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バルカン半島編
(2000.5.29-6.7)

Albania: [Tirane] (Kosovo): [Prishtina] Bosnia=Herzegobina: [Sarajevo] [Mostar] Croatia: [Dovrobnik] [Split] [Rijeka]



albania アルバニア共和国/Republic of Albania
首都:チラナ/Tirane面積:約2.9万平方km(日本の約1/13)
通貨:レク(1円=約1.27Lk)人口:約364.5万人(ほぼ静岡県と同じ)
言語:アルバニア語平均寿命:男69.60歳、女75.50歳
政体:共和制人口密度:127人/平方km(日本の約2/5)
一人当たりの国民総生産:約670ドル(日本の約1/59)
宗教:イスラム教70%、東方正教20%、カソリック10%
民族:アルバニア人98%、ギリシャ人1.8%、マケドニア人0.1%、人%
国防予算:5,100万ドル(一人当たりドル、日本の約1/917)
兵員:5.4万人(人口の1.4%、日本の約2/9)
1912年オスマン帝国から独立。1946年人民共和国。1961年 ソ連と断交。第二次世界大戦後から1990年まで鎖国政策を取っていたが、東欧改革の影響を受け、対外開放、複数政党制の導入等、民主化。1991年現国名に改称。
(1995年資料)

(アルバニアを知るに当っての参考文献)
「アルバニアの悲劇 ーねずみ講事件の背景ー」熊坂 静香
2000.5.29-31
17世紀初めにオスマン
帝国の将軍スレイマン
-パシャが建設。
チラナ市内のモスク
 1997年に、国民総出でねずみ講の参加して、国内が大混乱した国、アルバニア。入国に当たって、国境で入国税を払わされたのだが、国籍によって事細かく、金額が別れていた。やっぱりヨーロッパは安いのかと思ったけど、入国管理官の手許の一覧を覗き見したら、そうでもなく、ベルギー人なんか日本人より高かった。微妙な国同士の関係があるのが分かる。
 やはり、ここは物価が安い。あと、陽射しのせいか、妙に明るい。経済状況もうまくいってないから、暗くじめじめしてるイメージを持っていたので、びっくりだ。
 道路とかのインフラ整備が滞っているが、バー、カフェ、レストランも多い。文化的にはイタリアの影響が強いようだ(日本に帰って来るまで知らなかったが、アルバニアはイタリアの植民地だった)。コーヒーを頼むと、トルコ風ではなく、エスプレッソが出てくる。そこら中に「なんちゃら・イタリアーノ」って看板があるし。良く見かけるのが、USAの旗。やはり、アルバニア系住民をいじめたユーゴを懲らしめたNATOには好意を抱いてるようだ。なんと、「NATO Cafe」も見つけた。でも、ずっと鎖国してたから、どんな珍しいものが見れるのかワクワクしてたのに、普通のバルカンの街だった。マケドニアの首都スコピエよりは都会で、他の首都よりは田舎だ。遺跡とかも珍しいものなし。
 今回の宿は、小遣い稼ぎの一般家庭に泊まったのだが、そこの息子がコソボに出征していたらしく、道中のビデオを見せてくれた。さすがに戦闘シーンはなかったけど。彼にこの後、コソボを経由してボスニア=ヘルツェゴビナに向かうと話したら、是非、モスタルに行けと言う。ひとつ、乗ってみようと思う。
 歩いていると、よく時間を聞かれる。時計のある人にも。時間を聞くのがひとつのコミュニケーションの手段なのだろうか。
 両替えしようと銀行に行った。VISAのシールが貼ってあったのでT/Cで替えようとしたが、2週間かかると言われた。なんじゃそりゃ。
 コソボから来たという人とカフェで話した。英語がうまい人だ。妹が死んだから南に下りたい、5000LKくれないかと言う。一度は払ってくれたコーヒー代を払って出る。本当か?わからない。物凄く後味が悪い。
 はじめはモンテネグロ(セルビアと供にユーゴスラビア連邦を構成している国)のポドゴリッツァに行く予定だったけど、コソボの問題で、列車、バスともに国境閉鎖で運休。あったのは、コソボのプリシュティナ行きとマケドニアのスコピエ行きとイスタンブール行きと戻ってしまうアテネ行きのみ。吟味の結果、コソボのプリシュティナへ。直線距離200kmくらいしかないのに夜行便しかない。
*Begator Jaupi宅 15ドル/約1,650円(1泊)
*チラナ-プリシュティナ(夜行バス)50DM/約2,900円
ア ル バ ニ ア で の 経 済 白 書
合計金額:10,230Lk (約8,055円)滞在日数:3日1日当たり:約2,685円
大きな出費:アルバニアVISA (29ドル)、バス/プリシュティナ行き (約2,850円)
ア ル バ ニ ア で の 生 活 白 書
市内交通:- 宿泊費 (3泊うちバス1泊):15ドル 煙草:約40円
Internet:- 500壜ビール:約98円 Espresso:約24円

