岡山旅行記
 しかしカプチからオイルが・・・


旅の相棒カプチーノも誕生以来11年20万キロ。そろそろどこが壊れてもおかしくないのも確か。遠出することが多いだけに、どうしようか迷ったのですが、年末に11年目の車検を通してしまいました。タイミングベルト、ウォーターポンプ、プラグ、穴のあいた排気管なども交換してトータルの費用は17万円。結構な金額ですが、どこが壊れてもおかしくない状況に変わりはないでしょう。

多少の不安をかかえつつ、今年の冬休みも旅に出たのでした。


国道246号線→国道1号線→東名高速→名神高速

12月30日深夜、川崎を出発。246から1号線に出て下道をずっと走る。空いていて80キロ位で信号にもあまり引っかからずに走ることが出来たが、さすがに時間がかかって岡崎到着は朝の6時頃。早朝の内に名古屋市内をパスしようということで東名に乗る。下道も空いていたが、名神高速も空いていて快適なドライブ。関ヶ原が見えてきたところで夜明けを迎えました。
さすがに関ヶ原の辺りは雪景色ですが、走行に支障はなくホッとします。かなりイイペースで、このまま行くと8時頃には大阪を通過できそう。休みが分散すると道路も空いていてよいです。

中国道に入りました。見渡す限り車は走っていません。大晦日の中国道はガラガラでした。この調子なら夕方までに九州までいけそうだし、行ってしまおうか?
中国自動車道にて


2本の太いゴムホースがインタークーラーのIN/OUTのライン
エンジンがかなり奥の方に在るのが判る
ゆとりあるエンジンルームがカプチーノ長寿の秘訣か!

九州まで行くなら点検しておこう。と加西サービスエリアで車を止め、ボンネットを開けてまず目に飛び込んできたのがオイルだまり。パイプの継ぎ目からオイルが噴き出してメンバーの平らな部分にオイルだまりが出来ています。結構な量です。あいゃー、やってしまったか。車検通して2日しか走っていないのに。冷静に観察すると、オイルはインタークーラーのアウトレットとホースの継ぎ目から漏れているようです。ここはエアーの通り道なのに何故オイルが?もしかしたらタービンのオイルシールからオイルが漏れているのか?だとしたらターボダメじゃん。このまま走ったらタービンブロー→エンジンブロー?ただ、オイルレベルゲージはFの辺りで、明確な減りは確認できません。

よく見るとブローバイガスがターボに戻されているので、ここからオイルが上がってきているのかも。でも、ブローバイからポタポタ漏れるほどオイルが上がるとも思えないし。漏れる量が多すぎる様な気が。うーん、よく判らん。なんか、素人まるだしですが、車のメカは素人なのでしょうがありません。

とりあえずオイルを良く拭き取って、ホースバンドを増し締めして、ゆっくりと次の安富パーキングエリアまで走ってみました。走りながらバックミラーをみますが、特に白煙を上げている様子はありません。PAで停めて再びボンネットを開けてみると・・・やっぱり漏れていました。10分走って何滴かポタポタ漏れている感じ。

帰るか・・・

山崎ICで降りて、丁度大掃除中とおぼしき自動車整備工場に飛び込んでメカの方にきいてみると「少しは漏れているもんだよ、本当にターボ壊れるとマフラーから白煙をモクモクと吐くよ」とのありがたいお答え。漏れてる量が少しではなさそうなんですが、でも致命的という訳でもなさそうです。もちろんフルブーストかければブローしてしまうかもしれませんが。

九州はあきらめ、ゆっくり走ってこのあたり(中国地方)を観光して帰ろう。これが結論になりました。

岡山県美作町のあたり。なんとものんびりとした風景ですな。
ボンネットを開けてみると、オイル漏れのほうはたいしたことありません。下道をのんびりと走っている分には大丈夫なのかな?
湯原温泉
とりあえず近場で有名どころの温泉にでも行ってみよう、ということで、やって来たのが湯原温泉。このダムの下に無料の露天風呂がありました。車は広い河原の駐車場に止めることが出来ます。

脱衣所もあり、湯船もきれいで気持ちよく浸かることができました。たまった疲れもすっかり癒えて、やっぱりロングツーリングに温泉は欠かせません。
蒜山高原
温泉の後は国道313号線を20キロ程北上して、夏に訪れて印象深かった蒜山高原までやって来ました。

夏に行けなかった三朝温泉にも行ってしまおうと思っていたのですが、行く手には分厚い雪雲が垂れ下がっています。

やっぱり山陰は無理かぁ。天気予報では米子は雨か雪とのこと。引き返して瀬戸内に向かうことにしました。

蒜山インターから米子自動車道に乗ると雪が舞ってきました。本当は蒜山サービスエリアから雪の蒜山の全景が望めた(その為に米子道に乗った)のですが、雪が恐くて逃げるように通過してしまいました。ヘタレだ。

ちなみに、夏なら蒜山高原から大山まではツーリングルートとして絶品です。あまり道に特徴の無い?中国地方ですが、大山周辺は信州や東北の有名どころと肩を並べるだけのスケールがあります。

