5.自己開示2)&リアル人生ゲーム                  11月10日
ねらい 成果    前回に引き続き、自己開示をする。テーマは、私の未来。前回ワークシートを渡して、小学校や中学校の時になりたかった職業や、5年後の私について書かせた。 今日はそれを元にして自己開示をするのだが、いつもと順番を入れ替えて、1時間目にゲームをする。リアル人生ゲームをすることによって、さらに自分の未来のイメージがリアルになる。高校卒業後、入社したり起業したりして社会に出る。また、途中から家庭生活中心の生活になることもある。それぞれ様々なハードルが待ち受けている。どんなハードルが待ち受けているのか、それを自分はどのようにクリアしていくのか。その時、自分はどんな価値観を大切に、どんな価値観を犠牲にしてその道を選択したのかを意識していく。運に任せる部分もある。それはサイコロで運命が決まっていく。そうして、老後までたどり着く。最後に、自分の人生は何を大切に何を犠牲にして生きてきたのかを振り返る。
 また、人生の大イベントとして、就職や結婚や育児が待ち受けている。その時、何を大切にするのかもう少し細かく考えていく。
 そんなゲームを経て、同じグループで自分の未来について自己開示する。前回の経験を生かして、話し上手、聞き上手になるように、ポイントやスキルに注意しながら自己開示する。                            
時間 ねらい/目標 活動内容/問い
05 前回のふりかえりをする。     1)出席を取る。
2)『前回のふりかえり』を配布する。
3)前回のワークをふりかえる。
 ・3分間話すのは難しい。今日は前回よりも話せるように。
 ・言葉の体系には興味を示してくれた人が多い。それを意識しながら生活を送ると豊かな言語生活になる。
45 リアル人生ゲームをする      手法シミュレーション
1)5人組になる。
2)各チームに『リアル人生ゲーム』、『プロフィール』、ボード、サイコロ、コマを配布する。
3)進め方を説明する。
 ・1回に1マスずつ。
 ・2種類のマスに注意する。
 ・サイコロの目だけ進むのではない。
 ・選択は次の自分の順番でする。
4)『プロフィール』の書き方を説明する。
 ・大きな出来事の年齢と内容。
 ・価値観。
5)ゲームをする。
 ・老後まで終わった人は他のメンバーの人生を見ている。  
10 ライフイベント・ランキングをする 手法ランキング
1)『ライフイベントランキング』を配布する。
2)それぞれのイベントの優先順位を記入させる。
20 自己開示をする。 手法自己開示
1)『わたしのミ・ラ・イ』を出させる。
2)リアル人生ゲームのチームでする。
3)うなずき、あいづち、はげまし、繰り返し、言い換え、質問などのスキルを使いながら聞くことを確認する。
4)順番を決める。
5)話し手が『わたしのミ・ラ・イ』や『プロフィール』『ライフイベントランキング』を見ながら、3分間話す。
6)メンバーは、アクティブ・リスニングのスキルを使って聞く。
 ・3分間話せるようにする。それは聞き手の力である。
7)交代する。
8)時間があれば、「ライフイベントランキング」について、話し合う。
05 本時をふりかえ る。 1)『ふりかえりシート』を配布する。
2)本時のふりかえりを書かせる。
 ★半分以上書くこと。


前回のふりかえり

5.自己開示&リアル人生ゲーム 11月10日

生徒の感想
1)あんな人生はあんまりよくないなと思いました。でも楽しかった。ライフイベントも面白かったけど、いろいろな人がいるのだなと思った。2)リアル人生ゲームが本当だったら大変だろうなと思った。本当の人生はどうなるのかなと想像していた。結婚についても人それぞれの意見があっておもしろかった。3)自分の中でどんな一生を決めるかは難しかった。4)リアル人生ゲーム面白かった。
みんなで自分のことを言い合えたりしてよかったし楽しかった。5)リアル人生ゲームのような人生はいやです。そうならないように頑張りたい。チームランキングを決めるのも難しい。人それぞれ違うと感じた。6)リアル人生ゲームは思った通りならなくてショックだった。7)こんなリアルなゲーム始めてで面白かった。やっぱり人にはさまざまな考え方や価値観があるんだなと思った。8)人生は思うほどうまくいかないんだなぁと思った。でもリアル人生ゲームは面白かった。9)リアル人生ゲームは自分の思うのと違って仕事ばかりだった。一人一人人生において重視するものは全く違うんだなぁとおもった。10)リアル人生ゲームは始めやり方がわからなくて難しかった。やっている内にできるようになったので楽しかった。ライフイベントはみんなの価値観を知れたのでよかった。
自分の人生について自己開示できました。11)リアル人生ゲームは初めてしたけれど楽しかった。こんな人生だったら楽しそうだなと思った。チームランキングではみんな結婚についての順位がバラバラだったから、驚いたし、面白かった。12)自分がなりたいものをいうのは少し恥ずかしかった。価値観の分析は面白かった。人生は何が起こるかわからないけど,楽しく送りたい。健康が一番だと思う。13)人生ゲームはずっと休み。理想の人生は平凡がいいと思ったけど、平凡すぎるのは却って暇でしょーがない。14)とにかく普段喋らない人と仲良く喋れて楽しかった。15)これはただのスゴロク(ゲーム)だし、平凡に思えたけど、実際に体験したら面白いんかな。 16)人生はいろいろあって面白いと思うが、生きているのが苦しくなる時だってあるし、やっぱり平凡がいい。17)楽しかった。みんなと自分の考え方が一緒だったり違っていたりしてビックリした。

教師の感想
 リアル人生ゲームをこなすにはある程度の理解力と持続力が必要だが、生徒たちは両方を持ち合わせていて、楽しんでくれたようだ。今回はかなり改善したつもりだが、それでも新たな改善点が見つかる。奥の深いゲームだ。しかし、社会はどんどん変化している。現実はゲームよりも奇であるかもしれない。新たな選択肢も考えなければならないかもしれない。
 自己開示は2回目、前回よりは3分間話せるようになった。話題にもよるが、どんな話題でも話せるように聞けるように、繰り返しトレーニングが必要だ。ライフイベントランキングは、結婚で盛り上がった。生徒は、結婚したがっているし、子どももほしがっている。それはいい傾向である。いい親になってほしいと切に願う。



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