声のレッスン(5)

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1.前回のふりかえりと今日のレッスンを説明する。 1)「voice」を配布し、読ませる。
2)リクエストの多かった発声をする。
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2.ウォーミングアップをする。  1)「声のヒーリング」のプリントを配布する。
2)姿勢を整える
 1)両足を骨盤から肩幅ぐらいに開く。
 2)背筋が真っ直ぐになるように保つ。
 3)頸椎(けいつい)が真っ直ぐになるように保つ。
 4)顔は真正面を向き、目線はやや上向きにする。
 5)両腕は体に沿ってゆるめて垂らす。
 6)体重は足裏の前方にかけ、膝はリラックスさせる。
3)腹式呼吸をする。
 1)体の息を吐き出す。
 2)1〜4で、鼻から息を吸う。
 3)息を腹まで下ろす。
 4)5で丹田を意識して息を止める。
 5)6〜10で口からゆっくり息を吐く。
 6)繰り返す。
4)3つの声の復習をする。
 1)チェストボイス
  ・胸に響かせる
 2)ミドルボイス
  ・鼻に響かせる。
 3)ヘッドボイス
  ・頭に響かせる
5)共振させる。
 「オー」 胸に共振させる 
 「ウー」 腹に共振させる
 「ンー」 丹田に共振させる
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3.あおうえいヒーリングをする。 1)「あーおーうーえーいー」と発声させる。
2)イメージを説明する。
 「あ」 上に伸びる
 「お」 大地から沸き上がる
 「う」 自分に吸収する
 「を」 横に広がる
 「ん」 前に出る
3)イメージしながら発声する
4)動きを付けて発声する。
10 3.「ねがい」 (八木重吉)の朗読をする。
1)声の4つの窓を説明する。
2)4つの声を意識して読むことを説明する。
3)範読する。
4)斉読する。
5)2人組で練習する。
6)方向を決め、その方向に向いて、4つの声で読み分ける。
10 4.「春の祈り」(銀色夏生)の朗読をする。    1)詩のプリントを配布する。
2)教師が範読する。
3)2回斉読する。
4)2人組で、一行ずつ交代して朗読する。
4)気に入った一行を決め、一人ずつ朗読していく。
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5.ふりかえり  1)『ふりかえり』用紙を配布する。
2)今日の授業の満足度を10点満点で記入させる。
3)今日の授業の感想を書かせる。
4)回収する。

生徒の満足度&感想
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 6  8  5  6  1  4  0  0  0  0  0
1)イメージして声を出すのは前に出すとか開放的な方が出しやすかった。2)今まで詩の朗読がなくて新しい感じでよかった。大きく声を出すと気持ちよかった。3)相手が眠くならないように読むにはどうしたらいいだろうと思った。4)声のトーンの変化を出すのが難しかった。5)「春の祈り」は前半がちょっとくらい感じで、後半は明るい感じに読むべきだと思いました。6)一つの詩にいくつもの感情が込められていて難しかった。そう考えると文化祭はものすごく大変なことをしていたんだなぁと思った。7)声の出し方や気持ちによって全然違うなぁと思った。8)声によって同じ文でも雰囲気が大分変わるなと思った。そう思うとメールとかってどういう気持ちで送っているのか分からないと思った。9)詩も自分の声のトーンや大きさで意味まで変わってくる気がした。10)同じ文章でも気持ちを変えて読んだら雰囲気がすごく変わったのですごいなと思った。11)読み方で聞く方が変わるので普段から明るい声で喋ろうと思った。12)久しぶりに大きな声が出せて気持ちよかった。オウンは気持ちが落ち着くのがわかって、だいぶリラックスできた。先生の朗読も心地よかったです。詩も優しい感じがして癒されました。13)やっぱりこの授業が一番楽しいなと思った。各々のペースで個性が出るので、自分でやっていても他の人のを聞いていても面白いです。14)久しぶりに声をお腹から出した気がして気持ちよかった。15)声を出すのはちょっと恥ずかしい気もしたけど、スッキリした気分にもなれた。16)「あおうえい」がとても恥ずかしかったけれど、すごくリフレッシュできて楽しかった。17)気持ちをたっぷり込めた方が恥ずかしくなく言えた。
今日は久しぶりに声のレッスンをした。冬休み前の研修会で仕入れたネタで、初めてだったので、僕の方がひどく緊張した。それでも、羞恥心を捨てて体当たりした。授業としてはグチャグチャの所もあったが、気迫と生徒の協力でいい授業になった。生徒にとっては久しぶりに声を出してストレスの発散になった生徒もいたようだ。



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