アサーション・トレーニング(10)
 
 さまざまな場面でのアサーティブな自己主張の仕方を考える。
 
1.アサーティブな表現ができているかを考える。
 1)「アサーティブに表現しよう」を配布する。
 2)アサーティブな表現の場面やチェックポイントや順序を説明する。
 
2.アサーティブな表現方法を考える。
 1)「アサーティブな表現」を配布する。
 2)自己表現をする場面をまとめる。
  ・依頼、拒否、抗議、謝罪。
 3)自己表現する前にチェックしておくべきことを確認する。
  ・自分の気持の確認、相手の気持の推測、表現内容のポイント、表現方法の決定、事後の対応。
 4)自己表現の具体的な手順を説明する。
  ・事実の確認、相手の気持、自分の気持、具体的な提案、事後の対応。
 
3.上手な頼み方と断り方を考える。
 1)「上手な頼み方&断り方」を配布する。
 2)それぞれの立場を説明する。
 3)ケースを確認する。
 4)チェックするポイントを説明する。
 5)具体的な表現を考えさせる。
 
4.上手な怒り方と謝り方を考える。
 1)「上手な怒り方&謝り方」を配布する。
 2)それぞれの立場を説明する。
 3)ケースを確認する。
 4)チェックするポイントを説明する。
 5)具体的な表現を考えさせる。

5.ロールプレイをする。
 1)2人組になる。
 2)作ったシナリオをもとにロールプレイをする。
 
10
理解ができたか
興味が持てたか
役に立ちそうか


生徒の感想
1)自分の考えたシナリオとは微妙に変わっていたので上手に主張することができなかった。▼2)どういうふうに会話していくのかなと思いました。普段でも自然にこのようにしゃべれたら人間関係もいい感じになるのかな。▼3)自分はアサーティブだという結果が出てちょっと安心した。頼むvs
断るのシミュレーションは意外にかみ合ってて面白かった。それだけ相手のことや自分の気持ちを冷静に見れたら苦労しないで生きて行けるだろうけど、実際かなり難しいと思った。▼4)自分の意見も通したいけど、相手の気持ちも考えて発言しないとうまく進まないと思った。でも遠慮し過ぎたら結局相手の意見で通ってしまうし難しいと思った。▼5)帰る時間に帰らないこととかよくあるし、今度はアサーションを使ってうまく謝ろう。▼6)実習が少なかったから最初はちょっと面白くなかった。でも、テストがあるらしいので授業をしっかり聞いて頑張ろうと思った。▼7)テスト自信ないです。怒る方と断る方はまだできるけど、謝る方と頼む方は相手にどうしても受け入れてもらうようにするのが、必死で笑えてきました。▼8)相手の気持ちを考えながら話をするのは結構難しい。ついつい自分の言いたいことをズバッと言ってしまいそうになる。▼9)上手な頼み方とかは勉強になると思うけど、一回断られて粘り強く頼むのはちょっとやりにくいなぁと思った。▼10)何事に対してもまず相手の気持ちを考えるのが大切だと思った。▼11)アサーティブに表現するのは難しい。でもそうなればうまく暮らしていけそう。▼12)例がよくあることなのですごく身近に感じた。アサーティブを考えながら使うのはすごく難しい。

教師の感想
今日は今までの学習の集大成のアサーティブな表現の基礎基本。どんな時にどんな自己表現をするか。事実関係を確認して、自分の気持ちを確かめて、相手の気持ちを配慮して、何を伝えるかを明確にして、適切な方法を決めて、事後の対応も考える。こんなことが瞬時にできれば、人間関係のトラブルは起こらないだろう。まぁ、こんなことは理想だとして、上手くいくことの方が少ないかもしれないけれど、その理想形を知っておくことは今後の生活にきっとプラスになるだろう。   



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