日光へ
〜快晴の日曜日〜

6月最初の日曜日。早朝。標高1100〜1200メートル前後の戦場ヶ原も、そろそろ緑の季節だろうと言うことで、日光に向かいました。今回の旅は車から降りて歩くことが主目的。ホームページの趣旨から少し外れるけど、とっても気持ちのよい散策が出来たので、ぜひご紹介したいと思います。

早朝、7時頃に日光宇都宮道路(多分初めて通った)で日光市内を通過しました。道はガラガラ。快晴。ドピーカン。春霞のぼんやりとした空とは全然違う、真っ青な、彩度のめちゃくちゃ高い青。しまった、快晴の少ない北アルプスの方に行けばよかったかしら?
おなじみ日光いろは坂。早朝で交通量は少な目ですが、さすがに日本で十指にはいる観光地。それなりに車は多いです。スキール音が出ないように気を遣いながら、お上品にゆっくり走ります。後ろに車がいないことを確認して、減速し、ズームを広角にしてノーファインダーでちょっと撮影(危ないのでしてはいけません)。

中禅寺湖スカイラインです。最近無料開放されたので、行ってみることにしました。7時50分頃に湖畔の入り口に到着。開門は8時からと言うことで、並んで待つことにしました。見晴らしのよいなかなか素晴らしい道です。ただ、前の車が遅い。ついていくつもりでしたが(後で駐車場で顔を合わせると気まずいし)、2速でノッキングするほどの速度にたまりかねて、ついつい強引に追い越してしまいました。本当は追い越せるポイントがほとんどない道だし、おとなしく走りたかったんですが。
ジオラマを見下ろしているような景色。何故か今日は空も緑の色も濃いです。デジカメで撮影した画像もPLフィルターかけているみたいに濃くて、ハイコントラスト。私のデジカメは補色系で彩度の低さでは定評があり、いつもはコントラストと彩度を若干上げて記憶色に近づけた上で、ホームページに使っているのですが、今回は逆に下げて使っています。画像としては不自然に思われそうな気がして。考えすぎかなぁ?

さて、ここから先が今回の旅の本題。
今日は車から降りて歩いてみようと思います。
いつもは国道120号線でさっさと通り過ぎてしまう戦場ヶ原。
歩くとまた、違った自然の姿が見えてくると思います。
散策の範囲は光徳牧場周辺と、湯川沿いの遊歩道です。

光徳牧場周辺
〜ミズナラの林の中で〜

光徳牧場の辺りにはミズナラの純林があります。今回の旅の目的の一つは、このミズナラの純林を訪れること。いいんだなこれが。夏になると緑のトンネルが出来るんですが、6月初めでは未だ早すぎるかな。

まばゆいばかりの新緑に、半ばとまどいつつ、車を林のなかへ。
光徳牧場の駐車場。ミズナラの大木の側に車を止めます。朝の8時半頃なので空いています。
誰もいないミズナラの純林。ミズナラの葉は、まだ発芽して間もない若葉なので、柔らかな淡い緑色をしています。柔らかな緑色の光に包まれて、幸せな気分。意味もなくうろうろと歩き回ってしまいました。
誰もいない・・・。こんな素晴らしい場所なのに自分一人だけ。こんなところで幸せを使っちゃっていいんだろうかとちょっと不安になってしまう小心者の俺。

目的もなくうろうろするのは、せっかちな現代人らしくないので、光徳牧場と光徳池を一周することにしました。牧場まで来ると、スケッチをしている人が10数名、どでかい牛と戯れている(勇気ある)女の子2名。風景撮影している人が数名程いました。きわめて静か。
光徳池です。川を渡って山沿いに戻ります。

ミズナラの林に戻ってきました。ここが一番落ち着きますね。いいところだなぁー。
夏になると葉が大きくなって頭上を覆うのですが、ここのミズナラの葉って透明感があって鮮やかな緑色をしているので、緑の透明なトンネルになって、とっても気持ちがいいのです。
光徳牧場から光徳池を一周して戻ってくるまで1時間弱。アップダウンもほとんどなく、緑の中を歩く素敵な道です。10時位から観光客が押し寄せて来たので、次の目的地に向かいました。
(注)昼間は結構混むところです。

戦場ヶ原散策(湯本〜湯滝〜戦場ヶ原〜竜頭の滝)
〜木漏れ日の中を川沿いに歩く〜

さて、次に訪れたのは、湯の湖。今日の旅の目的の二つ目は戦場ヶ原を歩くことです。湯本の無料駐車場に車を止め、トレッキングシューズに履き替え、ビジターセンターで情報をチェック(歩くならビジターセンターに寄ろう!)したら出発です。
とりあえず湯の湖を半周。小さな湖ですが、歩くと40分ほどと結構長い。景色も単調で、既にバテ気味(おいおい、起伏も無いのに)。この先が不安になってきます。
11時頃。ちょっと退屈していたところで湯の滝の上に来ました。原生林に向かって流れ落ちる滝に刺激を受けて目が覚めました。

階段を数分下ると湯滝の下につきました。豪快な流れに圧倒されます。観光客でにぎわっています。ここをスタート地点にしてもよかったかもしれません。
川のせせらぎに沿って設けられた遊歩道。緑のトンネルと、穏やかに流れる小川のせせらぎ。歩くのが楽しくなります。
こ、これは、もしかして、今まで歩いた遊歩道の中でも、トップクラスの気持ちよさ?戦場ヶ原のハイキングコースって、期待を遙かに上回るすごい拾い物なのでは!?。

しばし川を離れてシラカンバの林、ミズナラの林のなかを歩いていきます。このコースは森の中を歩くことが多く、森好きの人にお勧めです。植生も豊かで楽しい。時間が経つのを忘れてしまいます。
湿原と森の境。長い目で見れば湿原に林が迫ってきているって感じでしょうか。遊歩道は境界線ぞいに歩いていく感じです。

戦場ヶ原

広大な高層〜低層湿原。乾燥化が危惧されている。
木道は湿原を保護するためのもの(歩きやすいということもあるが)
木道から降りないようにしましょう。

湿原の中を湯川はゆったりと流れていきます。
赤沼分岐の辺りまで来ると、戦場ヶ原も終わり。国道が近くなり、人も多くなってきます。
1時頃、竜頭の滝の上まで来ました。滝の下までは10分ほどでした。素晴らしい散策ができました。そろそろ車に戻りたいな。

さすがに、ここから歩いて戻る元気はありません。1時20分頃発の路線バスに乗って湯元に戻ることにしました(最初からそのつもりだった)。路線バスは1時間に1本位出ています。料金は550円。出発前に小銭を用意しておきましょう。

湯本でカプチーノに乗り込み、金精峠を越えて日光を後にします。
湯本で温泉でもよかったのですが、天気があまりにもよかったので、温泉に浸かっている場合じゃないや、ってことで車で走り回る私なのでした。こんろく峠〜水上〜なぜか伊香保で石段の湯に浸かり、帰宅は11時頃。
日帰りでしたが、とっても充実した一日でした。

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