財務分析
上級シスアドとして必要とされるされると思われる財務分析手法を書いてみます。
まったく見当違いの説明をしているかもしれませんので参考程度にお願いします。
■企業の実態をつかむ
企業活動は人、もの、金プラス情報の4要素が基本となる。企業の実態はこの4要素から形作られている。したがって、企業実態を正確につかむには財務分析に代表される定量的な側面でとらえるだけでなく、企業経営者の経営能力、情報力など計数として把握しにくい定性的な側面も考慮する必要がある。
■基本的な財務分析手法
・流動比率=(流動資産÷流動負債)×100
支払能力の判定
・当座比率=(当座資産÷流動負債)×100
即座の支払能力の判定
・固定比率=(固定資産÷自己資本)×100
長期の支払能力
・固定長期適合率=固定資産÷(自己資本+固定負債)×100
長期の支払能力 固定比率が100%を超える場合、この比率で補う
・自己資本比率=(自己資本÷総資本)×100
企業の安全度をあらわす
・総資本回転率=(売上高÷総資本)×100
総資本が有効に利用されているかを表す
・総資本利益率=(利益÷総資本)×100
総資本に対し利益がどれだけ実現されたかをあらわす
・損益分岐点=固定費÷(1−変動比率)
利益がゼロになる売上高
変動比率=変動費÷売上高
・ROE(株主資本利益率)
企業の収益性の分析における代表的な指標。株主資本の提供者に対する持分の
収益性をあらわす指標。
ROE=当期利益÷株主資本×100
■資金運用表
資金運用表とは、前期と当期の貸借対照表を比較対照して、各科目間の在高の増減をとらえて、これを資金調達とその運用とに
分類整理し、資金の動きをあらわしたものである。
三分割法の資金運用表
固定資金の区分・・・・長期の資金収支
運転資金の区分・・・・財務収支を除く短期の資金収支
財務資金の区分・・・・金融収支
下のような表が資金運用表です。また、若干、金融機関により違いはあります。
資金運用表よりの簡易分析
これをみると、太チョ情報通信は設備投資にお金をかけすぎ、資金繰りが苦しいことが分かります。自己資金以上に新規設備にお金をかけていますね。普通は内部資金−決算資金いないの抑えた設備投資が良いとされています。しかも、固定資金の不足を短期資金で調達しており、期間のミスマッチがあります。
■資金繰表
一定期間における現金収支の動きを収入・支出の種類ごとに分類して計上して、現金過不足の調整や繰越金の状況が把握できるようにまとめられた表である。
基本的な様式は
前月繰越金、収入、支出、差し引き過不足、財務収支、翌月繰越金の6区分から成り立っている。
それでは問題と解いて見ますか!
| 平成11年度上級シスアド午前問51 次の損益計算表から求められる損益点売上高は何百万円か。 損益計算表 (単位:百万円) 売上高 800 材料費 300 外注費 170 製造固定費 130 総利益 200 販売固定費 150 利益 50 ア 679 イ 720 ウ 723 エ 750 ------------------------------------------------------------ (解答例) 損益分岐点=固定費÷(1−変動比率)より 固定費と変動比率をだせばよい 固定費=130(製造固定費)+150(販売固定費)=280 変動費=300(材料費)+170(外注費)=470 変動比率=変動費÷売上高=470÷800=0.5875 これで損益分岐点を導き出すための要素は揃いました。 損益分岐点=280÷(1-0.5875)=280÷0.4125=678.78≒679 よって、解答はアです。 |
平成11年度上級シスアド午前問53
次の財務情報が与えられているとき,ROE(株主資本利益率)は何%か。
売上高 200,000千円
総資本回転率 2回
売上高当期純利益率 2.5%
自己資本率 40%
ア 2.0 イ 3.1 ウ 5.0 エ 12.5
------------------------------------------------------------
(解答例)
ROE(株主資本利益率)=当期利益÷株主資本×100より
当期利益と株主資本をだせばよい
当期利益=売上高当期純利益率×売上高=2.5%×200,000千円
=5,000千円
株主資本=(1/総資本回転率)×売上高×自己資本率
=1/2×200,000千円×40%=40,000
これで、ROEを導き出す項目の数字は揃いました。
ROE=5,000÷40,000×100=12.5
よって、エです。
平成11年上級シスアド午前問60 ┏━━━┓ 資金運用表の┃ ┃に該当するものはどれか。 ┗━━━┛ 第××期資金運用表 資金の源泉 ┏━━━┓ ┃ ┃ ×××× ┗━━━┛ 固定資産の減少 ×××× 固定負債の増加 ×××× 資本の増加 ×××× ―――― ×××× ━━━━ 資金の使途 利益の社外分配 ×××× 固定資産の増加 ×××× 固定負債の減少 ×××× 資本の減少 ×××× ―――― ×××× ━━━━ 資本の増減 ×××× ━━━━ ア 売上総利益 イ 営業利益 ウ 経常利益 エ 当期利益-----------------------------------------------------------
(解答例)
資金の源泉=資金として使えるものですから、企業の当期の純粋な利益
である、当期利益が該当します。よって、エです。