佐田岬へ!夏・四国旅行記

3日目

四国カルスト
カルスト台地の上にひろがる満天の星
朝焼けに染まるカルスト台地
くーっ。ロマンチックだね!絶対見るぜ!写真も撮っちゃうよ!
30過ぎのおっさんが年甲斐もなく夢を追いかけた結果は・・・・

嵐の中、ほとんど眠れないまま夜が明けた。小雨のなか濡れたテントを畳む。カルストから少し下ってくると、晴れ間が見えてきた。風が強かったので、高い山の部分に雲が出来ていたようだ。
実は予報では晴れとなっていたものの、天気図では南に高気圧、北に低気圧があって挟まれる形になっていたので、強風と山の悪天候は予想できなくもなかったはず。もっと標高の低いキャンプ場を探せば良かったと反省。

(1日目に買ったキャンプ場ガイドによると四国にキャンプ場は数百カ所あるとのこと)

しかし千キロ以上、ほとんど下道ばかり走って、しかも2日間まともに寝ていない。大丈夫なのか俺?

とりあえず440号を北へ向かう。凄い渓谷が当たり前にあるのが四国らしい。美しい風景に息をのみつつ、そのまま通過してしまう。車だと止り難くて、どうしてもサラッと流してしまう。やはり2輪の方がこういう所では楽しめるかもしれない。

面河渓
面河渓を訪れた。四国きっての名勝で、紅葉の美しさは有名。とはいえ、あまり期待していなかったのだが。

カルスト地質が生み出す風景は一種異様な感じ。浸食された崖が丸みを帯びているのが珍しい。ここから下ったところの渓谷も凄まじい。遊歩道を歩くと楽しそうだ。
だが。面河渓は渓谷だけではなかった。川沿いに歩いて登っていくと巨木がゾクゾク。圧倒的な存在感で立っている。谷の湿潤な環境が巨木を育てるのだろうか。


とちのき 名札がついているのが親切

面河渓の標高は650メートル。ここから直線距離にして僅か6キロ程で標高1982メートルの石鎚山山頂に達する。暖帯性植生から亜寒帯性植生まで、他に見ないほど豊かな森林植生を見ることができるのだ。山頂付近は高山植物の宝庫。こんないい森があったなんて!今度はゆっくり滞在しよう。そう思いながら石鎚山スカイラインへ。
石鎚山スカイライン
建設当時は富士スバルラインと並んで自然破壊の象徴とされていたという道だが、走っている分には自然の中に飲み込まれつつある感じではある。

ウエットと言うこともあるが、観光客が多くてあまりとばす道という雰囲気は無く、ゆっくり走る。ちなみに無料開放されている。

スカイラインは渓谷をぐるっと回り込んで石鎚山の山頂下に達する。途中の1カ所しかない駐車場から下を見下ろすと・・・。
高けぇぇー!凄まじい渓谷。なんちゅう豪快なスカイラインだ。ただ、スカイラインが崩落すると、あの美しい森と渓谷が埋まってしまう。自然保護を考えていたら、このスカイラインを造ることは出来なかったはず。
瓶ヶ森林道UFOライン
石鎚山は西日本最高峰の山なのだが、今回は登山している余裕はないので、そのまま通過。UFOライン(UFOがよく出るらしい)とも言われている瓶ヶ森林道へ向かう。地図ではダートになっていたので恐る恐る先に進むが、幸い全線舗装されていた。
ただ、狭いし落石もあるし、すれ違いのたびに車の側面を木の枝にこすりまくり。おまけに、写真を撮ろうと車をバックで道端に寄せていたら後輪が側溝に落輪。する瞬間にブレーキで止め、アクセルを踏んだら自力で脱出出来た(よかったー)が、マフラーがちょっと曲がってしまった。トホホ。新車で通るのはお勧めしません。

瓶ヶ森の直下を走っているハズ。一面笹に覆われた美しい風景が展開する予定が、ずっと霧の中を走ることになってしまった。残念。ただ凄まじい崖沿いを走っていることだけは判る。
もう一度晴れた日に来てみたい。
瓶ヶ森UFOラインを走破し国道194号線の旧道に出た。次の目的地は大歩危小歩危。どの道を使おう?高速はもったいないので却下。国道11号は混んでそうなのでこれも却下。国道439は狭すぎて洒落にならない。地図を見ると県道17号線というのが東へ真っ直ぐ延びている。川に沿って四十万回ぐらい曲がりくねっているというのが四国の道の相場なので?ちょっと不安だったが、とりあえず行ってみよう。
県道17号→国道194号→国道439号
県道17号線は大当たり!1.5〜2車線でオープンな感じの走りやすい道だった。交通量も少なく平均して時速60キロ位で走ることが出来た。サクサクと先に進む。

びっくりしたのがこの渓谷。特に観光名所にはなっていないようですが、巨岩がせり出した凄い渓谷。巨岩だけでも凄いが、驚いたことにオーバーハングしている巨岩の下に白いガードレールが見える!こんなところに道が通っていたなんて。
旧道は既に飲み込まれつつありますが、塗装の感じを見ると、そんなに古い道ではなさそうです。
20年くらい前に訪れていたら、この道を通ったんでしょうか。さすが四国・・・。

国道32号〜小歩危〜国道192号〜徳島

大歩危はあまりに混んでいたので通り過ぎ、小歩危にやってきました。

この程度の渓谷は四国では普通の景色。そう思えるのも道が整備されたおかげなのでしょう。おそらく昔は先程の旧道のような、とんでもない道だったに違いありません。

国道192号線で徳島へ向かいました。丁度阿波踊りのシーズン。迂回して吉野川の堤防の上を通りました。それにしても吉野川はでかい。

さすがに疲れたので、フェリーを使うことにしました。徳島の南海フェリー乗り場を訪れると、キャンセル待ちだが多分乗れるでしょうとのこと。待っていて乗れなかったらショックだと思いつつ2時間ほど待って、乗ることが出来ました。夕日を見ながら四国とお別れです。海と平野部の上は晴れていますが、山の上には積乱雲が発達しています。昨晩はあの雲の下にいたんだろうなぁー。
夜の和歌山港に到着。和歌山ICから阪和自動車道、西名阪自動車道を経て名阪国道へ。さすがに一晩中走ってはいられないので宿泊場所を探す。
名阪国道沿いに確か健康ランドがあったような気がする。ということで探しながら走っていると名阪健康ランド(名阪国道の北側脇にあって、派手なので分かり易い)を発見。料金は3千円。この手の施設は寝るスペースが確保できるかどうかで快適度が左右されるが、とりあえず空いていたので、なんとか眠ることが出来た。

朝の7時頃出発し、名古屋を通過、中央高速を走り続けて諏訪南ICで降り、あとは下道で帰宅。長い旅を終えた。

あと1日、いや2日あれば、道後温泉にでもつかってのんびりとした旅になったはず。カルストは良かったし、面河渓や石鎚山にも新たな発見があって楽しかったけど、スケジュール的にはちょっと失敗だったかな。

私の次の四国旅行は巡礼の旅かもしれません?ロマンを追い求める旅になるのか、それとも夢破れて煩悩から逃れるための旅になるのか?ちょっとドキドキしますね。

home