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Windows Tips

注意。レジストリを編集する時は、まず、レジストリの バックアップをとってから、実行するようにしてください。これにより Windows が 動作しなくなっても、私は責任をとりません。すべて、自己責任の元で実行してく ださい。

目次

時刻同期をするNew!!
キーボードのカナロック。
作業を自動化する(Windows Script Hostを使ってみた)
スタートメニューに展開可能なシステムフォルダを追加する。
自動起動されるアプリケーションを選択する
スタートメニューやお気に入りの並び方をデフォルトに戻す方法
Internet Explorerで使うHTMLエディタを追加・削除する
Internet Explorer の コンテキストメニューを編集する。(IEとIriaを結びつける)

時刻同期をする

NTP(Network Time Protocol)やSNTP(Simple Network Time Protocol)を使って、 Windowsの時刻を正確にしましょう。

方法は二つあります。一つは、アプリケーション「桜時計」を使う方法です。 Windows95/98/NTでは、スタートアップにショートカットを作成して、 自動起動するようにするのが、もっとも手っ取り早いでしょう。

もう一つの方法は、Windows 2000(たぶんXPも)には、もとからSNTPを使用する仕組みが備わっています。 コマンドプロンプトを起動して、次のコマンドを入力してください。

net time /setsntp:[NTPサーバの名前]

NTPサーバとしては、なるべく近いものを選んだ方がいいでしょう。 公開されているNTPサーバリストを参照してください。

Windows Timeサービスを起動することで、SNTP時刻同期が開始されます。

Windowsどうしで時刻同期をするときは、

net time \\コンピュータ名 /set

とすれば、対象のコンピュータの時刻を調べ、同期します。

詳しい解説は、@ITのページにあります。

キーボードのカナロック。

キーボードから文字を入力するときは、次の3つのモードがあります。

かつての国産機であるPC-98用のキーボードには、このモードのどの状態になっているのかを 示す、インジケーターライトがついていました。また、[CAPS]と[カナ]のキーがあり、 これをおすだけで、これらのモードを切り替えることが容易にできました。

しかし、現在広く使われているAT互換機用のキーボードには、そんな便利なキーはありません。 さらに、インジケーターライトもカナ用はなく、突然半角カタカナ入力になってしまい、 戸惑うこともしばしば。というか、今がこの状態です。

というわけで、確認のためにそれぞれのモードを切り替えるためのキーをかいておきます。

AT互換機系PC-98x1系
英小<=>英大[Shift]+[CapsLock][CAPS]
英語<=>カナ[Ctrl]+[CapsLock][カナ]

カナロックされたとき、キーボードには変化がありません。しかし、デスクトップ上のIMEツールバーの 「英小」が「カナ」になっていたりします。私は日頃、ツールバーを表示しないので、(じゃまだから) よけいに突然に感じてしまうんですね〜。

あ、それと、このことはWindowsのマニュアルにも書いてあります。

作業を自動化する(Windows Script Hostを使ってみた)

Windows には、自分が立てたスケジュールに従って、アプリケーションを実行し てくれる、タスクというものがあります。私は、これをラジオの予約録音に活用す ることが出来ないものかと悩んでいました。しかし、このタスクが行っていること は、アプリケーションの起動だけです。ですから、自動的に作業をする場合には、 そのアプリケーションに備わっているマクロを利用して、実行させなければならな いことになります。

しかし、Windows98+IE5.01 を使っている人には、そのようなものがすでにイン ストールされています。それが、Windows Script Host です。これは、 MS-DOS でいうバッチファイルや UNIX でいうシェルスクリプトのようなものです。 これを使うと、アプリケーションを起動したり、アクティブにしたり、キーボード のキーを送ったりすることが出来ます。これを組み合わせることで、自動的に録音 開始、終了をすることが出来るようになります。

新しいコンテンツで、ラジオのタイマー録音の話をするつもりなので、ここでは 簡単に、Windows Script Hostでは、どんなことが出来るのかを軽く説明してみまし ょう。まず、次のようなファイルを作ってください。名前は、そうですね、「notepad.vbs」 とでもしておいてください。

Dim WSHShell
set WSHShell = CreateObject("WScript.Shell")                      'オブジェクトの作成
WSHShell.Run "notepad"                                            'メモ帳を起動
WScript.Sleep 500                                                 '0.5秒待つ
WSHShell.AppActivate "メモ帳"                                     'メモ帳をアクティブ
WScript.Sleep 500
WSHShell.SendKeys "This is The Test File of Windows Script Host." '文章を入力
WScript.Sleep 500
WSHShell.SendKeys "%FS"                                           'メニューの上書き保存
WScript.Sleep 500
WSHShell.SendKeys "~"                                             'OKを押す
WScript.Sleep 500
WSHShell.SendKeys "%{F4}"                                         'Alt+F4で終了
set WSHShell = Nothing                                            'オブジェクトの解放

