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今日から使える「文章上達の豆知識」

文章を書くというと、「難しい」「苦手」という思いにかられ、尻込みしてしまう人が少なくありません。
でも、そんなに複雑に考えることはありません。
プロのライターや作家になることを目指しているならまだしも、私たちが心がけるべき点は一つだけ。
それは、読みやすいこと。
そうです。手紙やレポート、企画書、提案書、マニュアル、会議の議事録……、そのどれをとっても共通していえるのは、美辞麗句を重ねることではなく、読み手の立場を考慮して、簡潔・明解に、わかりやすく書くことなのです。
そこで、このコーナーでは、「読みやすさ」と「わかりやすさ」の二つをキーポイントに、「文章上達の豆知識」について、連載形式で述べていきたいと思います。

第1回 文章は簡潔に記す

まずは、次の例文を一読願います。

事故があったわけでもないのに、料金所が込んでいるわけでもないのに、高速道路で渋滞が起こることを自然渋滞という。
なぜ、そんな現象が起きるのかというと、それは一人のドライバーがブレーキを踏むことで、後続の車もそれに反応してブレーキを踏むことが原因しており、あとに続く車ほどブレーキを踏む時間が長くなるため、速度がどんどん低下していき、しまいにはノロノロ運転になる、というわけなのである。

さて、この例文、文法的にはとくに問題はないのですが、なんとなく読みにくい感じがしませんか。内容が把握しずらいのではないでしょうか。
なぜか。それは、ワン・センテンスの文章が長すぎるからです。
点ばかりが多く、丸がなかなかこない。そのため、読み手も疲れてしまうのです。
したがって、この例文を読みやすくするためには、話の内容が変わるたびに、話題が変わるたびに、適宜、丸を打つことが重要になってきます。
そこで、この点を踏まえ、例文を添削してみましょう。

事故があったわけでもない。料金所が込んでいるわけでもない。それなのに、高速道路で渋滞が起こることがある。この現象を自然渋滞という。
なぜ、そんなことが起きるのか。それは一人のドライバーがブレーキを踏むことで、後続の車もそれに反応してブレーキを踏むことが原因している。
つまり、あとに続く車ほどブレーキを踏む時間が長くなるため、速度がどんどん低下していき、しまいにはノロノロ運転になる、というわけなのである。

どうです。だいぶ、読みやすくなったとは思いませんか。
内容だって把握しやすくなったと思います。
このように、ワン・センテンスをダラダラと長く書かないようにするだけでも、読み手に与える印象はだいぶ違ってくるのです。
そこで、「文章に自信がない」「文章を書くのが苦手だ」という人は、40字、長くても100字前後で丸をもってくるようにしましょう。
読みやすさのポイントはできるだけワン・センテンスを短くする。まずはこれです。

つづく


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