新木ファイターズ写真館 

2008年7月 先輩の甲子園を賭けた戦いの応援と、夏合宿


 `08年7月26日(土)と、27日(日)の2日間、新木ファイターズの合宿が行なわれましたので、その様子を紹介いたします。


【新木小が夏休みに耐震補強工事のため、合宿場所や日程をどうするか?】

新木小は夏休みの期間、校舎全てを大規模な耐震補強工事が行なわれることになりました。合宿の行なわれる予定の7/26、27も当然含まれています。工事期間中使える校庭のスペースの心配や、工事期間中、水道が止まるかもしれないなどの心配があり、新木小での合宿開催が危ぶまれ、別の場所での合宿開催や、合宿2日目は、5年生が朝から日ハム杯の決勝トーナメントがあるため、合宿となると子供たちはなかなか寝ようとしないため、日程変更も検討されましたが、校庭を使えるスペースが以外に広かったことや、日程を後にずらすと水道が使えない可能性が高まるため、結局場所は、新木小、日程も変更なしで実施することになりました。



【なぜ新木ファイターズの合宿場所は学校なのか?】

どこか別の場所に出かけて合宿をするよさもあると思います。でも今年も父母会で打ち合わせの上、結局、新木小で行なわれることになりました。

合宿場所を学校にすることの良さは、合宿費用が安く済む(今回子供たちの会費1000円/人)、新木小のプールが一般にも開放されているため、午前中イベントで汗をかいたら新木小のプールで避暑もできる。プールには監視員もいるのでファイターズの大人の子供たちの管理のリスクも少なくて済みます、また、家から近いので、ちょっと凝った料理を作ることもできる、周りに家が無いので夜中も気兼ねなく遊べる、というのもありますが、一番の理由は、皆の家から近いので、子供たち父兄含めた全員参加型の合宿ができるということです。どこか遠くに出かけるなると、参加する子供たち、引率する父兄も、メンバーは2日間フルに参加できる人だけに固定されてしまいます。これがみんなが通う新木小なら、家から近いので、家庭や仕事の都合のある人でも、夕方だけ少し顔を出して参加したり、夕方と朝方だけ少し手伝いに来たりできます。土日が仕事のお父さんお母さんでも、夕方の飲み会に顔を出すこともできますし、小さな幼児がご家庭にいるので遠くに出かけられないお母さんも少し顔を出しに来たり、手伝いに来たりできます。また、かって新木ファイターズに在籍していた卒団生たちも気軽に遊びに来れます。ファイターズに入団していない近所の子供たちを誘って、気軽に遊びに来てもらって、入団のきっかけになったりもします。 これがどこか遠くに出かけるとなると、どれもこうはいきません。 地域に根差す少年野球チームを目指す新木ファイターズとしては、これらの理由から、合宿は新木小で行なうのが一番と考えて、毎年合宿は新木小で行なっています。 でもどこか遠くに出かける合宿もいつかは実施してみたいという考えもあります。



