社会理解のレッスン(5)


03 1.前回のふりかえりと今回の目的を説明する。
1)「voice」を配布する。
2)前回は職業適性テストをした。
3)今回はゲームを通じて自分の適性と世の中の仕組みを体験する。 
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2.貿易ゲームをする。

1)『貿易ゲーム』を配布する。
2)目的とルールを説明する。
3)トランプで6つのグループに分ける。
4)代表がジャンケンで袋を取る。
5)A〜Fの指定した席に座らせる。
6)30分間ゲームを開始する。
7)製品は世界銀行(先生)に持ってきて、規格に合格すれば、金額を 記入した世界銀行券にもらう。
8)途中で次の施策をする。
 1)BDに紙を5枚ずつ供給する。
 2)CEにシールを貼ると価格が3倍になることを教える。
 3)ACに色紙を3枚ずつ供給し、3倍になることを公表する。
9)製品が5セット以上できると、その製品の価格を半額にする。
10)製造のない製品があれば、価格を2倍にする。
11)はさみの貸し出しをするが、作った製品の価格は半額になる。
12)ゲームを終了する。
13)金券と紙幣の合計をさせる。
14)合計を発表させ板書する。
05 3.ふりかえり
1)『ふりかえり』用紙を配布する。
2)今日の授業の満足度を10点満点で記入させる。
3)今日の授業の感想を書かせる。
4)回収する。

 
生徒の評価と感想

10
16  2  1  0  0  0  0  0  0
1)作戦を立てたり代えたり順調にお金を増やしていくことができた。2)ひたすら試行錯誤してみんなと分担して協力したのが楽しかった。3)ピンクの紙をみんながほしがったので売らなくてよかった。4)何をするにもお金が必要なんだなぁと思いました。5)みんなで工夫している内にすごくお金持ちになれた。6)途中で価格が上がったり下がったり、かけをするのが大事だと思った。7)頭を使って交渉するのが楽しかった。8)最初はやり方を考えている間に他の人の作業が進んでいたので、自分は行動が遅いのかなぁと思った。その分作業が決定したら早く作れるように折り方を工夫したりして手伝えました。9)急ぎ過ぎてミスをしたりして追い込まれると弱いなぁと感じた。10)何となく人の欲を感じた。11)ビジネスの世界は厳しかったです。ストレスが溜まるというのもわかる気がした。学生とは大違いです。欲が前面に出るのですね。12)最初にはさみをただで貸したのが仇になったと思う。13)ケチになるのが大切だと思いました。14)取引とか上手くできなかったです。15)効率よくしないと難しいゲームだと思った。16)大人になったらこういう交渉とかしなければならないんだなぁと思った。なかなか交換してくれなくて大変だった。17)初めははさみとかいっぱいあってよかったけど、資源がなくなってしまったのがちょっと残念でした。
開発教育の教材で、先進国と開発途上国の格差を体験するシミュレーションゲーム。だが、経済の仕組みを学習することができる。生徒たちはいろいろ工夫をして、金儲けに励んでいた。最初は動きが鈍くグループもあってどうなるかと心配していたが、途中から経済のカラクリなどによって大逆転した。技術を持つのが強いのか、資源を持つのが強いのか。ようするに、あとはそれをどう生かすと言う問題です。グループの中で、自分がどういう働きをしたか、それは自分の進路適性にもなります。次の時間に、じっくりふり返ってみよう。        
 



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