住宅のコンセプトを考える 千葉県市川市-麻生英之建築設計事務所


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住宅と家電

 


 日本の家に電気が通ってからさまざまな家電が家の中に入ってきました。電気製品の進歩はいいも悪いも確実に家を変え、生活を変えてきました。
 生活が便利になるのは結構だと思いますが、あまりにブラックボックス化が進むのもどうかと思います。住まいの快適さとは、テクノロジーだけが解決策ではないからです。
 しかしこれから家を建てられる方は現在の家電の状況を知っておくべきだと思います。それを知った上で置く場所を考えたり、使う、使わない、を選択するべきだと思います。
 代表的な家電の現在の状況と住まいの関係を下記で説明します。

1.TV

大きく薄くなりました。壁に掛けるという設置方法もあります。新築時にTVを最新型の薄型に変える場合は、事前にカタログ等で大きさや設置方法、どんな種類の放送見るかを考えておきましょう。アンテナ種類、設置位置は前もって決めておかなくてはなりません。
新築時には、UHFの地上デジタルアンテナを付けます。アンテナでの視聴以外にケーブルTV、光TV、等が考えられます。またCS、BSアンテナが必要かどうかも検討が必要です。
電源のほかにインターネットのアウトレットが必要な場合もあります。プラン時には必ず位置を考えましょう。

2.洗濯機

洗濯だけのものは小さく静かになりました。乾燥機付きのものはそれなりの大きさです。現在はドラム式が主流になりつつありますが、まだまだ変化しそうです。洗濯パンを設置した方が、設置が楽なようです。
洗濯機は家電としては冷蔵庫と並び大きな商品です。大型の物は設置位置だけでなく、そこまでの経路の確認も必要です。

3.エアコン

かなり省電力になりました。冬の暖房も電気代が安くなったおかげでエアコンの家も増えてきました。
現在はどこのメーカーも換気機能が付いているタイプがでていて、そのタイプの場合は、換気用のスリーブも外に出さなくてはならないので注意が必要です。
新しいタイプのエアコンは送風用のフラップがかなり大きく、独特の動きをします。室内機を隠ぺいしたり、下に家具を置く場合等注意が必要です。

4.電球

新しく発売される照明はほぼLEDとなりました。寿命、省エネ、初期照度等以前の蛍光灯や白熱灯と比べ、かなりアドバンテージがあります。
LEDには交換用の電球がないタイプがほとんどです。寿命が長くどんどん進化しているので電球の交換自体意味がないのかも知れません。
現在電気店では既存の白熱灯や蛍光灯器具用のLED交換電球の販売が行われています。価格はまだ高価ですが省エネ、寿命の長さで選ばれています。電球の大きさは白熱灯よりも若干大きいので選ぶ際には注意が必要です。

明るさ以外の機能で電球自体にセンサーがついていてそれでオンオフが出来るタイプ、空気清浄器がついているタイプ、スピーカーがついているタイプもあり今後どんどん進化すると思われます。

5.電話

劇的に変わった家電のひとつです。黒電話から始まった電話はかなり進化し、簡単には説明できません。コードレス、FAX、携帯電話、インターネットとの連携等2,3年すると考え方が変わってしまいます。あまりよくわからない人は電話の端子は単純に電話だけの端子と割り切り、電源だけ用意すればいいと思います。

6.IHヒーター

ガスに変わって台所の主役になると話題にもなりましたが、まだまだ発展途上です。ガスのほうが優れている部分も多々あります。なぜIHにするのかよく考えてから導入しましょう。

7.パソコン端子

以前は電話の端子から分岐していましたが、パソコンの位置を検討し、そこに端子を検討することが一般的になりました。無線LANという便利なものが開発され、一部屋ずつに端子を設けなくてもよくなりました。
ADSL、ケーブル、光等環境も変化していくことを考えておいたほうがいいでしょう。

8.コンセント

コンセントの数は年々増え続けていると思います。以前は考えられないようなところでもコンセントが必要な場合が出てきます。キッチンの作業台周りや、洗面台の収納内部等もコンセントがあると便利です。種類としては、水周りで使うアース付コンセント、外部で使う防水コンセント、大きな容量の電子レンジ等用の専用電源、容量の大きなエアコン等で使用する200V電源等があります。

9.ストーブ、扇風機、掃除機等

ストーブ、扇風機等季節によって使用する電化製品も年々多様化しています。ホットカーペット、,コタツ、オイルヒーター、除湿機、加湿器等用途によってコンセントの位置と高さを考える必要があります。
ルンバ等のお掃除ロボットも普及してきました。新築時は事前に充電位置を決めその位置に電源を設け、専用の出入口を設ける事もあります。

10.インターホン

インターホンも劇的に変化した家電の一つです。以前はカメラ付インターホンは豪邸にしか付いていませんでしたが今はほとんどの新築住宅で付けるようになりました。画像も白黒からカラーに変わり、逆光や夜でも良く見えるようになっています。
また1階に親機、2階に子機と有線で2台付けていたものが、電話のコードレスのような子機が付いているものが販売され好評です。
防犯的な観点から録画機能が付いているものもあります。


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