自己主張のレッスン(1)
03 | 1.前回のふりかえりと、本時の目的を説明する。 | 1)「voice」を配布する。 2)前回までは、「書く」分野で、小論文を書いた。 3)今回は、同じ表現分野「話す」の自己主張について考える。 |
15 | 2.席替えをす る。 |
★ジャンケンで席替えをすることによって、自己主張の強弱に気づか せる。 1)席替えをすることを言う。 2)ルールを説明する。 ・ジャンケンして、7回勝った人が好きな場所を選べる。 ・7回勝った人は前の黒板の好きな場所に自分の名前を書く。 3)質問を受ける。 ・同じ人と何回ジャンケンしても良い。 ・アイコは勝ちではない。 4)全員立たせる。 5)ジャンケンを始める。 ・最後は2人が残るので、どちらかが7回勝てば終了。 6)席に着かせる。 7)隣の人と感想を交換する。 8)最初に勝った人と、最後まで残った人、その他アトランダムに感想を聞く。 9)ジャンケンで席を決めることの意味を説明する。 ・自己主張の強弱が表れる。 ・自己主張の強い生徒は、多くの人とジャンケンをするし、気合も 入るので勝ち数を増やしやすい。 ・自己主張の弱い生徒は、ジャンケンをする回数も少なく、勝ち数 も増えない。 |
05 | 3.自己主張チェックをする。 | ★自分の自己主張のパターンを質問紙によってチェックする。 1)『自己主張チェック』を配布する。 2)回答させる。 3)結果説明は後でする。 |
15 | 4.自己主張のロールプレイをする |
★具体的な場面での自己主張の仕方をロールプレイで体験する。 1)4人組になる。 2)次の状況でどのように対応するか、1人1回「わたし役」をやってみる。 「友だちと映画を見ようと待ち合わせをしました。見る映画は決めていませんでした。友だちが先にホラー映画が見たいと言い出しまし た。あなたはホラー映画が苦手で、ラブ・ストーリーがいいと思っていますが、言いおくれてしまいました。」 3)感想を話し合う。 4)『自己主張ロールプレイ』を配布する。 5)1人が続けて3つのパターンをロールプレイする。 6)交替してする。 7)どの自己主張がしやすかったか、それぞれの感想を話し合う。 8)どの自己主張がしやすかったか、それぞれの感想を聞く。 ・出てきた感想を板書して、特徴をまとめる。 |
10 | 5.3種類の自己主張のパターンを理解する |
★3種類の自己主張を理解する。 1)『3つの自己主張』を配布する。 2)aをディフェンシブ、bをアグレッシブ、cをアサーティブと呼ぶ3)それぞれの、特徴・気持・態度・人間関係・留意点を、映画の場面 に則して説明する。 aパターン ・ラブストーリーが見たいという自分の意志を全く表現できないまま 相手に合わせて気の進まないホラー映画を見ることになる。 ・見ていても楽しくないし、きっと後悔する。 ・見終わった後も自分の気持ちを気づかれないように気を配らなけれ ばならない。 ・友だちが絶対にホラー映画が見たいのか確かめてみなければわから ない。 ・少しでも自分の意志を伝えることができれていれば状況が変わった かもしれない。 bパターン ・ラブストーリーを見たいという自分の意志ははっきりと表現できて いるが、相手に対する気 配りが全くない。 ・ホラー映画をけなすだけでなく、相手の趣味や性格まで否定してい る。 ・自分は好きな映画が見られていいかもしれないが、相手は気を悪く してこれからの関係に大きな影響が出てくるかもしれない。 ・結局は、悪い結果が自分に返ってくる。 ・それほど強引に主張しなくても相手はゆずってくれたかもしれないcパターン ・ホラー映画が見たいという相手の気持ちを受け止めたうえで、ホラ ー映画は苦手であるとい う自分の気持ちを素直に表現している。・相手の気持ちに気を配りながら、自分の見たい映画を言っている。・ここから二人の話し合いが始まる。 ・自分の気持ちを伝えることによって平等な条件での話し合いが可能 になる。 |
03 | 6.授業のふりかえりをする。 |
1)『ふりかえり』用紙を配布する。 2)今日の授業の満足度を10点満点で記入させる。 3)今日の授業の感想を書かせる。 4)回収する。 |
10 | 9 | 8 | 7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | 0 |
3 | 4 | 12 | 3 | 3 | 3 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 |
今回は、最初の、ジャンケン・サバイバル・チェンジ・シートでつまずいた。不愉快な思いをした人が多くいて、申し訳なかった。原因は、ルールのあいまいさと甘さと処理の不徹底で す。7勝した人から席を選ぶ権利があるとしたのだが、一人が友だちの分も書いていたりし て、結局、じゃんけんで勝った順ではなく、書いたもん順、好きなもの同士になってしまっ た。また、ジャンケン自身が嫌な人もいたが、必ず相手を変えてするべきだった。いろいろ考えたやり方だったが、詰めが甘かった。大いに反省しています。そんな雰囲気の中での授業だったので、集中できない人もいたようでした。自己主張する時はする、しない時はしない、どちらもメリット・デメリットを考えて、自分の責任で決めることです。今回のケースはあり得ないという声もあり、もう少し幅を広げて展開していきたいと思います。 |
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