白日夢  第六の幻 (平成十四年一月六日)

お年玉?

 

  とうとう、正月休みも明けて仕事の再開だ。明日からの仕事再開に向けてエネルギー補充を!そう、今のワタクシにとって栄養価の高いエネルギー源はface to ace。上手い具合に本日夕方にFMラジオの番組に出演されるという。ビール片手に早速チューニング。少々雑音が気になるが、まあ、いいだろう。

 
男性女性二人のパーソナリティで番組は始まった。どうやら生番組らしい。
「本日のゲストはface to aceのACEさんです」
「ACEさん、ようこそ〜」
「いや〜、どうも…」
 三人の声が重なって何だか慌ただしい。
「ああ、ACEさん。何だか今日は…前髪が立ってますね」
「ええ?いやぁ、ちょっと緊張してて」
 緊張していると前髪が立つのか?聞いていて鬼太郎のアンテナみたいと思った。焦って答えたACE氏、声が上擦っていた。
「アルバム『face to face』が一月一日に発売されて…この番組を聞いている皆さんはもう、殆どの方がお手元にあるかと思いますが」
「いや!そんなにいっぱいは居ないでしょう」間髪入れずにそんなことを言うな〜。みんな持ってますってば♪ACEさん。
「発売日が一月一日というのは何か?」
「それは、レコードの会社の人がね。“ウチのレコード会社で一月一日に発売できるのは北島三郎先生と君しか居ない!”って言ったから」
 ACE氏、本当に緊張しているのか喋りのスピードが速い。
「実は今日はACEさんにね…ギターを持ってきて貰っていて」
「そうそう…ああ!こんなところに譜面が!」
 そういった、わざとらしい振りで生演奏が始まった。曲目は『LATELY』(*この曲は、スティービー・ワンダーの楽曲。後日偶然に分かった)男性パーソナリティと二人で演奏。柔らかな印象の曲。夕方よりも、朝の暖かく柔らかい日差しが似合いそうな曲と個人的には思った。

「あ〜!!終わった。これで緊張が解けた〜」ホッと一息つくACE氏。
「実はこの曲はACEさんが選んでくれたんですが…」
 誰の曲で、どうしてこの曲を選んだかと言ったところは、良く聞き取れず、ラジオの前でやきもきするワタクシ。
「良く知らない人でも、音を合わせると何だかよく分かる。(人柄が)通じるっていうか…」演奏を終えホッとした両人が、そう言った。ミュージシャンらしいコミュニケートなのだなあ。
 聖飢魔II以前に参加していたジャップス・ギャップスの頃の話〜『メリージェーン』のギターソロを、勝手に変えて演奏しちゃったらすごい怒られた。なんていう、もうお茶目さんね、ACEさんってばというエピソードを聞かせてくれたり、アルバムやユニットの相方である本田海月さんについて、会話が進んでいく。
「…三月からはライヴの予定も沢山あって…」
 どんなライヴになるのか?との質問に、
「…聖飢魔IIは凄いステージセットがあってさ、ストーリーのある、エンターテイメント性っていうのがあって、そういうことをやって楽しんでもらおうとしていたけど、今度はねえ。曲を聴かせようかなと。で、一生懸命やっている我々を見て、楽しんでもらおうかなと。」
 どうも、ショーアップされたステージではなく、曲をじっくりしっかり楽しむといったライヴ空間に重点を置いているようだ。楽しみ〜♪
 そろそろ、番組は終了時間を迎えようとしている。30分という時間はなんて短いのだ〜!ラジオの前で雑音の隙間の会話を聞き取ろうとしていたら、もうおしまいだ〜!間際になって、女性パーソナリティーが言った。
「あのね、私言おう、言おうと思っていたんですけど。ACEさんって凄いセクシーですよね」
「え〜!?そう?初めて言われた、そんなの」メチャクチャ照れているACE氏。
「うん、あの(『LATELY』を)歌っているときの唇の形とか〜」
「細かいとこ見てるな〜!!」

 女性の心をさらっていく匠の技は健在である。(笑)


 実はこのテキスト、
自分の日記(一番更新を重ねています・当たり前?)からそのまま。ライヴレポの文章や絵がどうにも纏まらないので、全然更新できないモンだからこちらに移したのだ。要は繋ぎ。でも、本来のこのコーナーの趣旨だもんね。OKでしょ?

 

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