ファイルができあがったら、これをダブルクリックして、実行してください。 これは、メモ帳を起動して、文を一行追加した後、マイドキュメントのフォルダにファイルを保存する VB Scriptです。VBが嫌いな人は、JScriptもあります。ただ、私はVBA(Visual Basic for Application)を よく使うので、VBを使っています。

Windows Script Hostを使うと、起動のほかにはファイルのコピー・削除やショートカットの作成なども できるので、簡易インストーラを作ることもできます。また、基本的な BASIC の構 文を使うこともできるので、簡単なユーティリティも作ることが出来るでしょう。 起動するとメールを勝手にチェックするようなVBScriptなんてのは便利じゃないでしょうか。

こんなんどうですか。というのがあれば、掲示板にでも書いてください。

スタートメニューに展開可能なシステムフォルダを追加する。

Windows2000では、ツールバーのプロパティを設定することにより、システムフォルダを展開して、 ワンクリックでコントロールパネルのそれぞれを実行することが出来ます。これを、以前のバージョンの Windows で実行するためには、次のようにします。

  1. スタートメニューの中に新規フォルダを作成する。
  2. 新規フォルダの名前を、「コントロールパネル.{21EC2020-3AEA-1069-A2DD-08002B30309D}」に変更する。

これで完成します。間違えることが多いので、コピー&貼り付けでするのがいいと思います。 ピリオドの前の文字が、実際目で見えるフォルダの名前になります。 スタートメニュー直下のフォルダにこの修正を加えると、下のようになります。

スタートメニュー

自動起動されるアプリケーションを選択する

パソコンを起動したときに、自動的に立ち上がるアプリケーションはいろいろあります。 毎回起動するデスクトップアクセサリーを、スタートメニューのスタートアップにショートカットを 登録しておけば、毎回起動するたびに実行しなくてすむので楽ですが、これが増えてくると、 起動する時間がかかり、いらいらしてくることもあります。

また、タスクトレイ(デフォルトでWindowsの右下にある)に、わけの分からないアイコンがたくさんあって、 このアプリはいらないので、起動したくないというものもあるでしょう。でも、スタートメニューには 登録されていないし、どうやって削除すればいいのか、わからない人もいるでしょう。

このように、自動的に起動されるソフトを選択するために、"msconfig"というソフトを使います。 スタートボタンから[ファイル名を指定して実行]を選び、"msconfig"と入力して[OK]をクリックしてみましょう。 すると、次のようなウインドウがでてくるでしょう。

msconfig.exe

使い方は簡単で、[スタートアップ]のタブを選択して、起動したくないアプリのチェックボックスを オフにすれば、次回からはそのアプリケーションが起動しなくなります。

ただ、それぞれのソフトの設定の中で[自動的に起動しない]のようなオプションがあると思うので、 これは、最終手段的に使用してください。

また、Windowsが使用しているアプリケーション(Explorerなど)は、チェックボックスをオフにしないほうが、 いいと思います。

スタートメニューやお気に入りの並び方をデフォルトに戻す方法

Windows98(正確にはIE4)から、スタートメニューの項目を ドラッグ&ドロップすることで、自由に順番を替えることができました。 しかし、いったん順番を替えてしまうと、新しい項目を付け加えるときに 最後に追加されてしまいます。

しかし、はじめは興味本位で並び替えをしていても、 あまりにも項目が増えすぎて、「もうデフォルトでいいや」となることもしばしば。 そのたびに、「名前で並び替え」をするのは面倒という人にお勧めです。

方法は簡単。次のレジストリのキーを、削除するだけです。

HKEY_CURRENT_USER
        Software
                Microsoft
                        Windows
                                CurrentVersion
                                        Explorer
                                                MenuOrder

スタートメニューの並び方を削除したいときは、 MenuOrderの下のStart Menuのキーを、お気に入りの並び方を削除したいときは Favoritesを、それぞれ削除すれば良いです。

心配な人は、レジストリエディタでこのキーの 下の項目を、「レジストリ」→「レジストリの書き出し」で保存してから 削除すればいいでしょう。元に戻したいときは、このファイルをダブルクリックする だけで、戻すことができます。

Internet Explorerで使うHTMLエディタを追加・削除する

IEのファイルメニューの中にある、「…で編集」というコマンドの…は、 インターネットのプロパティの中にある、プログラムタブで選択されます。 ここに含まれているファイルは、メモ帳やFront Pageなどしかないのですが、 いつも使っているエディタ西田井人もいるでしょう。また、メモ帳は使わないという 人もいるかもしれません。そんな人のためのテクニックです。