【沼南高校が甲子園行きを賭けた決勝戦進出により、合宿初日は応援に変更】

 今年は藤原監督の息子さんで、新木ファイターズの卒団生である、藤原けんと先輩が高校3年生で、沼南高校で最後の夏、甲子園を目指して戦いの真っ最中でした。初戦の若松高校戦と、準々決勝の国分高校戦を5、6年生で観戦しに行きました。沼南高校は、これまで全ての試合を、逆転勝ち、又はコールド勝ちの破竹の勢いで決勝戦まで登りつめました。 中でも圧巻は、2回戦の市立柏戦。145キロの速球に縦に割れるカーブを持ち、プロからも注目されている最高のピッチャーを擁する優勝候補のチームに逆転サヨナラ勝ちをして、勢いに乗りました。そして準決勝も、敬愛学園に逆転勝ちし、甲子園行きを賭けた、第90回 全国高校野球選手権記念大会 西千葉大会の決勝戦に進出することとなりました。 そして、この決勝戦の日にちは以前から予定していたファイターズ合宿の初日とかぶってしまっていました。 当初、合宿の初日の7月26日は、午前中は、お母さん方、監督コーチも一緒に、ファイターズ球場でソフトボール大会、午後はみんなで新木小のプールで遊ぶ予定でしたが、予定を変更して、新木ファイターズを上げてチームみんなで沼南高校の応援に出かけることとなったのでした。 新木ファイターズの先輩が、甲子園行きを賭けた戦いに挑むなんて機会はそうめったにあるものではありません。 高校野球は少年野球の集大成でもあり、少年野球の目指すところでもあり、新木ファイターズの子供たちにとっても、またとない、とてもいい教育の機会でもあることが変更の理由です。 高校球児の練習に対する取り組み、プレー、声出し、挨拶などの礼儀、熱い気持ちで甲子園行きを賭けて戦う姿など、高校野球を見ることが、少年野球をする子供たちにとって最高の教材であると考えているのは何も新木ファイターズだけではないでしょう。 これがまたプロ野球となると、確かに少年野球の延長線上と言えなくも無いですが、「究極の」という但し書きがつきます。プロは全国のピッチャー4番で、少なくともその地域では、「天才」と呼ばれている人間の集まりで、挨拶や礼儀よりも、常人が到達することのできない高度な技を見せてお金を得る世界で、ハンパじゃなく厳しい競争の世界。そんな世界は少年野球とは別世界の夢の世界であり、たまに見る分にはいいですが、少年野球をする子供たちにはプロ野球よりも高校野球を見せたほうがためになります。高校球児が最後の夏に、皆で一つの目標に向かってがむしゃらに、熱くなる姿を見て、新木ファイターズの子供たちも熱く燃えてほしい。それは何も野球だけではなく、高校球児を見て、何事においても真剣に取り組むことを学んでほしい。


 残念ながら沼南高校は、終始押していましたが、もう一歩のところで負けてしまいました。9回表、二死、一打同点、もしくはうまくいけば逆転のチャンスに何の因果か、バッターは新木ファイターズの一期生OBの我らが藤原けんと先輩でした。ここで打てば最高のヒーロー、しかし結果は討ち取られて試合終了でした・・・。敗れはしましたが、新木ファイターズの先輩が、甲子園を賭けて力いっぱい戦う姿を間近で見れたことは、きっと子供たちにとっていい思い出、かけがえのないものとなったと思います。そして千葉マリンスタジアムを夕方5時過ぎごろ出発。新木小への帰路につきました。



【そしてファイターズ合宿】

 新木小へは夕方6時半ごろ到着しました。役員のお母さん方か食事の準備をしてくれてたのですぐに食事をしました。今回の合宿の目玉はトッピングの釜焼きピザです。みんなそれぞれお好みのトッピングをしてダンボールとアルミ箔で作った釜で焼きました。夕食は、本当は決勝戦で勝利し、甲子園行きの祝勝会といきたかったのですが、まあこれもまたよしです。勝負事なので勝つときもあれば負けるときもあります。夕食後は、5、6年生によるソーラン節、新木小体育館でのドッジボール大会、校庭での花火大会をしました。 すると夜遅くになんと我らが藤原監督が、藤原けんと先輩と、りゅうたろう先輩を連れてご帰還されました。沼南高校のキャッチャー藤原けんと先輩は、今日の西千葉大会決勝戦で、千葉経済に敗れましたが、りゅうたろう先輩(写真中央)は、西武台千葉高のエースで、西千葉大会の準決勝で同じく千葉経済に敗れたのです。 けんと先輩とりゅうたろう先輩は、かって新木ファイターズの黄金バッテリーでした。そして2人は高校3年まで野球を続け、お互い甲子園を目指し、甲子園まであともう一歩の高みまで登りつめました。子供たちに囲まれる二人の先輩たち。新木小出身の先輩が、甲子園を目指して戦っている、それだけでも子供たちの刺激に、励みになったのではないでしょうか。

 藤原監督と、けんと先輩、りゅうたろう先輩が帰宅されて、就寝の時間ですが、子供たちはなかなか寝ようとはしません。いつもなら問題ないのですが、今回は翌日午前中に、5年生は日ハム杯の決勝トーナメントが控えていました。だから寝させようとしてテントを巡回しますが逆効果で全く寝ようとはしませんでした。そして翌朝、特に怪我も事故も無く無事合宿終了。今回は新木ファイターズ先輩が甲子園を賭けた決勝戦進出ということで、いつもと違った変則的な合宿となりましたが、子供たちはまたとない経験ができたのではないでしょうか。いつもながらとてもいい合宿でした。


