春の九州縦断の旅

PART6 4日目 鹿児島

霧島高原国民休養地

霧島高原国民休養地で朝を迎えた。今日がキャンプ最終日なのでテントの夜露を乾かしてから出発。乾くまで出発できないのが難点だが、これをしないとテントにカビが生えてしまう。かといって家に帰って干すのは面倒だし、帰宅後の天候の保証も無い。自由な旅の代償である。早く乾けー!
錦江湾シーサイドツーリング
鹿児島湾(錦江湾)沿いに走る。昨日までとは、うって変わってのシーサイドツーリング!目に入るもの全てが青く、爽快!!

青い空と青い海にポッカリと浮かぶ桜島。写真では可愛らしく写っているが、実物は巨大で圧倒的な存在感がある。マジ圧倒されますョ。
いよいよ桜島へ
R224で桜島を周遊。外周道路は日曜日とあって、観光客が多い。最終的には観光バスから続く長い列の後ろに加わって時速30キロ位でトコトコ走ることになった。

ちなみに、桜島外周道路の南側は2車線、北側は2車線と1.5車線が交互に現れる道だが、それほど走りにくくはなかった。

有村熔岩展望所。一面の熔岩には現実感が薄れてしまうほど。
ここからの桜島は険しくも美しい。


何故か姿形が恐ろしげ。にわかに空がかき曇り、雷が轟いて、
巨大な魔王が山の上に姿を現す、そんな想像をしてしまった。

一旦海から離れ、標高373メートルの湯乃平展望台までバイクで登ってみる。湯乃平展望台からの桜島は黒い熔岩が立ちはだかり、まるで魔王の巣窟の様な、そんな恐ろしさが感じられた。
赤い熔岩の壁を縫って海まで下っていく。
桜島港に寄ってみた。フェリーターミナルは華やかだが、少し離れると青い海が美しい、のどかな南国の風景がひろがっていた。

桜島フェリーは桜島と鹿児島市を1日32便24時間運行で結んでいる。出来れば鹿児島に渡って指宿スカイラインを走り、開聞岳まで行ってみたいところだが、時間的にちょっと無理か。次の旅に期待しよう。

 

フェリーターミナルのすぐ側に「桜島マグマ温泉」があった。凄い名前である。これは入ってみるしかないでしょう。
茶褐色のお湯がマグマのように湧いていた。ガラス張りの展望が見事な、きれいな施設だが、これで300円は安い!日曜の昼だが空いていた。駐車場も無料。満足度高し!
R220

今日は宮崎港からフェリーで大阪に渡るつもりだ。マグマ温泉に浸かった後、マリンエキスプレスに予約の電話(←電話するの遅すぎだって)。良かった、空いているらしい。出航時刻は宮崎港19:10である。出航までまだ6時間程ある。

鹿児島〜宮崎は普通ならR10を走るところだが、この道は物流街道で面白くないうえに、市街地を通るので意外に時間がかかる。ツーリングマップルを穴のあくほど眺めて道を探し、県道とローカル国道っぽい道を経由して日南市に向かうことにした。もちろん、ツーリストに人気の「日南フェニックスロード」を走ろうという思惑もある。

鹿児島湾を巡るシーサイドラインR220を福山町で外れ、鹿児島県道63号>鹿児島県道71号>R222へと乗り継いでいく。

これらの道がまた、凄くいい道だった。R10がやたらと信号で止まり、大型車の黒煙に包まれるのとは大違い。交通量の少ない山間を結ぶハイウエイだった。

R220の道端からの風景である。道路こそ大規模な工作がされているものの、緑の山並みはどこまでも続き、人家もほとんど見あたらない。こんな道が尽きないのだ。
日南フェニックスロード
それでも2時間位走り続けていると海に出た。日南フェニックスロードは、しかし何でこんなに明るいんだろう?海も空も、全国変わらないはずなのに、ココの海はとびっきり青く明るいのだ。不思議だ。
日曜日ということもあり、さすがに青島方面は混雑していたのでパス。代わりに同じような千畳敷の海岸を眺める。
中央分離帯にフェニックスが立ち並ぶ道に入ると、宮崎は近い。
宮崎から大阪へ
宮崎港フェリーターミナルにやって来た。チケットを購入した後、宮崎市内をうろうろし、安いセルフのうどん屋で夕食とし、スーパーで特売のパンを買い込む。ちなみに今回の旅の1日の食費は1000円以内と決めてあったので、食事はいつもこんな感じ。九州往復だと旅の総経費数万円はかかっているので、どこかで倹約しなければならない。今回は食べ物。多分牛丼屋のお世話になることが多いのではないかと思っていたが、一軒も見あたらなかった。
おおさかエキスプレスの外観は長距離フェリーにしては小さめ(中に入るとそんなことはないのだが)。

マリンエキスプレス大阪<>宮崎
料金は下記の通り(2004年7月)
125CC〜750CC+2等=11430円(繁忙期15000)
4輪4m未満、運転者込=19500円(繁忙期23000)

結局バイクは2台だけだった。隣りのDS(だと思う)氏は大阪から土日を利用して九州巡りをしてきたそうで、月曜はそのまま出勤とのこと。なるほど、フェリーを使えば大阪〜九州は近いなあと関心してしまった。
2等船室の様子。雑魚寝部屋だが、空いていたので楽だった。(混んでいるとかなりつらい、気が弱い人は寝るスペースが無くなっちゃう)
船は19時10分に出航。夕暮れの宮崎市をあとにした。デッキでは大勢の人が、街の灯を名残惜しそうに眺めている。
ディーゼルエンジンが唸りをあげ、煙突から吐き出された黒煙が夕闇に消えていく。さようなら九州。

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