意外に良かった小豆島&冬の四国 Part3 2005.2下旬訪問 2005.3.13UP

四国高松へ

小豆島からフェリーで高松に渡る。前方にフラットな溶岩台地が見えてきた。源平の合戦でも有名な屋島だ。
とりあえず五色台スカイラインを走った。やっぱり雪が残っていた。さ、寒い。

五色台はスカイライン支線の高台にあり、瀬戸大橋を見渡すことが出来る。橋は遥か彼方まで続いていて、人間ってとんでもないものを作るなあと思う。
夕暮れを迎えて周辺のキャンプ場2軒回る。が、「予約がないと利用できません」「まだ営業していません」攻撃を喰らって打つ手が無くなる。素直にツーリングマップルで「通年営業」と書いてあるキャンプ場に行けば良かったと思うが時すでに遅し。夕日が霞みの中へと沈んでいく。
・・・今夜の迷走決定ダ_| ̄|○

何時もの事だが。

 

芝生には雪が残っている状態。展望台での野宿も考えたが、今日は金曜日で族が恐い。相互リンク先のサラリーマン野宿旅さんをはじめ、野宿上級者の方は山奥の林道で野宿しちゃうけど、私には無理無理、恐すぎ。仕方なく街へと下ることにした。程無く闇に包まれた。
とりあえず讃岐うどんを食べる。四国で一般的なセルフのうどん屋だ。昔はセルフでも凄く美味しいと思ったものだが、今や普通の味だと感じるのは讃岐うどんが全国に普及したためか。有名店は昼しか開いてないことが多いので、スケジュールの都合上行けなかった。ちょっと残念。

といいつつ、讃岐うどんはやっぱりうまい。そして暖ったけー。唐揚と茄子天を加えて大玉360円。
しばし店内でマッタリして、ツーリングマップを見ながら行き先を考える。当初は本州に戻って山口県あたりを考えていたのだが、この気温では無理っぽい。いつも素通りしてしまう道後温泉で暖まって、あとは南下しよう。
寝るところは・・・?
走り続けるしかないか。凍て付いた夜の街を走り出す。しばらくすると、頼みの綱の使い捨てカイロも冷えてきて(冷却されすぎたらしい)・・・体温はグングン低下し(氷点下になろうという夜に時速70kmで走り続けてるんだもの)・・・指先の感覚も無くなって・・・うーん、もうダメ限界。
(香川県にはホテル、民宿、YH、24H営業の健康ランド等揃ってますので、皆様はそちらをご利用ください、/筆者注)

もう一度マップルを見る。と、海岸沿いの道の駅を発見。海沿い→ということは浜辺にスペースあり&→照明があるからスペースを確認出来てテントが張れる?治安も大丈夫?と都合よく推測して訪れてみると・・・、はたして推測の通りの構造でした。敷地の端っこの方だったら、駅舎からは見えない。しかも砂浜に隣接していて、なんとなくテント張っててもおかしくない雰囲気かも!?。助かった。速攻でテント建ててシュラフに包まる。冷たくなっていたカイロも徐々に発熱してきてホカホカ。なんとかなりそう。いや、なったに違いない。おやすみなさいzzz-。

・・・10分後、ボッボッボッ、グォーン、グォーン、バリバリ。ハッ、あの音は?。ええっ、走り屋のお兄さんたちが終結してるョ。どうしよう?といっても、この暖まったシュラフから抜け出る気は毛頭無い。だって暖かいんだもの。人間開き直ると、どうとでもなるものだ。おやすみなさいzzz-。

・・・海岸の某所で夜明けを迎えた。いつの間にか周囲も静かになっている。濡れたテントをたたんで出発。
国道11号線を松山に向かって走る。夜明けの空はきれいだが、国道11号線自体は高松や徳島と松山を結ぶ産業道路だ。海と山に挟まれた沿線には工業都市がびっしりで、しかも高速道路を除くと、これ一本しか道が無い。通勤ラッシュとトラックの工場搬入ラッシュに挟まれて、しばらく我慢の時を過ごす。

道後温泉本館

道後温泉にやってきた。松山を代表する観光地だけに、道路標識を辿るだけで着くことが出来た。とりあえず2輪置場に駐輪。カブで来ているおやじさんに声を掛けられて少し話す。バイクで旅していると、地元の方から声を掛けられることが多く、結構楽しい。
ありがたいことに、こんな看板もあった。4輪に関しても有料の公共駐車場があるが、混雑気味の様子。市役所前地下駐車場(公共駐車場でバイクも駐車可能とのこと)などに止めて、市電を使って来るのも味があるかも。

