは山田なような)・・・きっと、「元選手監督」としてのライバルなのね(笑)。日ハムとの約束通り明訓が負けたときにプロ入りしてからは、キャッチャーに戻っている。7月11日生まれ、身長180センチ体重75キロ、ほか詳しいデータがプロ入り時に公開されている。「趣味:特になし(野球一筋)、好きな女優:特になし」というあたりが硬派です、土井垣さん♪

◆殿馬
フルネーム殿馬一人(とのま・かずと)。158センチ50キロ、1月2日生まれ。ポジションはセカンド。元は天才ピアニストであったが、鷹丘中に転校して山田に会ったことがきっかけで、野球部に入部。ピアノだけでなく野球センスもまた「天才」で、音楽を野球に活かし、また野球を音楽に活かしている。マイペースで飄々とした態度を崩すことはないが、影では相当努力しているようで、中学時代「円舞曲・別れ」を弾くために指の間を切る手術を受けたり、右腕を負傷した時も一人でマシン練習をして片腕だけで完璧に試合をこなしたこともある。何度か音楽に専念することも考えてはいるが、結局野球を続け現在に至る。卒業後はオリックスに入団。

◆仲根
フルネーム不明。ポジションはファースト、レフト。今川と同じく一年目の秋季大会前の部員不足時期に入部。野球部に入ると女子にもてる、という単純な理由で入ったにも関わらず、その後すぐレギュラー入りし、卒業までずっとスタメンで出場するとは恐れ入った(笑)。実はすごい才能の持ち主なのかも?!しかしその割に目立った活躍はなかった。なんとなく、岩鬼とか渚とか生意気な後輩とぶつかる役どころだったような気がする。卒業後は東海大学に進学。

◆渚
フルネームは渚圭一。ポジションはピッチャー。明訓で1、2を争う生意気選手(笑)。東海高校戦で苦戦した後は自分の未熟さに気付き、多少マシになった・・・かな?入部時里中が負傷中だったのですぐに投手デビューして、その後も常にベンチにいた。が、その割に全巻通しても登板は少なかった気がする。里中休学中は明訓たった1人の投手として4連投したらしいが、実際描かれたのは一試合のみ。「大甲子園」の甲子園本戦は一度も投げる機会が無かった。負傷した香車にかわりセンターを守っていたので一応全試合に出てはいるが・・・。それでも、同学年の他の選手に比べれば出番は多いし、恵まれたほうだろう。背表紙にも出れたし。やっぱ見た目がそれなりに良いと得だ(笑)。

◆微笑
フルネームは微笑三太郎。ポジションはキャッチャー、レフト。土門とバッテリーを組むために横浜学院に転入する予定だったが、間違えて(笑)明訓に来てしまい、野球部を気に入ったためそのまま留まってしまった。明訓五人衆のひとり。個性的なほかの四人に比べるとさすがに影が薄いが、土門に欲しがられていただけあって実力はかなりのもので、彼が試合のポイントになることも多い。卒業後は巨人に入団して活躍中。いつも笑ってる顔(笑)が特徴で、性格も見た目通り人が好さそうな感じ。

◆目黒
フルネーム不明。ポジションはキャッチャー?2年目の春の選抜で、練習中に渚の投球を受けていたのが、最初の出番か? 巨人学園戦前、岩鬼の到着が遅れていたので、間に合わなければ代わりに出る事になったり(「おくれろ」と心の中で願うも岩鬼は試合までに無事到着。しかし監督が試合前のノックをやらせてくれるのだった)、山田負傷のため、光高校戦ではサードでスタメン出場したり・・・「ドカベン」本編ではほとんど出番のないキャラだったわりに、「大甲子園」ではけっこうおいしい見せ場をもらっている。ところで、紫義塾高校戦で負傷した蛸田に代わって出た際、「3年生」と紹介されていたが・・・??

◆山岡
フルネームは山岡鉄司。 ポジションはセンター。パンダのような顔がチャームポイント(笑)。試合ではエラーしたりそれを挽回したりなど結構活躍していたが、個性の強い明訓レギュラーの中ではどうしても地味。祖父が甲子園に応援に来ると信じるサチ子のために、こっそり祖父に電話して頼むなど、優しい先輩だったようで、キャプテンを長く務められたのもその人柄あってこそ。明訓で唯一甲子園で選手宣誓をした人でもある。ちなみに実家は魚屋。卒業後は東海大学に進学。

◆山田
フルネームは山田太郎。 ポジションはキャッチャー。言わずと知れた主人公。身長175センチ、5月5日生まれ。両親を交通事故で亡くしていて、祖父と妹サチ子との3人暮らし。岩鬼、殿馬とは鷹丘中時代からのつきあいだが、当時は野球はせずに柔道部に入っていた。昔試合中に、ライバル小林と接触して目を怪我させて以来、責任を感じて野球を絶っていたためである。小林の復帰と説得により野球に戻った。仲間達やライバル達と共に成長し明訓を甲子園出場5回、優勝4回に導き、個人でも通算打率7割5分など驚異的な記録を残した名選手。卒業後は西武に入団。しかしプロになってからも相変わらず長屋暮らしなのは何故だろう・・・めっちゃ稼いでるはずなのに。実は家財道具だけはやたら豪華だったりとか(笑)。