大山へ
〜蒜山高原、大山訪問記 Part2〜


朝になった。晴れていて、夜露に濡れた牧草の緑がキラキラと輝いている。

多少雲が残るが、青空が天を覆い、大地は緑色に輝いている。こんな良い場所にキャンプして良かったのだろうか?と思う程。感謝しながらキャンプ場をあとにした。

まだ整備中の所も多いが、高原を東西に横切る蒜山(ひるぜん)高原のメインストリート。気持ちのいい道だ。

休暇村を過ぎたところから、韮山大山スカイラインがスタートする。最初は深い森の中をストレート主体で疾走し、次にカーブを重ねて高度を上げていく。

明るい尾根道に出て峠を越えるとスカイラインは終了。ここから大山環状道路に入る。草原の中を走り、なんて気持ちのいい所なんだろう!と感動していると、道は急につづら折れとなり、カーブを重ねながら深く薄暗い森の中へ下っていく。

しばらく下った後、道はブナの森の中に入り、カーブを重ねて登っていく。軽快にコーナーをクリアーしながら、ブナの森の様子をうかがう。贅沢なひと時。

緑のトンネルが途切れたと同時に、巨大な岩の壁が目の前に立ちはだかった。大山である。ドライビングがあまりにも気持ちよかったので、そのまま走り続けたかったのだが、写真を撮らなくてはということで、駐車場に車を止める。止めて良かった・・・。
あまりの景色のすばらしさに、しばし呆然とする。
ここは鍵掛峠という。よく見ると環状道路は遠く森の中に伸びている。あんな所を走るのか!

土砂の通路が道を横切っている。崩落は麓の遙か下の方まで続いていた。かなり深刻な状況かもしれない。大山は崩落していく山なのか(登山ルートも立ち入り禁止の部分がかなり在るらしい)。雨天の時は要注意である。
大山を半周程回って大山寺の辺りまでやって来た。信仰、観光、登山の拠点らしく土産物屋が軒先を連ねている。当然、貧乏旅行者は素通り。家族連れが楽しそうに登山口に向かう姿を見て、大山登山についてはかなり迷ったのだが、日程的につらくなってきたことと、もう少しカプチで走っていたかったこともあり断念。次の機会に挑戦することにした。
大山の北側は地図で見る限り、狭い道しか通っていない。ここまで来たのだから大山を一周しようということで、県道30号線を北上する。少し狭いがなんとか走れる道だった。日本海がきれい。


グランドキャニオンの様だ

県道30号線はまだましだった。続く県道34号線はとても寂しい道路。ひと気も途絶え、周囲の地形も険しくなって心細い位だが、たまに来る対向車との擦れ違いに気を遣う。
最終的に道はこんな感じになってしまいました。見通しが悪くて運転するのが苦痛、というか危険でさえあるのだが、速度をあげることも出来ず、時間ばかりが過ぎる。県道44号線に出る直前、たまたま広い待避所に車を止めて地図を確認していたら、ダンプカーが通り過ぎた。


見通し悪すぎる・・・
泣きながら走ってます

こんな道でダンプカーが対向してきたらかないません。県道34号線は使わない方がいいです。あきらめて日本海岸まで出て国道9号線使った方がいいと思います。その方が時間的にも早いかも。

県道44,45号線で大山の西側を南下する。こちらは良く整備された2車線のワインディングでホッとする。

残念ながら大山は雲に覆われてしまったが、逆に深山の雰囲気がして、それはそれで好い感じだ。山の中を快走していたのだが、途中から遅い車の列に捕まってしまいちょっとガックリ。

南側に回ると再び大山が見えてきた。先程の鍵掛峠より少し離れたところからの眺めだ。

広域農道と県道52号線で大山の山裾を疾走する。交通量も少なく、いい感じのワインディング。こんな道が大山の北側も通っていれば、気持ちよく大山一周が出来るのだが。

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島根半島観光の旅


大山を一周した後、島根半島の東端である美保関に行ってみた。ただ海があるだけの場所。前方の島が隠岐との案内板が在ったが、快晴にも関わらず見ることは出来なかった。かなり遠い所にあるのだと思った。好い所らしいが、一生に一度位、隠岐を訪ねることが在るのだろうか。


美保関


境水道大橋 鳥取と島根の県境でもある
深夜に999が発着するらしい

大型船が通行する為だろう。境水道大橋は天を走る如き橋だった。

境水道を挟んで境港市と美保関町の風景は正反対。美保関町は海と森しかない半島の素朴な漁村。対する境港市は工場や倉庫が雑然と立ち並び、大型のクレーンが林立する港町だった。

次に中海に浮かぶ大根島を訪ねたが、特に面白い所では無かった。

松江を訪問・・・ではなく素通り。高校の頃夜行に乗って訪ねた事が在る。訪問済みだと、わざわざ車を止めて歩くこともないかと思ってしまう。松江城や武家屋敷が美しく残る街。思い出に浸るだけで走り去る。

宍道湖沿いを走ったり、山中の広域農道を走ったり、海岸沿いのやたらと細い道を走ったりしながら、美しい島根半島の田園&海岸風景を堪能する。

島根半島西岸の日御碕を訪れた。真っ白な灯台と青い空と海のコントラストが美しい。ありがちな風景だが、なかなか印象的な所だ。ウミネコ?だったかな、が生息しているらしいが、シーズンを外しているらしく、あまり見ることは出来なかった。
(ウミネコは12月に飛来し7月には北方へ飛び立ってしまうらしい)

旅の最後に出雲大社に寄る。古代日本の文化に想いをはせながら、夏の旅も終わりにすることにしますか。

夕暮れの宍道湖を眺めながら家路につく。最後まで島根半島と宍道湖は美しい風景を見せてくれた。

おわり

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