隅田川川下り

8月3日に隅田川カヌ−ツーリングを楽しみました。

メンバー:白井

使用艇:Voyager450T

ルート:新荒川橋〜岩淵水門〜隅田川〜レインボ−ブリッジ〜お台場(全行程約30km)

以下( )内は起点からの距離です。

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 巨大な荷物を背負って電車にのる。相変わらず、ファルトはでかくて重い。フラフラと駅の階段を降りていると、朝の常磐線名物の野菜売りおばさんが私より巨大な荷物で歩いている。常磐線沿線では、ファルトを背負うぐらいでは、でかい荷物を背負ったことにはならない。早朝は自分の体より大きな荷物を背負ったおばあさん達が多い(成田線直通の常磐線に限る?)。

 地下鉄南北線の赤羽岩淵駅から、新荒川大橋を目指して歩く。途中のコンビニで食料を調達し、トイレも済まそうと考えていたが、店が見つからないまま”あっ”と言う間に河原にでてしまった(10分ぐらい)。

 食事は川下りの途中で調達することにして、飲み物だけ自販機で調達した。川沿いに非常にきれいな公衆トイレがあったので、利用させていただいた。駅のトイレよりずっときれいで、大切に使いたいと思う。

 国道122号の新荒川橋の下でカヤックを組み立てる。散歩中の人や、釣り人が珍しそうに眺めている。

8:00に、護岸の梯子を下りて出発。今は使われていない赤い旧岩淵水門と、新しくできた青い新岩淵水門を連続してくぐる。川の流れは緩やかで、単なる水路のたたづまいだ。しかし腹が空いて力がでない。天気は薄曇りで蒸し暑い。無風なので、風が吹いて欲しいと思っていたら向かい風が吹いてきた。

 最初にくぐる環七の神谷橋(起点から2.8km)は、さすがに交通量が多い。この辺ならコンビニがあるだろうと上陸する。

 少しうろうろすると、コンビニを発見した。朝食と昼食を調達する。

 次の新田橋は、住宅街の静かな橋で、そこを過ぎると再び荒川に接近していく。

 左から工事中の首都高が接近してくると、川は右に折れ豊島橋をくぐる。

 川は左折して、首都高をくぐる。もうすぐ完成か?正面では、ゴミ運搬船がゴミを搭載している。

 そこを過ぎると川幅も広くなり、悠々と漕げるが、貯木場の木屑の他にゴミも多い。特にペットボトルがそこらじゅうに浮いている。 ゴミも多いが、小魚も多い。お菓子の袋に群がってる。高層マンションから子供達が手を振っている。

 尾久橋(8km)の下で乗船したまま休憩する。気を許すと上流に押し流されてしまう。

 京成線の橋ををくぐる。ここまで、何隻ものゴミ運搬船とすれ違い、波に揺られるが、ジェットスキーがいないので江戸川より漕ぎやすい。川はくねくねと下る。

 千住大橋:国道4号(12km)の橋をくぐる。下から眺めるとリベットだらけのところがより重壮な橋に見える。

 その先に、常磐線と日比谷線のトラス橋が架かる。常磐新線の工事もかなり進んでいた。

右に高層住宅を見ながら漕ぐと、左から首都高が接近してくる。

造船所を右に見ながら右折すれば白神橋のアーチ橋が現れる。今回持参した地図(国土地理院1/50000)には、古かったのか?でていない。 この辺りから下流は右岸に公園が続いている。

 かっこいいトラス橋の白髭橋(15km)の手前で12:00になり、昼食をとる。

 桜橋、言問橋と続き、いよいよ都市河川の様相が強くなり、ビル街に囲まれてくる。

吾妻橋の上から私の写真を撮っている人がいる。この辺までくると観光船の姿も見える。

 次から次へと美しい橋が現れ、飽きることはない。水の透明度はないが、ゴミは(さっきより)少ない。

永代橋を過ぎたところの公園で、ドラマ?のロケをやっていた。

 1:30佃島を目の前にして、豊洲方面と別れる。(22km)

 

中央大橋、佃大橋とくぐれば、開閉橋で有名な勝ちどき橋が現れる。

築地市場を過ぎるあたりから、その先に大型船が見えてきて海が近い様相になる。

 レインボーブリッジが見えてくると、ゴールは直ぐそこ。竹芝桟橋を横目に東京湾に飛び出す。

 左右から接近する大型船を気にしながらの航行になると思ったが、思いの他船は少なかった。時々近づくレジャーボートは、私の近くで一時停止してくれて、非常に紳士的でうれしい。

 

レインボーブリッジをくぐり、灯台跡を横目に見ながらお台場へ進む(27km)。水面を見るとクラゲだらけで絶対に沈はできない。

 

フジテレビの前ではなにやらイベントをやっている。(フジテレビの前は進入禁止)

 

 3:00 適当なところを見つけてやっと上陸!!海にでてからここまでが一番長く感じた。

全行程で7時間だったが、いい加減に漕いでいたので、普通のぱどらーだったらもう少し早いと思う。

 そそくさと艇をたたんでいると、歩いている人が、「こんな汚いとこ良く漕ぐね、逆のコースにすれば良かったのに」と、話かけてくるので、流れに逆らって漕ぐ辛さを説明した。

 ゆりかもめに乗って帰路に就いた。