さて深夜に川崎を出発して昼過ぎには蒜山高原まで到達してしまいました。夏に蒜山高原を訪れたときは滋賀、京都、鳥取の山の中を2日間走りまくってやっと到着し、1日しか蒜山高原に滞在できませんでした。やはり、名古屋、京都、大阪の都市部は夜ないし朝の内に高速使ってさっさとパスしてしまった方が、効率よく回ることができるようです。

韮山高原、大山、三朝温泉、人形峠、松江、出雲大社、日御崎、三瓶山といったところを組み合わせれば山陰でも中身の濃いツーリングが出来そうな気がしませんか。でも冬は無理です。暖かい瀬戸内海側に行きましょう。

岡山にて
再び湯原インターを降りて国道313号と429号線を乗り継いで中国山地を縦断し、倉敷へ向かいます。津山など見所はあるのですが、町並みにはあまり興味が無いので行きませんでした。

宿泊は、岡山の健康ランドに泊まりました。うるさいのは仕方ないにしても寒くて快適とは言い難く、よく眠れないまま朝の4時頃出てきてしまいました。早朝の空いている国道2号線を西へ向かいました。
福山グリーンライン&鞆の浦(とものうら)
せっかくここまで来たのだから、気持ちのいいドライブルートを発掘して帰らなければ。ということでやって来たのが福山グリーンライン。初日の出を見るのにもよさそうです。朝焼けがきれい。瀬戸内の静かな港町です。

大きな展望台があったのですが、そこは人であふれかえっていました。残念ながら雲に覆われて日の出は見えそうもありません。でも、瀬戸内のゆったり雄大な景色を見ることが出来て満足。
福山グリーンライン。福山と鞆の浦を尾根道で結ぶワインディングロードです。標高は高いところでも400メートル程ですが、瀬戸の島々を眺めながらアップダウンとカーブを繰り返す素敵なワインディングでした。夜は族がいそうで恐いけど、元旦は初日の出客であふれかえっていたので大丈夫でした。

鞆の浦まで下ってきたところで太陽が顔を出しました。ありがたや。

鞆の浦はあまりに道が細く、車で訪れるのはどうかと思いました。

倉敷にて
あまり車に無理はさせられないということで、倉敷の古い町並みを散策してみることにしました。カプチーノ君は少し休んでいてね。

柄にもなく、大原美術館に立ち寄ったりして。でも私は教養が無いので印象派以外はよくワカランのです。ピカソとか見ても?だし、ルノアール見ても無感動。ただ今回はモネのミニ展示やっていて、光を描き求めていく過程が痛いほど判って良かった。えーともっと見たければメトロポリタンとかシカゴ美術館がいいよ、とカッコつけて言っておきます。
鷲羽山スカイライン
モネの絵を堪能したあとは、ワインディングを走ります。崇高な趣味から俗物趣味へ。随分落差が・・・・。さて、鷲羽山スカイラインです。いきなり急坂、急カーブの連続でぐんぐん標高を上げていきます。ジェットコースターのようで走りがいはあります。っていうか、いいのだろうか?こんな楽しげな道を走って?私が行政なら絶対通行止めにしちゃうなぁ。町に近いし。


なんだかんだ言いつつ
運転中の顔はほころんでいる

それにしても、随分殺伐としたスカイラインです。なんの目的でスカイライン作ったかよく分かりません。コンビナートを見せるため?確かに、走りながらちらちら視界に入る石油コンビナートの巨大さには圧倒させられます。高度成長期の栄華がここにあります。でも今は中国の方が凄いのでしょう。
道端に車を止めてみました。眼下にはあまりにも大規模なコンビナートが・・・。川崎市民の私でさえ驚愕してしまう、東京以上の未来都市?の姿がここにありました。

夏になれば緑もあるのでしょうが、無骨な岩山とコンビナートと面白すぎる道が印象的な、風変わりなスカイラインでした。

スカイラインの終点、鷲羽山からは瀬戸大橋の全貌を望むことが出来ました。左の写真は橋のごく一部で、実際には4枚くらい撮影して合成しないと橋が全部入りません。日本一長い橋になるのかな。凄いものを作るものだと思いましたが、やりすぎの様な気も。
旅の終わりに
2号線をひた走り、夕方、最後の締めと言うことで有馬温泉にやって来ました。有料駐車場にサッと車を止め(車で動けるような街ではないので空いていたら停めてしまうのが吉)、お目当ての金の湯、銀の湯を訪れてみると・・・残念休みでした。2日から営業とのこと。


有馬の温泉神社

まだ2日目ですが、自宅から数百キロ離れたこの地で車が止まってしまっても困ります。そろそろ旅を終わらせることにしましょう。

有馬を後にし、あとはひたすら走るだけ。宝塚ICから中国道に乗り、名神に入って関ヶ原を無事に越え、養老SAで2時間程仮眠。あとは本厚木まで一気走りして午前1時頃本厚木IC下車。50時間ほどの旅でしたが、いろいろな事がありました。

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