方法は、これもレジストリ編集で行います。

HKEY_CLASSES_ROOT
        .htm
                OpenWithList

のキーの中にあるサブキーの値が、HTMLエディタのリストで表示される文字になります。 ためしに、ここに有名な秀丸エディタを追加してみましょう。まず、キーを作成して Hidemaruと名前を付けます。次々とサブキーを作り、

HKEY_CLASSES_ROOT
        .htm
                OpenWithList
                        Hidemaru
                                shell
                                        edit
                                                command

まで作成します。そして、commandの標準の値を、そのアプリケーションまでの絶対パス にすればいいです。たとえば、秀丸エディタが C:\Program Files\Hidemaru\Hidemaru.exe であれば、(標準)の値を、

"C:\Program Files\Hidemaru\Hidemaru.exe" "%1"

としてください。" " や %1 を抜かさないようにしてくださいね。空白文字が 入っているときの挙動がおかしくなります。

以上で設定は終わりです。プログラムタブのHTMLエディタのリストや、 IEの編集ボタンのリストに、秀丸エディタが追加されます。

逆に、削除したいときは、OpenWithListの中の不必要なキーを削除するだけです。

これで、あなたも使い慣れたHTMLエディタを使って、ホームページを作る手助けを してあげることができるでしょう。

Internet Explorer の コンテキストメニューを編集する。(IEとIriaを結びつける)

色々ソフトをインストールやアンインストールすると、 Explorer や IE のコンテキストメニュー ( 右クリックメニュー )に、ゴミメニューが残ったりしませんか。

また、私はIriaというソフトを使っているのですが、これについてきたhtmlを使うと、 もっと便利にIriaが使えそうなので、調べてみました。

さて、その方法ですが、レジストリを編集します。レジストリを編集することは、 常に危険が伴うので、バックアップをとってから実行することをおすすめします。

レジストリエディタを起動します。スタートメニューの「ファイル名を指定して実行」から、 「regedit.exe」と入力して起動してください。エクスプローラーのような窓が現れましたか。

「\HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Internet Explorer\MenuExt」に、追加されたメニューが あります。ここを追加・削除することで、IEのコンテキストメニューが変更されます。

ここに、新しいキーをつくり、標準のところにIriaのHTMLファイルへのパスを通すことで、 新しいメニューを作ることが出来ます。Iriaの場合は、

となっています。

実際にやってみましょう。まず、レジストリエディタを起動して、

HKEY_CURRENT_USER
        Software
                Microsoft
                        Internet Explorer
                                MenuExt

まで、移動しましょう。

MenuExt1.png

次に、メニューを作りましょう。メニューの「編集」→「新規」→「キー」をクリックして、 3つのキー「Iriaへ送る」,「Iriaへすべて送る」,「Iriaへインポート」を作成しましょう。

あとは、"標準"のデータをそれぞれのHTMLファイルへのパスを入力すればいいだけです。 ダブルクリックすると、入力用のダイアログが出るので、ここに入力します。

MenuExt2.png

私の場合は、Iriaを"C:\online\iria"にインストールしたので、それぞれのデータは、 "C:\online\iria\iria_ie1.html","C:\online\iria\iria_ie2.html","C:\online\iria\iria_ie3.html" となります。その結果、こんな感じになるでしょう。

MenuExt3.png

しかし、このままでは、リンクを選択しないでiria_ie1.htmlを実行すると、エラーとなるので、 リンクを選択していないときは、iria_ie1.htmlへのコンテキストメニューが表示されないようにする 必要があります。そのためには、"contexts"というオプションを追加することで、解決されます。

"contexts"のデータは、次の値を足し合わせた物です。

右クリックしたもの値(16進数)
デフォルト0x01
画像0x02
コントロール(ActiveXとか)0x04
テーブル0x08
選択文字列0x10
アンカー0x20
不明0x40

つまり、"iria_ie1.html"は一つのURLをIriaに送るので、画像とアンカーを選択したときにだけ 表示されれば十分です。ですから、"contexts"の値を"0x22"にします。そのようにするには、 まず、「編集」→「新規」→「DWORD値」で名前を"contexts"に変更します。次に、ダブルクリックすると 出てきたダイアログに、「データ」"22"、「ベース」"16進"としてやればよいです。

MenuExt4.png

残り二つは、常に表示するようにしておきたいので、"f3"としておいてください。

以上で、設定は終わりです。IEから右クリックで、IriaにURLを送ることが出来ます。

追記:実は、IRIAのプロパティ設定で、これは設定できたんですね。だから、こんな面倒くさいことを しなくても、実はよかったんですけど。

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