巷のうわさ

このページでは、ウェブで拾ったBeOSに関する巷のうわさ話を適当にリストアップします。Be社のウェブサイトにもBe In the Newsというページがありますので、「まとも」な話題は、そちらを参考にしてください。このページでは、そこにも載らないような些細な話を中心に拾っていきます。

07/14/98 Rebol Offers Cross-Platform Messaging (Tech Wire)

新しいオブジェクト指向プログラミング言語、Rebol(Relative Expression-Based Object Language)の話。今週末のAmiga系ミーティングで初公開されるという。開発したのは、AmigaのOSのカーネルを書いたCarl Sassenrath氏で、彼はこのOSのためにRebol Technologiesという会社も作ったらしい。タイトルでは、CrossーPlatform(異なるプラットフォーム間)となっているが、実はInter-Platform(同じプラットフォームの異なるマシン)でのメッセージングが容易にできる言語だということ。対象プラットフォームとしては、Amiga、BeOS、BSD Unix、Linux、Macintosh、Psion、Solaris、その他Unix系、Windows 95/98/NTを計画中だという。

06/18/98 Be Announces Next Masters Awards Competition (MacTech Magazine)

これは、Be自信が発表したことだが、次回のマスターアワードは、今年の11月18日に、ラスベガスのComdexの期間中に(たぶんその会場の近くで)発表することに決まったということだ。あと5カ月。日本のデベロッパも、受賞を目指してがんばってもらいたい。なお賞品は、デュアルPentiumマシンとのことだ。

06/18/98 Opera Browser Scores New Platforms (CMP net)

以前からある話だが、ノルウェーのOpera Software社は、Windows以外のプラットフォームに対して、軽いウェブブラウザを移植するということで、そのプラットフォームとは、MacOSとBeOSとLinuxだという。BeOSへの移植はスウェーデンにいる開発チームに任せるらしい。なんと国際色豊かなこと。

06/15/98 Nader urges Windows probe (news.com)

一連のラフル・ネーダーの対Microsoft活動の話の続き。ネーダーは、明日、米司法省の副司法長官のJoel Klein宛に、Windows以外のOSの進出を妨げている障害を調査するように促すレターを提出する予定だという。その中で、他にも有望なOSがあるでしょ、という例として、例によってLinux、FreeBSDと、BeOSの名前が挙がっている。

06/15/98 More To Life Than Windows (Computer Reseller News)

世の中、ほとんどWindowsが支配的になってしまったが、AppleもNovellも、まだ戦いを辞めたわけではない。例えばAppleは、来年Mac OS Xを出すし、Novellもこの夏には、Javaを使えるようにしたNetware 5を出すという話。そして、それ以外にも色々なOSがあるということで、ダークホースとして紹介されているのがBeOS。

06/09/98 Nader to Gerstner: Free OS/2 (PC Week)

以前にも話題になっていた、ラルフ・ネーダーが、PCメーカーに対してMS以外のOSも選べるようにしてはどうかという働きかけをしたという話の続き。その候補にBeOSも入っている。そのとき、ネーダーは6つの大手コンピュータメーカーに直接手紙を送ったらしいが、返事をよこしたのはDellだけ。Dellは、その中で、ユーザーのメリットになるならWindowsをプリインストールしてないマシンを売っても良いようなことを言っているらしい。しかし、実際に購入しようとしたら断られたというので、またDellのCEO宛に事実関係を問い合わせる手紙を送ったという。またネーダーは、IBMのガースナー会長に対して、Netscapeと同じように、OS/Sのソースを公開してはどうか、という提案の手紙も送ったという。OS/2を開発してきたIBMですら、Windowsをプリインストールしていないマシンを売らないことに納得できないらしい。実現すれば面白いことになるかもしれない。BeOSに対するインパクトは...うーん、無いでしょう、たぶん。

05/27/98 Venture Capital Financing Of Startups Remains Brisk But total is down from last year's records (San Francisco Chronicle)

タイトル通り、アメリカのスタートアップ(新興ベンチャー)に対するベンチャーキャピタルの投資は、まだ活気があるが、去年の第3四半期記録は下回っているという記事。中でもベイエリア(サンフランシスコ)周辺ではソフトウェアを中心とする情報関連の87の会社が、今年の第1四半期には、全体の76%に相当する5億8700万ドルの投資を受けた。その中のトップはBe社で、1社だけで2440万ドルになる。また、Be社は1990年の設立以来では、5000万ドル近くを集めているという。BeOSの「カルト的」な人気に、投資家の評判もかなり良いらしい。

05/25/98 Courtroom showdown: Antitrust action already affecting Microsoft, rivals (InfoWorld)

これもまた、BeOSには直接関係ないのだが、もちろん独禁法をめぐる米政府とMS社の争いに関する話。その中で、ハードウェアメーカーは、OSの公正な競争というものを歓迎するという主旨のことが書いてある。ある大手メーカーの人の話として、「インテルチップの同等品にしろ、BeOSやOS2が健在だということにしろ、競争があることは製造者にとっては良いことだ」と言わせている。OS2と並べられるのもどうかと思うが、こういう話に巻き込まれるのもあんまり...