コソボ自治州/Kosovo
首都:プリシュティナ/Pristine通貨:ドイツ・マルク(1ドル=約2DM)が流通
面積:約1.1万平方km(ほぼ岐阜県と同じ)人口密度:192人/平方km(日本の約4/7)
人口:約211.4万人(ほぼ岐阜県と同じ)民族:アルバニア人81.6%、セルビア人9.9%
ユーゴスラビア連邦セルビア共和国の南部を占める自治州。住民の大部分はイスラム教徒のアルバニア人。
(1995年資料)
2000.6.1
コソボを警備する国連軍
 アルバニアは山の中。ギリシャからも山道うねうね走ってたけど、コソボへも山道を行く。バイパス、高速道路なんかない。そりゃぁ直線距離200kmだったけど、一晩かかるってもんだ。
 ちょっとやばそうなイメージのコソボ。実際も寒々しくて、しけた所って感じ。見かける外国人はUN(United Nation/国連)の人たちばかり。東洋人なんかいない。流通してる通貨はドイツ・マルク。ユーゴ・ディナール、アルバニア・レケは使えません。レケ、余ってるのにどうしよう。国境に闇両替もいなかったし(国連軍が守ってた)。
 インターネット・カフェがあった。でも、アクセスのスピードはいまいち。コーヒーもギリシャ・トルコスタイル。
 特に見るものもないので、朝に到着してすぐに、今夕出発のサラエボ行きの夜行バスのチケットをゲット。サラエボへの途中の道は、所々に装甲車に乗ったNATO各国軍が守ってる。よく目に付いたのは、イタリア。ドイツやデンマークも見かけたけど、イタリア軍が一番多かった。海を挟んでユーゴに接してるので難民問題なんかあるんだろう。イタリア国内にもアルバニア系住民がいるらしいし。(注・アルバニアの項でも書きましたが、アルバニアがイタリアの植民地だったのを知ったのは、日本に帰ってきてからです)
*プリシュティナ-サラエボ(夜行バス)61DM/約3,538円
コ ソ ボ で の 経 済 白 書
合計金額:75DM (約4,350円)滞在日数:1日1日当たり:約4,350円
コ ソ ボ で の 生 活 白 書
Espresso:約57円 宿泊費:- 煙草:-
Internet/1時間:約342円 500壜ビール:- 市内交通:-

bosnia ボスニア=ヘルツェゴビナ/Bosnia and Herzegovina
首都:サラエボ/Sarajevo 人口密度:88人/平方km(日本の約1/4)
人口:約448.4万人(ほぼ四国と同じ) 面積:約5.1万平方km(日本の約2/15)
言語:セルビア語、クロアチア語宗教:イスラム教、東方正教、カソリック
一人当たりの国民総生産:約2,454ドル(日本の約1/16)
平均寿命:男69.55歳、女75.11歳通貨:ボスニア=ディナール(1KM=約58円)
民族:ムスリム人43.7%、セルビア人31.3%、クロアチア人17.3%
兵員:9.2万人(人口の2%、日本の約2/5)
北部のボスニア地方と南部のヘルツェゴビナ地方から成る。15世紀以降オスマン帝国の支配下に置かれ、1908年にオーストリア-ハンガリー帝国に併合された。18年ユーゴスラビアの結成に参加、1991年同国から分離、独立。
(1995年資料)
2000.6.2-3
内戦で壊されたビル
 大学の卒業旅行(と言っても、誰も一緒に来てくれなくて、一人旅だったのだが)でユーゴスラビアの首都ベオグラードに行ったんだけど、その時、サラエボ行きのバスを探そうと旅行会社で聞いたのだが、ないと言われた。まだ、内戦が治まりきってない頃だったので、政府関係かプレスじゃなければ入れなかったようだ。しかし、今回、ついにやってきた。
 到着後、いつものように宿探しなんだけど、降りたバスターミナル、隣接してるサラエボ中央駅に観光案内所なんてない。とりあえず勘で、町の中心に向かって歩いた。途中にあった警察に聞いてやっとこ、観光案内所へ。ホテルリストをもらう。ざっと見て、あまり安いところがない。ひとまず、リスト上の一番安いホテルに向かうが、果たして見つからない。二番目に安いホテルは、さっき居たサラエボ中央駅前。32KM。即決定。
 サラエボの復旧は進む。でも(だから?)、ついつい壊れた町並みを探してしまう。なんかそんな自分がいやになった、悲しくなった。だから、壊れたオリンピック会場にはいかなかった。
 広い道が、かつての社会主義国を感じさせる。山間の本当にきれいな町だと思う。
* Hotel Nota-racun 32KM/約1,856円(1泊/シングル)
*サラエボ-モスタル(バス)12KM/約696円
2000.6.3-4
内戦で壊された世界遺産のモスタル橋
 アルバニアで奨められて、バスで来てみた。きれいな街だ。でも、戦争で壊された世界遺産の橋が壊されたまま。ユーゴを嫌う彼が行ってみろと言った意味がはじめて分かった。
 ホテルが高い。50ドル以上する。そこで、あるホテルで民宿を紹介してもらった。40ドイツ・マルク。やはり高い。うまいこと値切ろうと下心を持ちつつ、そこの親爺と話をした。彼は戦争の後、ずっと仕事がなく、奥さんが朝6時から夜10時まで働いてるらしい。素直に40マルク払った。気持ちとしては、娘さんにおいしいものを食べさせてあげてって感じ。お気楽観光旅行者が値切れません。アジアの貧しい地域とはまた違う、お金への切実さがあった。
*Hadzic Sabir宅 40DM/約2,320円(1泊)
*モスタル-プロチェ(列車)6.2KM
ボスニア=ヘルツェゴビナ で の 経 済 白 書
合計金額:132.2KM (約7,841円)滞在日数:2日1日当たり:約3,921円
ボスニア=ヘルツェゴビナ で の 生 活 白 書
Bosnian Coffee/トルコ風:約28円 煙草:約57円
宿泊費 (2泊):約1,824-2,280円 (平均2,052円) Internet/1時間:-
350缶ビール:約57円 市内交通:-

