言葉のねっとわーく(3)


1.「みんなの声」を配布し、前回をふりかえる。
2.前回の「上位語・同位語・下位語」の続きをする。
3.「2.次の言葉の下位語を書いてください。」
 1)通信 (郵便・電話・携帯電話・メール・                     )
 2)感情 (悲しい・うれしい・苦しい・腹立たしい・楽しい・つらい・         )
 3)泣く様子(めそめそ・わんわん・えーんえーん・しくしく・さめざめ・ヒックヒック  )
 ★各1分間ずつ計って、できるだけ多くの下位語を挙げさせる。
 ★次々と発表させる。
4.「3.( )の中に適当な言葉を入れ、上位語下位語の表を完成してください。」
 1)(楽器  )┬  弦楽器   −(バイオリン ・ギター   ・ウクレレ  )
        ├(管楽器   )−(フルート  ・クラリネット・トロンボーン 
        └(打楽器   )−(大太鼓   ・ティンパニー・ドラム   )
 2)(芸術  )┬(文学    )┬ 韻文 ┬ 和歌     −長歌・(短歌    )
        │        │    ├(俳句    )
        │        │    └(川柳    )
        │        └(散文    )┬ 小説     ┬SF小説
        │                 ├(評論    )├(青春小説 )
        │                 └(随想    )└(ファンタジー  )
        ├ 美術     ┬(絵画    )┬(西洋画   )┬水彩画
        │        ├ 彫刻     └日本画     └(油絵   )
        │        └(デザイン・建築・工芸・陶芸・写真)
        ├(音楽    )┬クラシック−(交響曲   ・協奏曲
        │        ├ロック  −(ハード   ・メタル   )
        │        └(ホップス  )
        └ 映画     −ホラー・(恋愛    ・アクション ・     )
 ★上位語は一つに決まるが、同位・下位語は自由に答えさせる。
 ★一つの語について、上位語も下位語もあり、大きなネットワークになっていることを理解さ  せる。

グループになって、対義語・類義語・上位語・同位語・下位語などのネットワークを作る。
 
5.「言葉の樹」を配布する。
6.言葉の樹を作る。
 1)作り方を、例を使って説明する。
 スタートになる語を決め、できるだけ多くの類義語(   )・対義語(   )・上位語(   )・同位語(   )・下位語(    )をつなげる。どうしてもつながらない時は、関連語(───)を書き、その関係を書き加える。
 語と語は(  )内の関係を表す線で結ぶ。一つの語から枝分かれしてもよい。できるだけ大きく複雑でユニークな言葉の樹に作る。
2)4〜5人組を作る。
3)模造紙とマジックを配布する。
4)作業を開始する。
7.「ふりかえりシート」を書かせる。


         


生徒の感想
 
1)まだよく言葉の関係を理解していないのがグループでやっていて思いました。でもそれを考えるのが楽しかったです。▼2)みんなでやるのが楽しかった。理解するのが難しかった。▼3)いろいろな言葉が出てきておもしろかったし、なるほどなぁと思った。▼4)みんなでワイワイと楽しくやれた。関連語ばっかりになってしまった。▼5)楽しかった。でも、あまり浮かばなくて難しかった。▼6)今日はグループでいろいろ類義語とかをつないで楽しかったです。だんだん上位語とかがわかってきました。▼7)言葉の関連性を考えたりするのがおもしろかった。泣き方だけでいっぱい日本語が存在して、日本語はおもしろいなと思った。▼8)今日の前半の空欄埋めは意外とできておもしろかった。後半した言葉の樹は、言葉によってひらめきにすごく差があったけれど、みんなで協力できてよかった。▼9)いつもと違うことができておもしろかった。グループでやると楽しいしよく理解できてよかった。
10
理解ができたか
興味が持てたか
役に立ちそうか

教師の感想
 
初めてのグループワーク。生徒は楽しそうにやっていました。グループワークのメリットは、一人では浮かばない発想が出てきて刺激があり、理解が深まること。そのへんの狙いもバッチリでした。「言葉の樹」というのも初めての試みで、グループワークでできるメニューが一つ増えました。



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