足摺岬へ・・・四国旅行記2日目

徳島と高知を山越えで結ぶ国道195号線。途中にある道の駅「わじき」で一夜を過ごしました。やはり旅行者とおぼしき車が他に3台ほど止まっています。とりあえず登り傾斜のところで車を止め、前輪に雑誌をかまして車ごとリクライニングという秘技(人にはみせられないぜ)を使用。

AM6:30 道の駅わじき
カプチの中で6時間ほど寝ました。途中寒くなって3回ほど目を覚まし、エンジンをつけたり消したり。カプチのエンジンは3気筒なので、寝るにはアイドリングの振動がちょっと大きすぎます。早朝、寒いと思ったら小雪が舞ってました。

高知まで139km!地方に来ると距離の感覚が違いますね。
AM8:00 木頭村
国のダム建設に反対して有名になった木頭村を通ります。川の流れが澄んでいて綺麗です。建設反対で道路整備も進んでいないのではと危惧していたのですが、国道195号全線を通して狭い区間は数キロ程にすぎませんでした。カーブは多いですが大部分は2車線の快適なワインディングです。

AM8:30 四つ足峠の登り
雪が降ってきました。人気の無い山奥だし北国なら即非常事態宣言です。でも所詮南国。積もるわけでも無し可愛いもの。だいたい暖かいから四国に来たんだし、と最初は余裕綽々だったのですが・・・。意外にも路面が冷やされる橋の上では積り初めていました。まだ峠の半ばなのにこの状態ではヤバイ鴨。ただザラメっぽい雪で割とグリップしてくれました。
結構強く降ってきました。高知まで62km。雪を避けて高知に向かったのに、こんなところで遭難したら洒落になりません。一瞬引き返すことも考えましたが、チェーンも積んでることだしなんとかなるだろうと走り続けました。急坂急カーブの連続で一瞬たりとも気が抜けません。滑らせたらおしまいです。慎重に車を走らせます。

峠を降りてくると次第に晴れ間がひろがり、のどかな山あいの風景が姿をみせてくれました。ホット一息。先ほどの雪景色がうそのようです。
AM10:00 龍河洞
洞窟の中に弥生時代の生活の後が有るということでちょっと興味をもち、高知市に入る前にちょっと30分間の地底探検。狭いです。知らない人にモデル?になっていただきました。
入場料1000円也

AM11:00 龍河洞スカイライン
洞窟の有る山を縦断するスカイラインです。急カーブとアップダウンが続きます。海を眺めながら軽く車の運動。
AM11:30 竜馬歴史館
蝋人形で坂本竜馬の人生を再現している民間のテーマパークです。蝋人形なんてと軽く見てはいたものの、一応竜馬ファンとしてはチェックしておくかと思い入ってみたのですが。これはスゴイですよ、作る手間を考えると。博物館の人の執念を感じました。見る価値は十分有ります。

PM0:30 坂本竜馬記念館
こちらは最近出来たばかりの公設の博物館です。桂浜を望む高台に建っています。手紙などが展示されていて竜馬ファンには見逃せません。
PM0:30 桂浜
龍馬記念館から望む桂浜です。浜に龍馬像が建っています。龍馬もこの浜に立って海の向こうに思いを馳せたのだろうと思うと感慨もひとしお。

とりあえず第一の目的地である桂浜は軽くクリアー。市内は正月渋滞だと思うし訪問済みなのでパス。さて、午後はどこに行こうかな。
高知県で有名な自然というと、四万十川。「最後の清流」はちょっと魅力的です。距離的にも100km位だから午後の残された時間に丁度いい。ということで、土佐湾に沿って南下し、四万十川河口にあたる中村市に向かうことにしました。

PM1:30 横波スカイライン
高知平野を過ぎた辺りで「黒潮ライン」(横波スカイライン)の看板を見つけ、寄り道してみることにしました。浦ノ内湾という内海を渡ると道は山の中にはいり、カーブを重ねながら高度を上げていきます。
尾根の上にでました。絶景を眺めながらの快適ワインディング。アップダウンが続きジェットコースターのようで走りごたえがあります。思わぬところで最高のドライブコースを見つけることが出来ました。

誰も訪れたことがなさそうな入江は、信じられないほど青く澄んでいました。日本にも開発が進んでないところが有ったのかと少し感動。1月というのに緑も鮮やかです。
ちょっと夏の津軽半島を思わせる景色ですが、植生は全然別。東北の森は落葉広葉樹林ですが、温暖なこのあたりは常緑の照葉樹林が広がっています。低木は熊笹のかわりにシダが生えています。「もののけ姫」を見たとき背景の照葉樹林の風景に何となく違和感を感じたのですが、実物を見てなんとなく納得。
足摺岬の方を眺めます。海岸線ははるか彼方まで続いていました。あんな遠くまでいったら帰って来れないだろうなぁ。

PM4:00 佐田沈下橋
国道56号線をひた走り、いくつもの山を越え2時間程で中村市に到着。ますは観光名所でもある四万十川の沈下橋に向かいます。増水して水没しても水の流れを妨げないように欄干がありません。車で通りましたがちょっとだけ恐い。夕方になってしまったせいか、観光客は2組だけでした。
PM5:00 民宿中村(別館?)
前日車中泊だったので今日は早めに宿をとることにしました。出来るだけ安くあげたいなぁ、7000円がリミットかなぁ、それ以上だったらまた車中泊かなぁ、でも体が保つかなぁ、などと思いつつ国道56号を走っていると「民宿中村」の看板が目に入りました。建物は立派そうですが、わざわざ民宿と断っているあたりフレンドリーで好感がもてます。飛び込みでお願いしたらOK。宿泊料は正月は食事無しということで4000円と格安でした。ラッキー!

風呂に入ったあと8時頃眠りにつきました。寝だめするぞ!と意気込んではいたのですが、12時頃寒くて目が覚めました。暖房が止まっています。これではテント泊と変わりません。フリースのジャケットを着込みますが寒さは防げません。絶望的な気分に浸りながら、ふと気がついて部屋の押入を開けると布団がいっぱいありました。和室ですから当たり前か。早く気づけよ<俺。ついでに気がつくと部屋のエアコンはコイン式でした。さっきテレビを見ようと思って入れたのはエアコンの料金箱だったのか・・・。100円玉をいれると暖かい風が吹いてきました。

中村というと鉄道で行ける四国のほぼ南端(正確には宿毛が最南端)。東京までは岡山からのぞみを使っても鉄道で8時間位かかります。よく考えると東京から最も遠い町まで来てしまっていたのでした。もし車がトラブったらどうしよう。さすがにちょっと不安になってきます。

一度起きてしまうと眠れなくなってしまい、ガイド本を見ながら明日のルートを検討することにしました。とりあえず維新の道と四国カルストというのが当初の考えだったのですが、地図を見ると足摺岬までもう少し(あと40km位)です。四国の最南端なんてこの機会を逃したら訪れる事は無いかもしれません。

はたしてサラリーマンが休日に車でそんな遠いところまで行ってしまっていいものだろうか?鉄道も高速バスも無いようなところで万一トラブったら、車は近くのスズキのディーラーに預けるとしても、帰って来れないし車を取りに行けない。いやいや足摺岬から大阪までフェリーがあるからなんとかなるかも。うーん。結局朝の4時まで悩んだあげく、足摺岬はあきらめることにして2回目の眠りに就いたのでした。

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