ペットと住む家
犬や猫と一緒に住みたいと願う人が増えてきました。私も室内でジャックというビーグル犬を飼っています。また下の両親はマメという猫を飼っています。
それではペットと住む家を考えるときにどのようなことを注意したらいいでしょうか?
犬を中心に考えていきたと思います。

我が家のジャック
冬はファンヒーターの上に顔を乗せて暖まっている。
1. 毛は1年中抜ける
毛が抜けやすい、抜けにくい犬がいると思いますが、基本的にはかなりの量の毛が一年中抜けます。
犬のいる家の床は掃除のしやすい、フローリング、石、タイル等の素材がいいと思います。
2. 床を舐める
私の家の犬だけかもしれませんが、よく床を舐めています。
成分のよくわからない塗料やWAXは避けたほうがいいと思います。
私の家の床はムクのパインフローリングに、無害の自然塗料を塗っています。
3. 引戸は簡単に開ける
前足で簡単に開けてしまいます。家の引戸にはカギがついているので、必要な時はカギをかけています。
計画時に両側から空けられるカギを考えておきましょう。
空調の効いた部屋のペットの出入りに関してはドアの下に取り付ける犬や猫が通れるペットドアが有効です。
4. 子犬の時はかなり悪さをする
子犬のころはかなりいろんなものが壊されました。ゲーム、ホットカーペット、CD、壁等。
留守番の時に部屋のコーナーに繋いでおくのですが、多分寂しいのでしょう。悪いこととわかっていてもやるようです。帰ってきて「あっ」というだけでお腹をだしてしっぽを振っています。
しかしだいたい1年ですっかりいたずらはしなくなりました。もちろん犬によっても違うと思いますが、劇的におとなしくなりました。いたずらに対して完璧に建築でなんとかしなくてもいいように思います。
飼い始めのときに仮設的に養生すればいいのではないかと思います。
5. 計画時に犬のコーナーを考える
室内で犬を飼う場合は、ゲージ、水のみ場、トイレ、等の置き場所が必要になります。冷暖房や直射日光が直接あたらず、人の動線にもなっていない落ち着いた部屋のコーナーが理想です。家を建ててからではなかなかぴったりな場所が見つかりません。事前に考えておきましょう。
我が家の現状
1.ゲージスペース


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2階の居間のコーナーにゲージスペースがあります。ゲージの他にトイレや専用の食器等がコーナーにあります。横にあるのが、実際にジャックが寝ているベット。体の割りに小さいような気がしますが、毎晩この中で寝ています。 |
2.建具
2階居間引戸
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ジャックが爪の有る手で開けるので傷だらけになってしまいました。傷つく前になにかプロテクターを考えればよかったと思います。
鍵が付いているので鍵を閉めれば通れなくすることが出来ます。 |
子供室引戸

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当初は鍵がついていませんでしたが、猫のマメが開けて入ってよくいたずらして困りました。鍵を付けても当然外からも中からも開けられなくてはなりません。内外サムターンの引戸鍵を探しましたがあるようでなかなかありませんでした。
最終的にアトムというメーカーで見つけ、付けてもらいました。 |
1階居間開き戸
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猫のマメが出入りするので、いつも少し開けてなくてはなりません。夏は問題なかったのですが、冬は寒くて仕方がないということでペットドアの付いたドアを造りました。ペットドアはいろんなタイプのものが市販されています。もちろんペットドア自体をデザインして造ることも出来ますが検討した結果、アトムのペットくぐーるという既製品を使用しました。
この製品は
- アクリル板が2枚に別れペットが挟まりにくい。
- ドアに磁石が付いていてペットが通った後確実に閉まる。
- 下枠がなくても取り付け出来る3方枠タイプがある。
等の特徴があります。 |
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ジャックもマメも現在は問題なくここを通り抜けています。 |
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