信州の旅シリーズ5 〜信州から発信する信州の旅〜

嬬恋から志賀草津経由で松川渓谷へ

11月4日のこと、既に北アルプスの3000メートル級の山々は冠雪しています。草津志賀道路もそろそろ凍結が心配です。走れるうちに、ということで行ってきました。
県道94号線地蔵峠、湯の丸高原

天気は快晴!県道94号線で湯の丸高原を目指しました。
ツーレポ「篭の登山とチェリーパークライン」でも走った県道94号線です。標高差的には隣のチェリーパークラインと同じ位ですが、チェリーがタイトコーナーの連続なのに対し、県道94号線は比較的穏やかな峠道となります。群馬県側は少しの間、道幅の狭いタイトコーナーが続きます。

すぐに2車線の直線主体下り坂となり、嬬恋村へ降りていきます。万座、草津白根方面の山並が見え始めました。

嬬恋パノラマライン

振り返ると、浅間山が噴煙を上げていました。


この山の向こう側がカルデラ

浅間山と対峙する百名山が四阿山です。標高は2354メートル。元々は火山を繰り返して高くなった巨大な成層火山で、山頂が吹きとんで今の形になったそうです。隣の根子岳、浦倉山とともに外輪山を形成していて、実はそれらの山々に囲まれた窪地が直径3キロのカルデラとなっているそうです。外側から眺める限り、想像もつきませんけどね。

 

その穏やかな裾野に位置するのが鳥居峠です。まるで富士山のような穏やかな裾野は、溶岩が流れ下って出来たものなのでした。

そんな四阿山の裾野に、大規模な広域農道を見つけました。嬬恋パノラマラインです。

時には険しい山間を縫って走りますが、大規模な工作のおかげで、道自体の線形は穏やかです。

どーんと真っ直ぐな直線が、本州離れしています。どちらかというと曲がりくねった道が好きな作者ですが、たまにはこんな道をトトト・・と、ゆったり走るのも心地よいと思いました。
ちなみに、10月下旬に訪れた時はこんな感じでした。渓谷の紅葉と、巨大な橋と切り通しの法面が印象的でした。税金無駄遣い・・・、でも、折角作ったので楽しまなくちゃ?。

作りかけの県道112号線、毛無峠へは行けなかった

パノラマラインの途中で、山の方へ向かって走る良さげなワインディングロードを見つけました。県道112号線です。

巨大な谷を挟み、ほぼ万座スカイラインに平行して、北方の山の方へグングン登っていきます。

 

コーナーを幾つもクリアーしながら高度を上げて行きます。かなり走り応えのある道です。高規格で舗装もガードレールもピカピカ、出来たてホヤホヤの様です。

こんな道あったんだー。このまま県境を越えて長野県の高山村まで行けたら凄いぞ。行けちゃったりして、と期待しつつ・・・。

ただ、行き交う車はほとんど無く、路面には落ち葉が積もりまくりです。

 

残念、車の通らない道が、どこかと繋がっている筈も無く、数キロ走って通行止めでした。
手持ちの地図では毛無峠まで2車線の峠が続き、上信スカイライン経由で長野、高山村方面へ抜けられそうに描かれていましたが、実際には工事中の様です。この規格のまま県境越えしたら、草津志賀道路にも匹敵する凄い観光道路になりそうですが・・・、それだけに実現は無理なような気がします。計画としてはあるんでしょうけど、山は険しいし。バブルも崩壊してるし。まあ時々ウォッチしていきたいと思います。

志賀草津道路

嬬恋パノラマラインの終点から県道59号線を経由して国道292号線に入りました。おなじみ志賀草津道路です。

草津白根に向かって上り始めましたが、山頂には雲が。

つづら折れの道を登っていきます。

しばらく登って振り返ると、!!!

