今月のことば 一日でも早く病を回復させ、本当に丈夫な人間になろうと思うなら、断然病などに負けてたまるかと、一大元気を心の底から煥発することである。 そして病の回復を催促しないことである。すなわち元気を出しているけれど、まだ一向によくならないなどと思うのは、既に元気が引っ込んだことになる。 「治るときが来れば治る!」 こう考えることが一番大切で、かつ、また本当の元気のある精神状態なのである。 中村天風