05/22/98 Umax lost money on Mac clones (news.com)

BeOSには直接関係ないが、Umax社はMacのクローンを作ったことで、10億台湾$以上の損害を出したということで、すでにクローンの製造は止めている、というニュース。驚くべき話ではないが、これでMacクローンの火は、完全に消えてしまうかもしれない。ということは、最新の「Apple製Mac」で動いていない以上、PowerPC版BeOSの運命も風前の灯火のような気がするが...
いくらユーザーやデベロッパががんばってもねぇ。ハードが出てこないんじゃ、話になりませんからねぇ。

05/18/98 Plans for new Amiga emerge (news.com)

World of Amigaというコンファレンスでの発表によると、Amigaはハードウェアの開発をあきらめ、OSとしての活路を見いだそうとしているらしい。主なプラットフォームは、当然ながらIntelベースのPC。それにWindows CEマシンやセットトップボックスを考えているという。Amiga OS 4.0は今年の11月に、5.0は来年の早い時期にリリース予定らしい。今度はAmigaが、だんだんBeOSに近付いて来るような気がする。新しいAmiga OSは、LinuxやBeOSや、それにJavaからコードを持ってきて統合するようなことが書いてあるが、どういうことか良く分からない。

05/18/98 Multiple operating systems to be demonstrated (San Antonio Express-News)

かなりローカル(サン・アントニオ)なニュースだが、XCSSA (X-otic Computer Systems of San Antonio)というグループが、ミーティングで色々なOSをデモするというニュース。基本的に普通のPCユーザーが知らないようなOSを取り上げるということで、目玉はBeOS。他には、NetBSDとか、Windows 95上のUAE(Universal Amiga Emulator)とかが出るらしい。

05/18/98 One Giant Leap for Space Junk (Wired News)

この記事自体は、読んで字のごとくスペースジャンクの話だが、なぜか後ろの方に、Opera Software社のOperaという軽量ウェブブラウザの話が出ている。現状では、Windows 3.1, 95, NT上で動いているが、現在Amiga版を開発中で、将来的には、MacOSとかBeOS版も作りたいということらしい。

05/01/98 BeOS Makes Multimedia Happen (InformationWeek)

特に新しい情報は含まれていないが、久々にBeOSそのものについて書かれた記事。R3についてざっと紹介している。もっとアプリケーションがそろえば、マルチメディア・コンテンツ・クリエータにとって、魅力的なプラットフォームになるだろうというお話。

04/28/98 A Free Java OS for PCs (Wired News)

JavaベースのフリーなOSを作ろうというJOS Projectの紹介的な記事。その話の中に、現状のWindows以外のPC用OSとして、LinuxとBeOSが登場する。

04/27/98 Netscape Releases The Source (Tech Tools)

特に新しい話ではないが、NetscapeがCommunicatorのソースをオープンにするというはなし。Netscape社では、自分だけではやりきれない様々なプラットフォームに移植したい。で、その中にBeOSがある。

04/20/98 Freeware innovation: Java Web servers (InfoWorld)

完全にJavaのみで書かれたWebサーバー、Jigsaw 2.0のお話。これは、今様々なマシン上でβテスト中であり、その中にはBeOSマシンでもうまく動いているという報告があると記述がある。

04/17/98 Microsoft's OS Plans Miss Small Business (Computer Shopper)

マイクロソフト社のOS戦略には、スモールビジネスへの対応が抜け落ちているんではないか、というかなり怪しげな説の中で、じゃあ、そのあたりをLinuxやBeOSがカバーできるのかと、実は否定的に書いてある、という真意不明の記事。

04/17/98 Room for growth: DayStar Millennium (MacWeek)

DayStar社のMillennium G3/307というMac互換機のレビュー記事。これによると、Mac OS8とBeOSを添付して出荷だそうだけど、動くんでしょうか。

04/15/98 Hancock: Life after Apple (NEWS.COM)

この記事には、Beのことはまったく出てこないが、Ellen Hancock女史は、Be社の取締役でもあるはず。彼女は、去年AppleのCTOを辞めてからは、色々なスタートアップを助けるような仕事をしていたはずだが、先週Exodus Communicationsの社長に就任したというお話。

04/13/98 Netscape Tweaks JDK 1.1 Support (InternetWeek)

Netscapeは、Javaのクライアント側のサポートに関してもたもたしていて、SunのJDK 1.1のサポートにも一貫性が無い、という話題。その中で、Mozillaの移植の話が出ていて、その対象のひとつにBeOSが挙がっている。

04/09/98 Netscape code seeds high-end encryption, pure Java browser efforts (InfoWorld)

NetscapeのMozillaを色々なプラットフォームに移植する動きが、独立系のデベロッパのなかにあって、そのプラットフォームとは、OS/2とかBeOSとか、その他Unixから派生した各種OSだというお話。

04/09/98 Microfile (UK Guardian)

雑多な話題の中で、なぜかBeを紹介している。簡単な歴史から、Apple/Macとの関係、最新のR3の話題まで。でも、「Wintelバージョン」ってことはないでしょ。

04/07/98 Will Javagator Be Reborn as Jazilla? (Wired News)

100% Pure Javaベースのネットスケープブラウザの動向を追った記事。このJazillaのプラットフォームのひとつの候補として、BeOSが挙げられているというお話。

04/06/98 Nader to Microsoft: Move Over (Computer Currents)

ラルフ・ネーダーらが、PCメーカーに対してMSのOSだけでなく、例えばLinuxなどを採用してはどうかという働きかけをしたという話があるが、そのリコメンデーションの中にはBeOSも含まれていた。この記事は、BeOSとはあまり関係がなく、LinuxがWindowsの地位を揺るがすことができるか、という議論。


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