1987年製作・邦画版「漂流教室」(DRIFTING CLASSROOM)について
見ながらずっと「はあ??」とか「なんでやねーーん」とか「わけわからん!!」とか 【登場人物評】 原作で強烈に印象を残した要注目キャラ「関谷」と、個人的にお気に入りキャラ「大友くん」についてのコメントです。(その他の登場人物についての紹介はこちらでは省略しています) ・関谷 原作通りパンの搬入をしている。名前も同じ。原作ほど大活躍はしないし印象も薄いが、イヤらしさ(褒め言葉と思って下さい・汗)はじゅうぶん出ていた。みどり先生(←美人で皆のマドンナ的存在)に気があるあたりも、ちょっとストーカー入ってる感じで素敵(笑)。 生徒達から見て”いつもやさしかったおじさん”だったのかは不明だが、飼い犬思いではあった。先生達からは「セキヤ」と呼び捨て(ミスターとか付けてくれないのね・汗)されるなど、原作通り不満はたまっていたと思われる。英語で話しかけられると「あいきゃんのっとあんだすたんどいんぐりっしゅ」と繰り返してふてくされていた。 関谷が暴れ出した時は、やっと原作通りの展開になってくれるのか??と喜び、いいぞ関谷、頑張れ〜〜と、思わず応援してしまった(笑)。もっと最後まで目立って欲しかったよ・・・。 ・大友くん 外国人だし、年齢も上がっているようだが(クラスメートだが翔とは学年が違う?年齢はみんなバラバラに見える)、この映画ではポジション的に「マーク」が大友くんと思われる。終盤いいところをもっていってちょっと美味しい役どころ、という点でも。 翔をライバル視(ていうか見下し?)していたが、皆の信頼もガールフレンドの心も取られ、意見がぶつかって殴り合えば負けるしで、ちょっと情けない(汗)。生徒達からリーダーを選ぼう、という時に(自分が選ばれないことを察してか)外に出て、ひとり寂しくサッカーボールを蹴る姿は萌え。この屈折っぷり、やっぱ大友くんだ♪ マークはサッカー選手で、試合を楽しみにしていた。ていうか彼にとってそれがすべてだったらしく、未来に来て試合に出られなくなったことで自暴自棄気味。そのうえ翔と対立して負けたりして、自我崩壊寸前だった?年齢も皆より少し上だし、すでに夢を信じられる”子供”ではなくなっていたために、彼は未来では生きていられない運命だったのかもしれない。 ガールフレンド・あゆみ(←名前は原作の「西さん」と同じだが、ポジション的には「咲っぺ」?)に対してはやたらなれなれしい。しかし試合で勝った時にキスを約束するあたりは、つまりそういう時以外にする度胸はないってことで、外国人のわりに意外と奥手なんじゃないかとも思う(笑)。 |