10.アサーション&チームビルディング 1月12日 |
ねらい 成果 | ラスト2回になった。チームワークの授業は、アクション系のゲームで盛り上がる。「みんなでじゃんけん」は作戦もさることながら、チームの指示をしっかり聞いているかがポイントになる。「コイン回し」は手と手が接触するので親密感が増すというおまけもあるが、作戦と一人一人のテクニックが重要になる。それと、相手チームをしっかり観察することも大切である。 コミュニケーションの授業は、アサーションを取り上げる。本当はもう1回ほしいのだが、さわりだけになる。3つの自己表現があることと自分のタイプを知ることをした上で、実際にアサーティブな自己表現ができるようにロールプレイをすq。 |
時間 | ねらい/目標 |
活動内容/問い | |
1 | 05 | 前回のふりかえりをする。 | 1)出席を取る。 2)『前回のふりかえり』を配布する。 3)前回のワークをふりかえる。 |
2 | 20 | 「みんなでじゃんけん」をする。 |
手法協力ゲーム 1)1チーム5〜6人、4チームに分ける。 2)ルールを説明する。 1)チームで同じジャンケンを出し、勝ち負けを決める。 2)一人でも違うジャンケンを出したチームは負け。 3)先に3勝したチームが勝ち。 4)トーナメントで行なう。 決勝と並行して3位決定戦も行なう。 3)やり方を説明する。 1)チームは横一列に並ぶ。 2)キャプテンが先頭に来て、サインを送る。 3)教師の掛け声でジャンケンをする。 4)キャプテンとサインを決める。 5)対戦をする。 |
3 | 20 | 「コイン回し」をする。 |
1)ルールを説明する。 1)1つのチームが、コインを回す。 2)相手チームは、コインを持っていない人の拳を指名する。 3)多くの拳を開けたチームが勝ち。 2)やり方を説明する。 1)コインを持つ人を決める。 2)両手を合わせてコインをはさみ、隣の人も両手を合わせて、その中にコインを落とし込む。 ・コインがない場合は落とすふりをする。 3)コインを渡し終わった人は、拳を握って前に出す。 4)最後の人までコインを回す。 ・コインがなくても回すふりをする。 5)相手チームは、先頭の人から順番に、コインを持っていない人の、左右の拳を指名する。 6)指名された人はその拳を開ける。 7)4チームでトーナメント制でする。 8)決勝と同時に、3位決定戦をする。 3)コインを持つ人を決める。 4)対戦をする。 |
4 | 05 | ふりかえりをす る。 | 1)『ふりかえりシート』を配布する。 2)各自で記入する。 3)チーム内で回して他者評価をしてもらう。 |
5 | 10 | ある状況について意見を求め、ロールプレイする。 | 1)「Xと映画を見ようと待ち合わせをしました。見る映画は決めていません。Xが先にホラー映画が見たいと言い出しました。あなたはホラー映画が苦手で、ラブ・ストーリーがいいと思っています。しかし、言いおくれてしまいました。」という状況を書いた用紙を黒板に貼り、どうするか考えさせる。 2)a黙ってホラー映画を見る、b強引にラブストーリーを見る、 c話し合う、の3つに分かれることを確認する。 3)何人かを指名して、教師がX役になってロールプレイする。 |
6 | 15 | 自分の自己表現のタイプを理解す る。 |
1)『自己表現タイプチェック』を配布する。 2)回答させ、集計させる。 3)『自己表現の3つのタイプ』を配布する。 4)aをディフェンシブ、bをアグレッシブ、cをアサーティブと 呼ぶことを説明する。 5)それぞれの、特徴を説明する。 6)『何の映画を見る?』を配布する。 7)最初に提示した状況の、3つの反応例について説明する。 8)XとYの役割を固定して、3つのパターンをロールプレイする9)交替してする。 10)どの伝え方がしやすかったか、それぞれの感想を話し合う。 11)全体で感想を聞く。 ・出てきた感想を板書して、特徴をまとめる。 |
7 |
05 | アサーティブな自己表現について説明する。 |
1)『アサーティブな自己表現』を配布する。 2)自己表現する前に考えることを説明する。 3)アサーティブな自己表現の手順を説明する。 4)アサーティブな自己表現のポイントを説明する。 |
7 | 15 | いくつかのシナリオで場面を設定して、ロールプレイをする。 | 1)隣同士ペアを指定する。 ・空いている所は移動して詰める。 ・余った所は3人組でする。 2)テーマを3つ黒板に貼る。 3)テーマを選ぶ。 4)ABの立場を決め、ロールプレイする。 5)交代してする。 ・テーマは同じでもいいし、他の2つから選んでも良い。 6)片方の列が後ろにずれて、相手を変える。 7)違うテーマを3つ貼る。 8)同じ要領で、合計3回する。 |
6 | 05 | 本時をふりかえ る。 | 1)『ふりかえりシート』を配布する。 2)本時のふりかえりを書かせる。 ★半分以上書くこと。 |
前回のふりかえり
10.アサーション/チームビルディング 1月12日
生徒の感想
1)言い方によってとらえられ方が違うんだなと思った。2)コイン回しは面白かった。自己表現はめっちゃ難しかった。どう伝えていいのか考えるのが難しくて、出て来なかった。3)チームワークよくジャンケンを決めたりすることができたし、コイン回しもチームワークよくできた。コインを手に握るのが難しかった。4)チームワークが大切だと思った。自己の表現て案外難しいと思った。5)楽しくて満足でした。6)自己表現のロールプレイが楽しかった。7)みんなで協力したコイン回しが楽しかった。7)とても楽しくできてよかったです。8)アサーティブな自己表現はいざとなったら難しいものだと思った。9)自己表現で謝るのはすごく難しい。「ごめん」の一言しか出て来ないからもっと言葉を見つけなあかんと思った。10)断り方とかでもどうすれば相手が傷つかないか考えるのに手間取った。11)チームビルディングは楽しかった。12)アサーティブな表現ってすごく難しい。13)自己表現は自分を見つめ直すことができて面白かった。14)チームビルディングはチームワークが高まって楽しかった。アサーションは色々なシチュエーションに困りました。15)みんなでジャンケンは難しかったけど一位になれてうれしかった。アサーションのロールプレイは上手に決着を付けるのが楽しかった。自分の意見を言って相手に納得してもらうのは難しいと思いました。16)楽しく
できた。ロールプレイは決まったり決まらなかったりして難しかった。
教師の感想
いつも思うことだが、前置きの話をしたりねらいをしっかりと話したりせずに、いきなりワークに入ってしまうのがよくない。それに今回のようなアクション系のワークはやり方をしっかり説明しなければならないのに、あやふやな説明で始めてしまうのも反省点です。生徒も最初は大いに戸惑ってしまう。それでもやっている内に理解してくれて楽しんでくれるのでありがたいです。ただ、それに甘えないようにしなければいけない。1時間目に盛り上がると2時間目は疲れてしまう人もいる。このあたりのペース配分も今後の課題です。とはいえ、生徒たちはよくやってくれます。次は最終回、有終の美を飾りたいものです。