言葉のレッスン(6)


03 1.前回のふりかえりと今回の目的を説明する。
1)「voice」を配布する。
2)前回で文についての一通りの学習を終えた。。
3)今回は、それを使ってど演歌を作る。
40 2.ど演歌を作 る。


1)『ど演歌を作る』と歌謡曲語彙表を配布する。
2)歌謡曲語彙表の見方を説明する。
3)つくり方を読ませて作らせる。
 ・マニュアルを読んで理解するのも学習の一つ。
4)できれば2作品作らせる。
5)提出させる。
05 3.ふりかえり  1)『ふりかえり』用紙を配布する。
2)今日の授業の満足度を10点満点で記入させる。
3)今日の授業の感想を書かせる。
4)回収する。

 
生徒の評価と感想
 

10
12 11  3  3  0  1  1  0  0  0  0

1)種類のバラバラな単語をつなげて文をつくることは難しいんだなと思った。まして演歌となったらストーリー性も必要だから余計難しかった。2)楽しかったです。こ れでつながるってすごい。演歌も楽しいですね。偶然が出会わせた面白いものができました。3)日本に生まれて良かった。4)文章作成力が問われるなと思った。5)自分では考えつかないような言葉も出るし面白い。でも、これをつなげるのは難しいなと思った。6)こんなにも言葉があるなんて分かっていても凄く言葉って多いなと思った。7)文節を自立語に分けるのが意外に難しく時間がかかった。8)いろんなつながりが見えて、想像力が膨らんで面白かった。
 
今回の目的は、前回2回で学んだことを生かして、アトランダムに選んだ言葉をつなげて文を作ること。ポイントは、その言葉をどうやって選ぶか。そこで目をつけたのが、樺嶋忠夫先生の『日本語スタイルブック』の付録、「歌謡曲語彙表」。これは昭和40年代の歌謡曲を集 め、文節に分解し、そのつながりを表にまとめたもの。例えば、「愛」という単語に続く、言葉が52個あって、その中から適当な言葉、例えば「あなたに」を選んで、さらに「あなた に」につながる125の言葉の中からまた選んでいくという作業を繰り返す。そして、新しい歌謡曲を作るという代物。コンピュータが十分活用されていない時代の作業だけに凄い。当時の歌謡曲は、生徒にとっては「演歌」も「演歌」、「ど演歌」。日頃聞かないジャンルです が、日本の心があふれていて、生徒は結構楽しんでいました。              
   



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