おおっ、千と千尋みたい。重層的な屋根が、重みと歴史を感じさせる。奥行きもあって、想像以上に大きな建物だった。ちなみに、道後温泉本館は重文である。もちろん、温泉としては唯一の指定だ。今まで通過してばかりだったので、念願かなってという感じで、ちょっと嬉しい。
三千年の歴史を持つという湯に浸かる。くぅーっ、気持ちい!!!凍て付いた体が少しずつ融けていく。朝の9時頃ということで混んではいなかったが、夕刻など目茶混みらしいので、入浴するなら空いている時を選びたい。泉質としては、無色透明な単純泉だ。

外に出ると・・・雪だった・・・
またかーorz。バイクで走り出すものの、雪は次第に強くなり、路面も白くなってきてしまった。このまま降り続けば街中で立ち往生しかねない。見知らぬ街で立ち往生したら、メチャメチャ落ち込むだろうなぁ・・・。市電に乗ったり、松山城を観光しようと思っていたのだが、無理みたいだ。

そうだ、南へ行こう!

松山>国道56号線>宇和島>宿毛>国道321号線
愛媛県が初めてであれば、「R378夕焼け小焼けライン〜R197メロディライン〜佐田岬」というルートを選ぶのだが、既に走破済み(レポはこちらです)だったので、R56で真っ直ぐ南下することにした。R56は、景色は変化に富むものの、交通量が多い幹線道路だった。

峠を幾つか越えると、晴れ間が拡がってきた。緑も増えてきて、ホッと一息。宿毛からは国道321号線足摺サニーロードに入る。

足摺サニーロード
サニーロード沿いには緑が溢れ、陽光溢れる南国の景色が広がっていた。先程まで松山の雪景色に怯えていたのがウソのよう。同じ四国といえど、気候は大きく異なるようだ。

交通量も少なく、快適なツーリングが続く。
サニーロードを走行中、良さげなキャンプ場を発見!まるで通りすがりのツーリストに利用してくださいと言わんばかりのロケーション。国道からも、穏やかな芝生のサイトが見て取れる。走っていて目に付くというのが、ぶらり旅のツーリストにはありがたい。ちなみに海中展望塔の近くである。
名称は爪白キャンプ場。料金400円也。今日の宿営地はここに決まり!だね!!

足摺岬

足摺スカイラインは前回走破済みだったので、岬を一周する県道を走ってみることにした。

道幅は1.5車線とちょっと狭いが、照葉樹林の濃密なトンネルが続く。テカテカ光る照葉樹の緑が眩しい。まるで夏のようだ。

縄文の昔、照葉樹林帯は関東平野一体にまで及んだという。現在は田畑になったり雑木林などの落葉樹林に転換されてしまって、原生のまとまった照葉樹林を見ることは少ない。(三浦半島でこんもりとした森を見かけるが、人が植えたものなのだそうです)

足摺には、冬でも緑の葉が頭上を覆う、鬱蒼とした照葉樹林が残っている。

椿のトンネルをくぐって岬の先端へ。ほんの数分の散策だ。遠くまで来たなぁ・・・。
足摺岬を訪れる観光客は多い。多分、ここを四国旅行の最終目的地にしている人が多いからだろう。そして、最終目的地に相応しい雰囲気がある。

実はこの日を境に心身ともに長旅モードに入っていて、バイクで長時間走行しても全然疲れなくなっていた。このまま九州に渡りたいところだが・・・。
足摺スカイラインで街へと戻る。やはり気持ちの良い道だった。

爪白キャンプ場

途中で土佐清水市内のスーパーに寄った。さすが、漁の町だけあって、水産品が豊富。足摺産「はがつおの寿司580円」を買って爪白キャンプ場に戻る。もう夕暮れだ。
おいしい〜!口の中でフワフワってとろける美味さ。スーパーで買った寿司は、回らない寿司も含めて自分の中では今まででNO1。足摺の味、堪能しました。では、お休みなさいzzz-。

翌朝、最終日ということで2時間ほどかけて、テントを完全に乾かす。残念ながら日程的なリミットが近い。あとは一気に川崎へ帰るつもりだ。・・・って、寝ずに走る気かよ俺?
足摺サニーロード>国道56号線
サニーロードを快調にとばす。

四万十川に沿って暫らく北上し、
中村からは国道56号線で高知を目指す。この56号線が、また、変化に富んだ道で、海沿いだけでなく、山深いところも走ったりして、意外に面白い。ただ、幹線道路だけに交通量は多め。
横浪スカイライン
途中から横浪スカイラインに入る。冬でも夏みたいな気分で走ることが出来て楽しい。

ここは四国でも有数の絶景ロードのなのだが、入口には看板も無く、観光客を誘導するようなアピールはなにも無い。走り屋で占領されてしまっているのが原因だろう。もっと観光ロードとして光を当てて欲しいところ。
高知 桂浜
海沿いを走りつづけ、訪れたのが桂浜だ。駐車場界隈はお土産屋が立並び、呼び込みのアナウンスやら音楽やらが流れて騒々しいことこのうえない。駐車料金は2輪50円、4輪400円だ。お金払って、こんな環境か・・・。2輪は50円だからいいけど、乗用車だったら、果たして来る価値はあるのか・・・?

