住宅のコンセプトを考える 千葉県市川市-麻生英之建築設計事務所


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目黒の家

敷地は都内の閑静な住宅地です。敷地面積は約30坪、容積率はあるものの、高度地区の関係で3階建ては難しいと思われました。
施主の希望するボリュームを確保するため建物の奥側を半分地下に埋め、そこから始まる半階ずつのずれを利用し5層のスキップフロアを計画しました。
スキップする階段を半階上がり1枚の壁をくぐるごとに内部の空間構成、仕上げ、隣接する中庭に植えてあるジュンベリーの見え方が微妙に変化します。
リビングとダイニングは階段の存在を意識することなく移動できる1Mの段差とし、床仕上げはフローリングから600角の大判タイルに変化させています。
南面の明るいダイニングの床はあえて濃い色のタイルを選択し、キッチンの色、その部分のモザイクタイルも合わせて上質な空間になるように慎重に色を選択しています。
玄関から階段、リビング、ダイニングと空間は緩やかにつながり、家族の声や気配も伝わる空間になっています。




竣工:   2008年12月
構造:   木造+RC 地下1階地上2階
敷地面積: 100.13u
延床面積: 123.84u



外観模型:道路側は2層、奥は地下も含めて3層になっている。

内観模型:左側食堂と右側居間では1Mスキップしている。

写真:栗原宏光


外観-1

北側斜線に合わせた、片流れの外観。
アプローチ床はコンクリート洗い出し仕上

外壁:マシ゛ックコートHMS
屋根:ガルバリウム鋼板立ハゼ葺


玄関

玄関正面に中庭が見える。植えてあるジュンベリーは空間の核としていろんな場所から眺めることが出来る。左側に造付下駄箱

床:ナラフローリング
壁:ルナファーザー貼
天井:AEP塗装


玄関ホールから階段をみる

階段の先に半階上がったリビングがみえる。




リビング

L型に開口部をもつリビング。正面に造付収納があり内部に機器関係、LAN、電話、コンセント端子等があり必要に応じカウンターに出てくる。左側上部は格子にて壁掛けエアコンを隠ぺいしている。




リビング

床はウォールナットフローリング、ソファー後ろの壁は米杉縁甲板張。


床:ウォールナットフローリング
壁:ルナファーザー貼
天井:AEP塗装


リビングのフロアから階段方向をみる

ダリビングの米杉の壁はダイニングまで続く。
左側に洗面、WCがある。


透けた階段越しにダイニングをみる

手摺、階段段板:タモ集成材
手摺子:鋼製


ダイニングとキッチン

バルコニー、ダイニング、キッチンが一体になった空間。
階段上部に子供室の扉が見える。
ダイニングとリビングは全面床暖房になっている。

床:600角タイル張
壁:ルナファーザー貼
天井:AEP塗装


ダイニングとキッチン

キッチンはキッチンハウスで製作してもらったオリジナル。ガス3口とIH2口をもつ。
手前のカウンターは工務店で製作。



子供室のフロアからダイニングをみる
天井は高いところで4M。


地下水廻り

鏡の裏は収納+間接照明

床:300角タイル張
壁:ビニールクロス貼
天井:ビニールクロス貼



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