夏合宿の始まりにあたり吉川コーチから 夏合宿の始まりにあたり事務局の吉川コーチから、子供たちと父兄の皆様に対して説明。当初合宿初日はソフトボール大会、午後は新木小プールでしたが、沼南高校が勝ち進んで、ちょうど合宿の初日が甲子園行きを賭けた決勝戦となったため、ファイターズを上げて皆で応援に行くことに。
みんなでテント作り 先輩の甲子園行きを賭けた決勝戦の応援を前に、ファイターズ合宿村のテント作りをみんなで行なう。テント作りが終わって10時過ぎくらいに皆で千葉マリンスタジアムに向かって出発。
車の中で 千葉マリンスタジアムに向かう車の中での子供たち。普段、試合場所に車で遠征に行く時もこんな感じです。
ファイターズの子供たち
千葉マリンスタジアムにて。フィールドシートに陣取るファイターズの子供たち。5、6年は、初戦の若松高校戦、準々決勝の国分高校戦に続いての3試合目の観戦です。声出し、挨拶、試合前の練習など、高校野球の観戦は、子供たちにとっていい勉強になります。
スタンドで一体となって応援
スタンドで応援する沼南高校の生徒達。このようにベンチ入りできなかった生徒達もスタンドで力いっぱい選手と一体になって応援するところが少年野球と相通じています。 沼南高校はこれまで全ての試合を、逆転勝ち、又はコールド勝ちの破竹の勢いで決勝戦まで登りつめました。 中でも圧巻は、2回戦の市立柏戦。145キロの速球に縦に割れるカーブを持ち、プロからも注目されている最高のピッチャーを擁する優勝候補のチームに逆転サヨナラ勝ちをして、勢いに乗りました。
藤原けんと先輩 沼南高校のピンチでピッチャーを励ます、新木ファイターズの先輩でもあり我らが藤原監督の息子さんの藤原けんと先輩。最高にかっこよかったぜ!
応援席での監督 沼南高校の父兄席で応援する藤原監督。このように父兄も一体となって応援するところも少年野球と相通じています。
満塁で応援 沼南高校のチャンスはみな総立ちで応援です。やはり決勝戦は初戦と違い観客数も多く、とても華やかな雰囲気でした。
最終回を終えて 最終回、二死ランナー2塁で、藤原けんと先輩の打席。惜しくもアウトで試合終了。最後のバッターとなった藤原先輩は泣き崩れていました・・・。子供たちにこの姿はどう映っていたのでしょうか。
試合結果 決勝戦のスコアです。試合は終始、沼南高校が押し気味でしたが、千葉経済はワンチャンスをものにしました。
応援席に挨拶をする沼南高校ナイン 応援席に挨拶をする沼南高校ナイン。このように最後に応援席に向かって挨拶をするのも少年野球に相通じています。よくがんばりました!
最後の行進 沼南高校ナイン 最後に場内行進をする沼南高校ナイン。前から2番目が藤原けんと先輩です。負けたけど晴れ晴れ。グッドルーザー(良き敗者)でした。
ピザトッピング 決勝戦を応援後、夕方6時半頃に新木小に戻り、合宿。これはピザをお好みのトッピングで作る子供たち。今回合宿の目玉はピザでした。
トッピングしたピザを渡す トッピングしたピザをお母さん方に渡します。
トッピングしたピザ 子供たちがトッピングしたピザ。焼かれるのを待っています。
ダンボールの釜焼きピザ このようにダンボールの内側にアルミ箔を貼った釜でトッピングしたピザを焼きます。
できあがったピザ できあがったピザ。
とうもろこしと枝豆 とうもろこしと枝豆。
みんなで夕食 みんなで夕食。
6年生コンビ 6年生コンビの吉川かずきといもとりょうた。吉川かずきは3年生から入団以来今までずっと学年で一人だけだったけど、最後の最後の学年で、6年いもとが転校してきて入団し、吉川かずきの学年は2人に。2人になって本当によかった。いもとも小学校最後の学年の野球生活を新木ファイターズで楽しんでほしい。
お母さん方がカレーを作ってくれました。子供たちは千葉マリンスタジアムに応援に出かけましたが、役員のお母様方は残って合宿の食事の準備をしてくれました(感謝)。
みんなで夕食 みんなで夕食。
団長の挨拶 大立団長の挨拶。
