産経新聞 平成14年8月8日掲載
♪ベルギーで「さくらさくら」
とんだばやし混声合唱団27日、現地コンサート
市民合唱団「とんだばやし混声合唱団」 (富由林市)のメンバーら
が二十七日、ベルギー・ブリュッセルで地元混声合唱団と初めての親
善コンサートを行う。メンバーは、すでに強化合宿をするなど本番に
備えた最後の準備をすすめている。
同合唱団は平成七年二月、市民らが集まって結成され、
年に一度の定期演奏会をしている。常任指揮者の森岡満さ
ん(六一)が、団員の最高の記念となる海外演奏旅行を実現さ
せようと、二年前から知人のベルギー日本人学校校長や現
地日本大使館などと折衝を続けた結果、フランスやカナダ
で海外公演の経験を持つブリュッセルの混声合唱団「ラ
クレ デ シヤン」 (ト音記号の意味)とのコンサート開
催にこぎつけた。
また、小学生から高校生で構成される合唱団「PLプレ
アデス合唱団」 (富田林市)もブリュッセルの日本人学校
で同校生徒と交歓音楽会を開催、コンサートにも参加する
ことになった。
とんだばやし混声合唱団のメンバーは、六月に富田林市
内で開かれた定期演奏会でブリュッセルの合唱団指揮者の
作曲した歌を合唱し、今月上旬には和歌山県橋本市で強化
合宿をこなすなど、精力的に準備をすすめている。
親善コンサートでは、同合唱団のメンバー約五十人が
「金毘羅船々」 「さくらさくら」など日本の民謡を破露し
たり、ブリュッセルの混声合唱団らと「ふるさと」などを
合唱する。森岡さんは「サッカーW杯で対戦して友好機運
が高まっていますし、今後はベルギーの合唱団が来てもら
うなど国際交流のかけ橋になれば」と期待している。