複数の目を  学習プリント

学習の準備
1.環境問題について知っていることをまとめる。
2.次の漢字の読み方を確認し、書けるようにする。
需要 多岐 快さ 画一 希求 馴らされた 跳梁 嗜好 揮発性 静寂 四六時中
酷使 下生え 生息 鼠 獲物 交叉 
3.次の語句の意味を調べなさい。
火の車 多岐 画一 観念 跳梁 すべ 嗜好 四六時中

学習のポイント

1.論理の意外な展開を理解する。
2.語句の言い換えについて理解する。
3.昭和四十年代の森林政策を確認する。
4.四手井先生の主張を理解する。
5.割り切れない部分を理解する。
6.“美しさ”や“快さ”による自然について理解する。
7.「世界は単数でなく複数である」ことを読解する。
8.「自然保護の基本」を読解する。


































現代文ミニマム No

指示語

 同じ語句や文の繰り返しを避け、表現を簡潔にするために、前に使われた語句や文を受けて置き換えた語を指示語と言う。論理的な文章には非常に多く用いられるので、指示内容を明らかにすることは、読解の要点と言える。

1.指示語の種類
イ代名詞
 これ・それ・あれ・ここ・そこ・こちら・あちら・彼・彼女
ウ連体詞
 この・その
エ副詞
 こう・そう
オ形容動詞の語幹
 こんな・そんな・あんな・どんな
カ名詞
 前者・後者・両者・前述・後述・左・右・以上・以下・先・次
キ連語
 こういう・そうした・ああいった・こんなわけで・そうだとすれば・あのような

2.指示内容の範囲
イ指示内容は、原則として指示語の前にある。しかし、後で詳述するものを、前もって受 けて述べる場合は、指示語の後にある。(予告の指示語)こんな・こういう・後述・次 ・以下)
ウ単語や語句だけでなく、文や段落全体を指示することもある。
エ文中の語句だけで不十分であったり、余分な部分を含んでいる場合は、補足や要約をす る。
オ指示内容が文中になく、文章から推測しなければならないこともある。
カ時には、何も指示していないこともある。

3.解答上の注意
イ「文中の語句で」「文中から抜き出せ」という設問は、文中からそのまま抜き出す。
ウ「文中の語句を用いて」という設問は、文中の語句を中心にして多少変えてもよい。
エ代名詞や名詞の場合は、必要に応じて「〜こと」を補って答える。
オ解答の中に指示語がある場合は、その指示内容を明らかにする。
カ指示内容に該当する部分が2つ以上ある場合は、原則として指示語に最も近いものを答 えにする。