湖北中の先輩 湖北中の先輩たちも遊びに来てくれました。合宿場所が遠くではなく、新木小だからこそみんな気軽に遊びにきてくれます。みんな湖北中野球部でがんばっています。
5、6年生によるソーラン節 5、6年生によるソーラン節、その1。
5、6年生によるソーラン節 5、6年生によるソーラン節、その2。正面2人は6年生コンビ。
最後の決めポーズ 5、6年生によるソーラン節、最後の決めポーズ。
体育館でドッジボール大会 体育館でみんなでドッジボール大会をしました。お母さん方やコーチも参加しました。
花火大会 ドッジボール大会の後は、校庭でみんなで花火をしました。
藤原けんと先輩とりゅうたろう先輩 夜遅くに、我らが藤原監督が、なんと藤原けんと先輩と、りゅうたろう先輩を連れてご帰還。沼南高校のキャッチャー藤原けんと先輩(写真左)は、西千葉大会決勝で、千葉経済に敗れましたが、りゅうたろう先輩(写真中央)は、西武台千葉高のエースで、西千葉大会の準決勝で同じく千葉経済に敗れました。 けんと先輩とりゅうたろう先輩は、かって新木ファイターズの黄金バッテリーでした。そして2人は高校3年まで野球を続け、お互い甲子園を目指し、甲子園まであともう一歩の高みまで登りつめました。
みんなに囲まれる先輩たち ファイターズの子供たちに囲まれ写真を撮られる偉大な二人の先輩たち。この先はたして偉大な2人の先輩に追いつくような、または追い越せるような子が出てくるのでしょうか。甲子園を目指す高校生も、今はプロ野球で活躍するものすごい選手たちも、かっては皆と同じように少年野球をしていた小学生だったのです。
3年生のテント ようやくテントで就寝です。3年生のテント。
5年のテント 5年生のテントです。翌日は日ハム杯の試合だというのになかなか寝ようとはしませんでした。
朝方のテント 朝方のテントです。今年は昨年よりもテントの提供が多かったです。
ファイターズテント村 朝方のファイターズ合宿テント村。
みきひろ、じゅんき みきひろとじゅんき。子供たちはみな朝方までこの台車ふくむ台車2台で、一人が台車の台に乗って、一人が押して、ぐるぐるあちこち周回する遊びを続けていました。
吉川コーチ親子 吉川コーチ親子です。結局テントで寝ずにこのまま就寝されてました。藤原監督が不在がちの中で、事務局の吉川コーチが上手に仕切って下さったお陰で合宿が成功しました。大変お疲れ様でした。
体育館で遊ぶ 朝早く起きたら、体育館でゴムボールとプラスチックバットで野球をする子供たち。
新木小の校庭で野球 体育館の次は外で野球です。この日の日ハム杯の試合に備えて練習しているというか、単にみんな野球が好きで遊んでいるという感じです。
朝食が配られる お母さんがたから朝食のパンとおにぎりとヤクルトが配られます。この日は日ハム杯の試合があるため、調理しての朝食はやめました。
朝食その1 朝食を食べる子供たち。その1
朝食その2 朝食を食べる子供たち。その2
朝食その3 朝食を食べる子供たち。その3
後片付け みんなでテント村の後片付けをする。
ぐっすりお休み 一晩中、朝方まで台車ごろごろ周回で遊んでいたため、合宿終了の時間になってもこのようにぐっすりお休みの、きょうすけ、小池なおき、かずま。このように一晩中遊んで朝寝てる子供たちはたいがい毎年見られる光景です。
合宿終了 午前10時前に合宿終了で、みんなでグランドに礼。けがも事故もなく無事合宿終了でした。皆様お疲れ様でした。5年生は日ハム杯に出かけ、5年以外の学年は解散です。
すいかを食べる 5年生は合宿終了後、少年球場に向かい、日ハム杯を戦ってきました。夜更かしして遊んで、朝早くから遊んで、ろくに寝ないで試合にのぞみましたが果たして結果はどうだったのか???結果についてはここではあえて言いませんが、まぁ野球はそんなに甘くは無いとだけ言っておきましょう(^^)。 試合から戻り、新木小で、高田さん差し入れのすいかをみんなで食べました。

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