住宅のコンセプトを考える 千葉県市川市-麻生英之建築設計事務所


TOP-PROFILE-WORKS1-WORKS2-MAIL-LINK-SITEMAP-blog

観音寺の家

 私の住まいは千葉県の市川市です。そこの友人が四国の観音寺というところに引っ越して住むことになりました。行く前に会った時に、むこうで家を建てるという話がありました。
 友人はログハウスに憧れ、それに近い、輸入住宅を建てるという話でした。そのときは話を聞いてただけだったのですが、引っ越した後郵送で輸入住宅の資料とプランが送られて来ました。なかなかいいプランが出てこないこと、希望を入れていくと規模が大きくなりすぎること、それに伴い予算がオーバーしていること等が便箋に書いてあり、出来ればプランを見て意見を聞かせて欲しいとのことでした。
 自分なりのアドバイスを送った後に、電話があり、出来れば観音寺まで来て、敷地をみてほしいということになりました。
 敷地は南と西に瀬戸内海が見える高台にあるすばらしいところでした。そのときに、輸入住宅はやめ、それに近い外壁材で在来工法での家づくりに方向転換してもいいという承諾を受け、市川に帰った後プランを作成し観音寺に送りました。そのプランを夫婦ともに気に入ってもらって、それからこの家づくりが始まりました。


 

外観ー1


南東側からの外観。外壁の米杉、大きなバルコニーが特徴。
北米の住宅のような外観だが、地元の大工さんが在来工法で建てた。
外観ー2


西側から見る。高台の一番上の分譲地。
アプローチ


入り口部分に丸太で門柱を造った。インターホンと表札が付く。
アプローチは施主が自分で枕木をひいた。
玄関


玄関の正面は透けた階段があり、その先にデッキ越しに西の海が見える。
観音寺の家の居間は2Fにあるので、このように階段を象徴的に表現した。壁はしっくい。2Fホールからのペンダントが吹き抜けを通して、玄関に下りている。
壁の右側の掘り込みの先に客間がある。
玄関ホール


玄関見返し。しっくいの壁が客間の入り口まで廻りこんでいる。
居間ー1


2F居間。天井は屋根なりの勾配がつき、柱と梁が一部露出している。天井仕上げは米杉。正面には暖炉がある。
居間ー2


2F食堂方向。東側の大きな窓からは朝日が入る。外には外階段付きの大きなバルコニーがある。
2F洗面、WC


2F洗面。メキシコのタイルをカウンターに張った。水洗は施主が雑貨屋でさがしてきた輸入品。



TOP-PROFILE-WORKS1-WORKS2-MAIL-LINK-SITEMAP-blog
 サイト管理、運営  麻生英之建築設計事務所  千葉県市川市大野町1-451-9  TEL047-338-0682   
aso-ar@pat.hi-ho.ne.jp
住宅のコンセプトを考えるのサイトに掲載されている文章、写真の著作権・使用権は全て麻生英之建築設計事務所に属します。
無断引用・転載は固くお断り申し上げます。引用または転載をご希望の方は、必ずご相談下さい。