croatia クロアチア共和国/Republic of Croatia
首都:ザグレブ/Zagreb 言語:クロアチア語
政体:共和制人口:約449.5万人(ほぼ四国と同じ)
通貨:クーナ(1Kn=約13.5円)面積:約8.8万平方km(ほぼ北海道と同じ)
平均寿命:男67.10歳、女75.70歳人口密度:51人/平方km(日本の約2/13)
一人当たりの国民総生産:約3,250ドル(日本の約1/12)
識字率:96.7%宗教:カソリック76.5%、東方正教11.1%
民族:クロアチア人77.9%、セルビア人12.2%
国防予算:16億ドル(一人当たり348ドル、日本の約1/29)
兵員:6.5万人(人口の1.4%、日本の約2/7)
1991年ユーゴスラビアから分離・独立。
(1995年資料)
2000.6.4-6
ドブロブニクの旧市街
 モスタルから列車でまずはプロチェへ。プロチェにはATMがあった。クロアチアは、もう先進国の仲間入りしかかってるのを感じる。バスでドブロブニクへ。途中、ボスニア-ヘルツェゴビナ領を通るので、パスポートを用意しておけと言われる。でも、特に検問らしいものもなく、ドブロブニク到着。
 客引きのおばちゃんに連れられて民宿泊。
 ここは、魔女の宅急便のモチーフになった街らしい。旧市街も戦争でかなり壊されたらしい。ボスニアでも、ここクロアチアでも、ユーゴ軍に壊されたこと、人がいっぱい殺されたこと(確かに真新しい墓地がいっぱいある)を強調している。でも、あれは戦争で殺し合いで、だからユーゴでもいっぱい壊され、殺されてると思う。なんか、僕が見ているものは片手落ちな気がする。ユーゴにも行けば良かった。今、ベオグラードに行ってもNATOに壊されたものばかりらしい。
*プロチェ-ドブロブニク(バス)43kn/約580円
*Ruzica Brnada宅 25DM/約1,450円(1泊)
*ドブロブニク-スプリト(バス)66kn/約891円
2000.6.72000.6.6-7
北西部、アドリア海に面
する港湾 都市。
イタリア名、フィウメ。
シベニクの町中
 着いてみたらスプリトは観光都市。バス降りたらわらわらとおじさん、おばさんが部屋どうだどうだと言ってくる。次のシベニクに泊りたかったので、そのまま観光する。城塞都市だね。船がいろんな方面に出ている。リエカはもちろん、イタリアにも行っている。この後のコース取りに少々悩む。
 でも、そのままバスでシベニクに向かった。シベニクでは客引きが皆無。なんかがっかりして、しばらく街をうろついて、一気にリエカに行くことにする。きっと夜行バスでテンポ良くイタリアに行けることだろう。
 リエカには、午後10時に到着。夜行のミラノ行きやフィレンツェ行きがあると踏んだのだけど、無かった。結局、午前5時のトリエステ行きを待って、朝までバスターミナルで過ごした。街をうろうろしてみたけど、やっぱり一度来たことがあるトコはなんかラクチン。駅に行って、一応夜行列車も当たってみた。でも、あるのはザグレブ行きや、ウィーン、ブダペスト行きばかりでイタリア方面には出ていなかった。
*スプリト-シベニク(バス)35kn/約472円
*シベニク-リエカ(バス)134kn/約1,809円

*リエカ-トリエステ(バス)55kn/約742円
ク ロ ア チ ア で の 経 済 白 書
合計金額:800.1Kn (約7,841円)滞在日数:3日1日当たり:約3,600円
ク ロ ア チ ア で の 生 活 白 書
宿泊費 (3泊うち野宿1泊):約1,425円 Espresso:約53円 Internet:-
500缶ビール:約84円 煙草:約126円 市内交通:-

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