春の九州縦断の旅

PART3 2日目 阿蘇を巡る道

阿蘇登山道路(南側)
阿蘇登山道路を下っていく。路面は良好。日本じゃないみたいな景色。
南側の外輪山を見渡す。外輪山を眺めていると、カルデラが出来る前の山の大きさをはいかほどだったのかという疑問が湧いてくる。後で図書館で調べたところによると、一説には富士山を凌ぐ高さがあったという(それ程高くなかったという説もあるようだが、どちらが一般的な学説かは不明)。

最大の噴火は9万年前で、火砕流の規模は雲仙普賢岳の100万倍にもおよび、九州全域が焼け野原と化してしまったらしい。恐らく地球規模の気象変動があったはずで、そう考えると火山活動は恐ろしい。

走るルートがいっぱいあって迷う。嬉しい!さて、どれにしようか。
R265
R265で阿蘇山を半時計回りに回ってみることにした。高森〜箱石峠までは森の中を行く2車線のワインディング。交通量はそこそこある。フツーの山道である。
箱石峠を越えると風景は一変する。山肌が顕わになった牧草山岳地帯。急カーブ急坂が連続する一方、道端の牧草地では牛や馬がのどかに草をはんでいる。

かなり切り立った斜面まで牧草地みたいになっているのが不思議だ。あそこまで牛や馬が登るのか?いや無理でしょう。では何故木が生えていないのか?人工的に牧草地にしなければこの辺りだって森のハズだし・・・(もしかしたら野焼きで、ついでに燃えてしまうため木が育たないのかも)

仙酔峡道路
阿蘇山へ北側からアプローチするのが仙酔峡道路である。2車線だが路面はコンクリ舗装で凸凹が多い。

道路終点の仙酔峡から火口まではロープウエイが架かっていたが、既に南側からの噴火口見学を済ませているので乗車せず。バイクで終点まで往復するだけにした。

火山活動で形成された地形の様子が手に取るように分かる。眼下には大カルデラが広がり、外輪山がそれを囲っている。遠くには九重連山が見える。写真では霞んでしまっているが・・・。

(残念ながら天気や光の加減を狙って何度もトライする写真家の様にはいかない。私は旅で出会った風景をありのまま写すだけだ。それでいいよね、臨場感あるし・・・・・と、読者に同意を求める私

しかし、この風景は、いたく私を感動させた。もっとも仙酔峡道路自体は、それ程スケール感の有る道ではない。

仙酔峡道路の両側には、やはり牧場が広がっていた。雄大な風景をバックにのどかな時間が流れる。とはいっても、それ程のんびりはしていられない。時刻は5時過ぎ。影が長く伸びている。そろそろ宿営地をみつけなければ。
県道298号阿蘇公園下野線(旧阿蘇観光有料道路)

と思いつつ、R57号線でぐるっと回り込み、県道298号線へ。今度は西側から阿蘇山へ登っていく。県道298号線は元有料道路だけあって、景色も道路状況も良好。
時刻は午後6時過ぎ。太陽が外輪山の稜線に沈むまでには、まだ暫く間があるようだ。このまま夕日を眺めていたらどんなに素晴らしい景色になるだろう、とは思うが、まだキャンプ場を確保していない。少しヤバイと焦り始める。2,3枚写真を写して移動を再開。
牧草地のワインディングをぐんぐん登っていく。日は傾き、写真にも自身の長い影が映り込む。写真撮っている場合じゃないのだが、撮らずにいられぬこの風景。

上り詰めると、先程通った阿蘇登山道路に突き当たる。そこから眺める米塚がこれ。夕日を浴びて、より一層美しく幻想的。地球じゃないみたい。

しばらく眺め、感動に浸る。あとは阿蘇登山道路を下っていくだけ。

夕日を浴びて輝く山腹の牧草地はとてもきれいで・・・、日が暮れて茜色に染まる外輪山は美しくて泣きたいくらい・・・・でも写真が無い。

デジカメのメモリーカード1枚分、後で消去してしまったのだ(泣)

4月の夕暮れは早い。阿蘇登山道路を下っていく途中で日が暮れ、本日の幕営地「阿蘇みんなの森キャンプ場」に着いたときは薄暗くなっていた。急いでテントを張り、街に降りてセブイレブンで弁当を買って夕食とする。

トレーラーで来ていた放浪中らしいおやじに誘われ、日本一周中というバイク青年を誘って阿蘇内牧温泉を訪問。共同浴場入浴。湯は柔らかでいい感じ。料金は100円だったと思う。地元民しか行けないような路地の奥なので、ここで紹介することはできないが(というかもう一度行けと言われても道おぼえていない)、内牧温泉だけで共同湯が数カ所あるらしい。まあ、阿蘇のカルデラ内には温泉がたくさんあるので、ここで紹介しなくてもいいかな。

キャンプ場にもどってシュラフにくるまる。川崎を発ってから大阪、新門司、別府、湯布、くじゅう、阿蘇と巡ってきて、初めての「動かない寝床」。それにしても、随分走ったなー。久しぶりに天の川を見ながら、おやすみなさいzzz-。

次は九州縦断して鹿児島を目指します。PART4を、どうぞ!

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