冬の中部山岳地帯横断ドライブ Part1 2004.1.26〜28

冬のドライブは、常にドキドキでした。少しでも山に近づいたら、雪は大丈夫だろうか?この先凍結してるんじゃないか?恐る恐る車を進ませることになります。雪が降ってきて引き返すこともしばしば。時に強行突破しましたが、振り返って危なかったなあと思うことも多々ありました。

今度のアルトでは、仕事のためにスタッドレスタイヤを装着したのですが、よく考えると雪国へのドライブも可能です。せっかくなので、雪深い中部地方の山岳地帯を横断して、日本海を目指すことにしました。名づけて「冬の中部山岳地帯横断ドライブ」、はたして突破できるのか?

夜の甲斐路を西へ

夜11時、川崎スタート。甲州街道をひた走ります。
途中、深夜営業のスーパーで食料を買い込み。

午前1時30分、笹子トンネルを通過。甲斐の国へ入ります。

笹子 トンネルを出ると、気温表示はマイナス2度でした。路肩には雪が残りますが、路面はドライ。

深夜の甲州街道では、前がクリアーになっても、直ぐにトラックの車列に追いついてしまいます。延々と車列の後を走っていると運転が単調すぎて・・・

眠気が限界に達しました。も、もうダメ・・。

午前2時30分、道の駅はくしゅうで就寝。

午前7時起床、再スタート。

甲斐路から信濃路へ

富士見峠を越えて茅野市に入りました。気温はマイナス8度。融雪剤が撒かれているので乾燥し難いせいもありますが、路面が黒光りしていて不気味です。ノーマルタイヤだったら、心配でドキドキしてくる頃です。

スタッドレスタイヤは-8度でもゴムが硬くならないせいか、細かいサイプで水膜が除去されるせいか、割りとグリップ感がありました。

午前7時30分、諏訪湖を通過。

湖の結氷は半分位で、今年は御神渡りは無理だなあと思っていたら・・・

それでも氷上で釣りをしている人がいました。近くにまだ結氷していない、水の所もあるのですが、割れない自信はどこから来るんだろう?チャレンジャーだなあ・・・。

午後8時、塩尻峠を通過。

峠から先は曇り空。路面はウエットながら凍結箇所は無し。夜間に凍結気味だったのが、通行車両の熱で溶けてきたって感じでしょうか。

信濃路から木曽路へ

午前8時30分、気温はマイナス7度。
塩尻から国道19号線に入りました。

木曽路の谷は深く、なかなか日が射して来ません。明確な凍結はありませんが、ノーマルタイヤだったら走りたくない感じです。

道の駅ならかわで一休み。奈良川は木曽路に入って最初の宿場町です。

最近、宿場町はバイクで訪れたいなあと思います。私の軽いバイクなら、狭い道でも気軽に入っていけるし、住人へのストレスも少ないはず。VTRは回転抑えて走るとカブみたいな音だし、郵便屋さん来た?みたいな(苦笑)。ということで、アルト君は宿場町を素通りしました。

寝覚めの床

最初の目的地は、寝覚ノ床です。
中央線の車窓から眺めたことはあったのですが、車やバイクで訪問したことはありませんでした。というのは、駐車場が有料だったからです。しかも500円のコイン式。寝覚ノ床って「一瞬芸」で、短くて5分、長くて30分位しか滞在しないところですから。500円は高すぎると思いますねえ。

今回は無料の駐車場を発見しました。道の駅「寝覚ノ床美術公園」(仮称?)です。朝9時とはいえ、駐車している車はトラック3台、乗用車1台という寂しさ。ここまでやる気無さそうな道の駅は初めてです。本当に道の駅か疑問ですが、道の駅って書いてありましたから、多分そうなんでしょう。場所はR19沿い、寝覚ノ床みやげ物屋街から300メートル程名古屋よりです。エネオスのGSが目印となります。

雪の積もった森の中を歩いていきます。
美術公園だけあって、訳わからんオブジェが点在しています。名勝を見にきたのであって、オブジェなんかどうでもいいんですけど・・・。無料だからいいか。でも税金で作ってるんだよなー。

見上げるとJR中央線の線路が。寝覚ノ床を通過する特急「しなの」は絵になる気がします。
駐車場から5分程で寝覚ノ床に到着です。浦島太郎が玉手箱を開けた場所だとか。フムフム、これが寝覚ノ床かって感じでしょうか。

車に戻って、一旦、木曽路を引き返します。

木曽の桟(かけはし)

途中、木曽路の難所と言われた木曽の桟に寄りました。芭蕉の
「かけはしや いのちをからむ つたかづら」
という句が、当時を偲ばせます。
 

四角い石積みが昔の道の跡です。現道はその上を通っているのですが、今でもヤバそうな気が。現在の木曽路はトラック街道だし、補強しないと橋脚が保たないのではと思ったり。

木曽の桟の上は急峻極まりない崖なんですが、そこになにやら怪しげな窓が4つ並んでいます。人が住んでいそうな感じですが、前後の様子から推測すると線路跡のようです。観光名所にしては、怪しげな光景だなあ。

木曽福島でR19に別れを告げ、R361で開田村をめざしました。

峠付近は新設された立派なトンネルと道路であっけなく超えてしまいます。よくガイドブックなどで旧道の地蔵峠が掲載されていますが、旧道はかなり狭いので、広くお勧めするのは私的には?です。あちらは3桁国道フリーク限定ということで。

開田村 木曽馬の里

意外な事に、トンネルを越えても、道路の雪は、ほとんど融けていました。

暫らく走って、木曽馬の里の看板を見つけ、左に入りました。

さすがに、枝道は圧雪路でした。白樺林の向こうに御嶽山が見えてきました。カナーリ巨大な山岳風景が出現しそうな予感。
(・o・)雪原の向こうにドーンと御嶽山が。雄大です。

やって来たのは木曽馬の里です。わおっ!馬だ(当たり前だって)
早速、馬さんのお出迎えです。大きくて、毛並みが美しくて、無茶苦茶可愛いいです。ここの馬はおとなしいので、撫でても大丈夫です。

(とはいっても、馬は臆病で耳が良いので、後ろから近づいたり、大きな音をたてないようにしましょう。馬が怪我する原因になってしまいます。スパトラバイクとかは、里の入口の蕎麦道場にバイクを停めて歩いて来たほうがよいでしょう)

木曽馬は日本在来種の馬です。昔の開田村では厩は住居の中にあり、馬をとても大切にしたそうです。病気になれば一緒に寝て看病することもあったとか。そんな環境を千年近く経て、木曽馬はとても穏やかでやさしい馬となりました。
純系の木曽馬は戦時中に絶滅しそうになりましたが、神社の神馬として難を逃れていた牝馬を元に繁殖と保護が行われています。
それにしても抱きついちゃいたい位、めんこいですなあ。

愛らしい木曽馬と、雄大な御嶽山。蕎麦の花が咲く頃、また訪れたいと思いました。

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