いつもながら、凄い眺望です。

 
草津白根山
草津白根山にやってきました。駐車場が有料なので通過してしまうことが多いのですが、久しぶりに歩いてみることにしました。

徒歩5分程で火口の湯釜に到着です。
上越の山々を見下ろすあたりに、山上の別世界を感じます。こういう高所感のある風景が、私は好きです。

尾根筋を縦走していきます。こんな高いところを車やバイクで走っちゃっていいんでしょうか。

普通なら登山者しか見れない高山帯です。

芳が平も秋色。
渋峠は小雨と霧に包まれていました。道路気温表示を見たら0度。ヒエー、凍結ギリギリじゃん。

11月上旬の秋晴れの午後1時です。東京近郊の気温は20度近く、蓼科でさえ10度位なのですから、いかに寒いところか判りますね。

笠が岳、山田牧場

普通なら、志賀草津道路〜志賀高原〜奥志賀林道〜野沢温泉、というルートが激しくお勧めなわけですが、たまには変った道を走りたいものです。

熊の湯から七味笠岳林道に入り、山田牧場を目指しました。道は・・・凄く狭かったです。ちょっとイヤかも。

10分程狭い道を我慢して走り、峠を越えると視界が開けてきました。

唐松の黄葉と、落葉が終わったダケカンバの林が美しいです。
眼下に山田牧場が見えます。

どんどん下っていきます。ガスっていて遠望利かないのが残念です。
松川渓谷
山田牧場を過ぎると、道は拡がり2車線のつづら折れになります。峠から1500メートルほど下ったところにあるのが松川渓谷です。

信州きっての紅葉の名所です。観光客もいっぱい。

 

紅葉は、残念ながら終わっていました。せっかくなので、雷滝を見に行くことにしました。

駐車スペースは無料のものが数台分だけです。紅葉シーズンはめちゃ混みだと思われるので、むしろ外した方がいいかもしれません。

駐車場から歩いて3分程で、凄い岩の壁と、水しぶきが見えてきました。

雷滝は、別名、裏見の滝というのだそうですが・・・。

おおっ?!凄い迫力です。楽しいです。

せり出した岩盤の下を遊歩道が通っているのが、判りますか?

 

落差は30メートルほどですが、間近で見るせいか、凄い迫力がありました。お勧めです。

バイクに跨り、さらに下っていくと物産センターと展望台がありました。何気に横を向くと、高い滝がありました。

八滝(やたき)という滝だそうで、落差は200メートルほど。普通の車道から眺められる滝としては最大級の高さではないでしょうか。

なかなか趣のある景色です。紅葉のピークの時は、凄く綺麗ではないかと思います。

松川渓谷沿いの温泉
松川沿いには温泉が数多く噴出しています。七味温泉、五色温泉、松川渓谷温泉、山田温泉、蕨温泉、小布施温泉etc。どこに入ろう。

五色温泉は日帰り入浴の受付終了が早いので今回はパス。七味温泉、松川渓谷温泉はよさげでしたが、混んでそうだったのでパス。山田温泉は温泉街になっていて、共同湯の大湯が有名ですが、人が溢れていてあまりにも賑やかでパス。出来ればのんびり浸かりたいところです。

景色が良いという蕨温泉と、泉質に特徴があるという子安温泉を、ハシゴしてみることにしました。

 

蕨温泉ふれあいの湯

最初にやってきたのが蕨温泉ふれあいの湯です。山田温泉から県道を3キロほど下ったところにあります。典型的な大型公共温泉で、広い駐車場に車がいっぱい。人気があって近所の人が沢山集ってきているようです。浴室も混雑気味でした。

泉質は山田温泉と同系では?との話ですが、特に特徴は感じられませんでした。露天からの夕景が綺麗なようです。

 

子安温泉
続いて浴感の強い湯とうわさの子安温泉に入ってみました。蕨温泉とは松川を挟んだ対岸になります。

県道からわき道に少し入った所にあります。看板は小さめなので、気づきにくいかもしれません。
除雪ステーション兼チェーン装着スペースが目印です。

 

洗い場も無い素朴な個人経営と思しき共同湯ですが、濃い黄褐色の湯が気持ちよかったです。内湯だけですので、景色は全く見えません。

私的には、折角、見知らぬ土地まで旅に出たのだから、こういう個性的な泉質の温泉の方が面白いと思うのですが、皆さんいかがでしょうか。

営業時間AM9〜PM8:30。入浴料500円でした。

 

温泉を出ると既に夕暮れでした。この日は菅平〜上田市〜浅間サンライン〜碓氷峠経由で川崎まで帰りました。

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