話を組み立てるわーく(6)
 
1.「論理的な考え方」の続きを説明する。
 1)発散と収束について説明する。
  ・テーマが与えられると、発散と収束で、意見をまとめる。
  ・発散では、情報収集、アイデア収集、解決策模索をする。
  ・収束では、グルーピング、ランキング、選択をする。
  ・テーマの確認→収集→集積→分類→評価→意見のまとめの順で進める。
 2)三角ロジック
  ・主張=推論・意見。「だから〜しよう」
  ・データ=数値・事実・具体例・専門家の意見。「〜という例がある」
  ・論拠=理由・原理・常識。「一般に〜である」
 3)帰納法と演繹法
  ・帰納法=データ→論拠→主張
   データ:テレビも薄型・携帯も薄型
   論 拠:薄型が流行っている
   主 張:ペットボトルも薄型に
  ・演繹法=論拠→データ→主張
   論 拠:薄型は場所をとらない        
   データ:テレビも薄型・携帯も薄型      
   主 張:ペットボトルも薄型に        
 
2.「発散法と収束法」をする。
 1)配布する。
 2)説明する。
  1)プレーンストーミング法
  2)KJ法
  3)重要度チェック法
  4)ウェビング法
  5)マッピング法
  6)ポジショニング法
  7)マトリックス法
  8)集合法
 
3.発散と収束の実習をする。
 1)3〜4人組になる。
 2)「テーマ集」を配布し、グループでテーマを決める。
  ・テーマ集は一つのヒントであり、以外から選んでもよい。
 3)付箋と台紙を配布する。
 4)ブレインストーミングをする。
  1)5分間、個人でアイデアを付箋に書き出す。
  2)順番に発表し、台紙に貼り付ける。
  3)貼り付けたものを見て、付け加える。


生徒の感想
1)思いついたことを深く考えずにアイデアを出して行けるから楽しかった。他の人のアイデアも参考になったし自分のアイデアも広がった。▼2)自分ではこれ以上のアイデアは出ないと思っていても、他の人のを見るとまた違った視点から考えることができ、アイデアも増えてきた。▼3)「アイデア」って範囲が広すぎて逆に難しい。ちゃんとまとまっているのか?と心配です。▼4)一つのテーマについて深く考えるのはなかなか浮かばないなぁと思いました。他の人の書いているのを見てるのが楽しかったです。▼5)意見をいっぱい出し合ってキーワードのイメージが最初より強くなった気がした。▼6)難しくて何をしたらよいのか最初わからなかったけど、とりあえずやっていく内に何となく形になってきた。▼7)色々な発散法や収束法があってびっくりした。ものを考えてアイデアを出す方法はどれとも違っていた。新しいものの考え方を知れて嬉しいです。活用しよう。▼8)今日はあるテーマについて様々な角度から意見を出した。自由奔放に自分の意見が言えた。▼9)テーマについて意見を出すのは簡単なようで難しかった。▼10)難しかった。なかなか考えが頭に浮かんで来なくて大変だった。いろんな知識を持っていることが大切だと思った。▼11)今日の最後にやったテーマ→アイデアのやつは、しょうもないこともいっぱいおもいついたけど、自分が人に示す情報を選ぶのも大事だと思った。いくら何でもOKとはいえ)▼12)アイデアがなかなか出にくく、出てもかたよっていた。次からの授業が楽しみ。▼13)アイデアを多く出していくのが難しい。でも自由な発想で楽しい。▼14)アイデアがあんまり浮かばなったけど、次はもっとアイデアがでるようにする。
10
理解ができたか
興味が持てたか
役に立ちそうか


教師の感想
前半は企業の研修会のように、論理的な考え方や発散法・収束法のレクチャーだった。学校ではこんなことは教えないだろうな。後半は、実際にブレーンストーミング法をやってみた。テーマ選びが難しい。それによって情報量か全然違ってくる。生徒は最初は惑っていたが、慣れてくるに従って、他人の意見にも耳を傾けていったようだ。グループワークの妙である。

 



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