〜山道ざんまい!奥只見探訪記〜

・・・プロローグ(北関東ワインディング案内より)・・・

国道352号奥只見
どこまでも延々と続くタイトコーナー。対向車とのすれ違いに気を使う。長すぎて、運転好きの私でもちょっとしんどい。まさに奥地。道幅は1.5車線で狭く、舗装路だが路面も荒れている。普通のワインディングでは物足りない方に(笑)。個人的には10年に1度位は走ってもいいかな。


越後三山只見国定公園。立山と並んで日本で最も雪深い地だと思う。国道は352号線、252号線とも6月位まで雪に閉ざされている。ゴールデンウィークに訪れてみたものの冬季通行止めばかりでどこにも行けなかったという体験をした人も少なくないはず(^_^;)。


金曜日の夜8時仕事終了。今週のサラリーマンとしての予定は全てクリアー。やったぜ週末はフリーだ!・・・どうも最近走り足りない気がする。思う存分、飽きるぐらいカプチーノで走ってみたい!そうだ遠出しよう!東北、北陸、紀伊半島、どこにしようかなー。帰宅は深夜。

翌土曜日の早朝。東関道を東に走る俺がいた。行き先は九十九里。車は会社のアベニールバン。あれ?。

とりあえず午前中で仕事を終え、でも家に帰り着いたのは午後4時頃。ヘロヘロなうえ、昨日は3時間しか寝ていない。飯食って死んだように寝る。

日曜日。朝の4時頃目が覚める。一応10時間ぐらいは寝たみたいだ。一日が有効に使えそうでちょっと嬉しい。といっても、北陸や紀伊半島は無理。近場でいっぱい走れるところはどこか考える。そういえば奥只見にはしばらく行ってないな。よし!行き先は奥只見に決定。今日はいやと言うほどハンドルを回すのだ。


朝の関越をひた走り、小出ICを降りて353号線を尾瀬方面へ走る。越後山脈にぶち当たる直前、道は二手に分かれる。
左折すると奥只見シルバーライン。直進すると国道352号線の枝折峠だ。この2つの道はほぼ並行して走っている。

小出から奥只見湖や尾瀬方面に行くときはシルバーラインを使うのが一般的。シルバーラインは越後山脈を見事なまでにぶち抜く長大なトンネルだ。ダム建設の為とはいえ、十数キロに渡ってトンネルを掘ってしまった力業には恐れ入る。それはそれで必見なのだが、既に何回か走っているので今回はパス。

枝折峠は午前東行き一方通行、午後は西行き一方通行、しかも二輪車通行止めという、とんでもなくローカルな、ていうか実用性に乏しい国道なのだ。そんなの国道にすんな!という気はするが、ともかく、わざわざ通るのはよっぽどの物好きか、登山者(越後駒ヶ岳への登山道がある・・・ので登山者には注意)だろう。
私も走ったことは無い。走ったことが無い、ということは新鮮な感動を味わえるかもしれないということでもある。今日は枝折峠に行ってみよう。

湯ノ谷温泉郷を過ぎると車通りは殆ど無くなる。おそらく本州で最も車密度が低い道だと思う。(このページで紹介したのでしばらくは増えたりしてね)

道幅は1〜1.5車線位で狭いが、それ程走りにくい感じではない。ただ一方通行の告示が峠道の入り口に1カ所にしかなく目立たない。気をつけてゆっくり走るが、案の定2回ほど対向車が出現。私が通った時間帯に関して言えば逆走している車の方が多かったかも。カーブミラーも少なく、ちょっとリスキー。

山の中腹を走るようになると、意外にも視界が開けてくる。しばし道ばたに車を止めて景色を楽しむ。通り過ぎる車はない。ちょっと狭いのが難点だが、山道を独占状態というのは悪くない。

走るほどに視界が広がり、開放感あふれるパノラミックな景色が展開する。素晴らしい!
こんないい所なのに、食わず嫌いで見過ごすところだった。来て良かった。

越後山脈の山は深い。このあたりの標高は1000メートル前後なのだが、雪に浸食されるせいだろう。山肌は所々険しく削られている。遠くには雪渓も見える。

50分ほどで峠道を通過。シルバーラインからの道と合流して奥只見湖の湖畔に出る。思ったほど時間は掛からなかった。もっとすっごい道かと思ったが拍子抜け。

奥只見湖の湖畔を延々と巡りながら、少しずつ高度を上げていく。山肌が荒々しく、この辺りの自然の厳しさを物語っている。通行量は結構(山奥にしてはだが)多く1分1台位の感じである。物好きな人がいるものだ。
ブナやカエデの森から水が湧きだし、道路をぬらしている。ここ1ヶ月くらいほとんど雨は降っていないはずだが、どこから流れてくるのだろう。

ハンドル回すのに疲れてきた頃、道は樹林帯に突入。只見川沿いに登っていく。上り詰めたところが御池。尾瀬の北の入り口である。あこがれの尾瀬はすぐそこ。いつか必ず!。ここから先は飛躍的に交通量が増える。
国道352号線、401号線、289号線と乗りつぐ。田園風景は見事だが、道のりが長くちょっと退屈。
田子倉ダムから只見ダムを望む。

田子倉湖の湖畔を只見線と国道252号線が併走している。山奥のダム湖のほとりに鉄道が走る。不思議な光景だ。ちなみに只見線は1日3本しか走ってないらしい。いつか乗ってみたいものだ。出来れば雪に閉ざされ、車は通行止めになる冬がいいな。
国道252号線の六十里越区間。特に何があるというわけではないが、素朴な山岳道路が素晴らしい。

しばらくRVディーゼルの黒煙を浴びて走るが(健康に悪そうだしなんとかなんないの?せめて道ゆずれー!)直線でパスしたあとは単独行。山岳国道を存分に味わう。
午後2時頃小出市街に到着。6時間程かけて奥只見〜只見を回ってきたことになる。あーよく走った。コンビニで休憩していると体が揺れている。

ここで一泊できれば野沢温泉、奥志賀をまわって帰りたいところ(まだ走り足りないらしい)だが、今日は参院選の投票日。7時までに帰らなくては。

高速代がもったいないので下道で三国峠を越えて月夜野から高速に乗る。帰宅は7時頃。なんとか投票にも間に合う。えらく長い一日だった。

とはいえ、またもや日帰り。日帰りだとどうも物足りなさが残る。長い旅がしたい。

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