喧騒を逃れて浜へと歩を進めた。小高い丘の上に、竜馬の銅像はあった。そして、やたらと大きかった。まあ、割りと最近建ったものらしいが。

竜馬もこの浜からアメリカを想ったのかと、しばし感慨に浸る。

どうせ400円払うなら、桂浜を望む高台にある「高知県立坂本龍馬記念館」を訪れた方がいいと思う。入場料400円で、駐車料は無料となっている。

(今回は寄りませんでした。写真は3年前の冬に訪れた時のものです)

記念館からの展望もお勧め。

室戸岬

高知〜室戸岬は、街中を通ることもあり、正直言ってあまり面白くない。室戸の街を過ぎると、左手の山並みに築かれた大胆なスロープが目に留まった。室戸スカイラインだ。
こういう形で高度を稼ぐ道も珍しい。距離は短いが、ちょいと変った風景が見れる。

室戸岬から東側は集落の途切れる区間が多くなる。地形的に平地が少ないというのもあるが、台風の影響で住み難いというのもあるのかも。なにしろ、室戸岬では風速84メートルの記録があるのだ。84メートルって、時速300キロじゃん。飛行機が助走なしで浮くよ・・・。

そんな訳で、室戸岬の東側は、四国の中でも最も快適に走れる道の一つになっている。

南阿波サンライン
少し北上したところで南阿波サンラインに寄り道。ここも海沿いにアップダウンを繰り返す絶景ドライブウェイだ。残念ながら暗くなったのと、デジカメのバッテリー切れで写真が少ししか撮れなかった。

さよなら四国

徳島に入り、日も暮れると寒さが厳しくなる。暖かい所で休みたくて、逃げ込むように南海フェリーに乗った。徳島には相互リンクの宿があるし、鳴門の渦潮は見てみたかったが、四国の北側は、まだ寒すぎるみたい。鳴門や淡路島の旅は次の機会にしよう。
と、ここで終わりなら良かったのだが、フェリーが到着したのは凍て付く夜の和歌山港である。とりあえず奈良に向かって走り出すが・・・寒い。和歌山と奈良の県境付近で道路温度表示を見ると-1度。奈良県に入ったところで180円ラーメンを見つけて飛び込む。身も懐も寒かったので、このラーメンには助かった。

平野部でこんなに寒かったら、山間部を走る名阪国道など到底無理だろう。ということで、健康ランド(奈良健康ランド:郡山ICからR24で南へ5分)の駐車場を訪れた。ネオンを眺めながら、一泊するか迷う。どうしよう、あの中は暖かそうだ・・・。
走り続けることにしました。深夜のR25へGO!。
風が冷たい。他に走っているバイクは見かけず、自分は変態じゃないかと思えてくる。当初は我慢して一気に走り切ろうと思っていたのだが、寒さに耐え切れず伊賀SAで休憩する。どうやら手指が凍傷になりかけてたみたい。っていうか、これを書いている今でも軽く痺れが残ってたりして・・・(笑)。

名古屋、豊橋、浜松を経由して、朝の内に御前崎に達した。砂浜に降りて、砂の中に手を入れるとホカホカして気持ちいい。銀マットを引いて、倒れこむ。おやすみなさいzzz-

しばしの休息。

 

箱根を駆け上がれば地元神奈川だ。長かった旅も終わり。ホッとしつつ箱根峠を越えて・・・。

視界に入ってきたのは、真っ白な雪景色でした。もしかして、一番寒い時期にバイク旅しちゃったかも・・・。

最近、気象庁の電子閲覧室で過去の気象データを調べることが多いのですが、2月上旬に寒さがピークとなり、その後暖かくなるかと思いきや、2月下旬〜3月上旬位に再び寒くなるというのは結構多いようです。ある気象予報士さんのHPで、唯一季節が逆戻りする時期と書かれていましたが・・・。今回は見事にその時期に嵌ってしまったみたいです。それだけに、足摺岬の温暖な景色が印象的でした。

来年も、この時期に旅に出たいと思っています。行き先は未だ未踏の地、薩摩半島、開聞岳あたりを狙っています。本当は四国から九州に渡りたかったのですが、今の身分でそこまで奔放な旅をして良いのか?と自制心が働きまして。楽しみを後にとっておくのは、悪いことではありません。では、次の旅でお会いしましょう。

(おまけ)

これまで、四国を訪れたのは4回です。(うち、ツーレポに起こしたのは3回)。自分はまだまだ四国初心者ですけど、今までの旅で良かったなと思った道と場所を、マップにまとめてみました。

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