住宅のコンセプトを考える 千葉県市川市-麻生英之建築設計事務所


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住みながら変化していくこと


 家を建てるときには、ある程度将来を予想して考えると思います。
 しかし、予想通りにいかないことのほうが多いのではないでしょうか。
 経験上、10年先位までは、なんとなく考えられると思いますが、20年、30年となると予想不可能です。
 家族の増減、設備の劣化と進化、近隣状況の変化、身体的、体力的変化等不確定の要因は多々あります。
 住み続けていくためにはある時点での増改築を考えることになると思います。

そのことを考えると、日本の昔からの木造在来工法は非常にすぐれていると思います。
理由として

1.長い年月の実績と裏づけがある。
2.どこの工務店や大工さんでも施工することが出来る。
3.柱と筋交いの工法なので、壁や柱を補強してなくしたりすることが出来る。
4.古くなったり、腐った部分等の交換が容易に出来る。
5.現在の建材や設備が在来工法のモジュールに対応しているものが一番多い。


 新しい工法や、メーカーの特殊な工法の増改築は基本的には建てたところでないとうまくいかないかもしれません。その意味で何十年後のことを考えると少し不安があります。
 家を建てる時には何十年先の増改築のことを考える人は少ないかもしれませんが、現在増改築して住んでいる私は、大事なことだと考えます。



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