八升豆プロジェクト
八升豆−学名:マメ科「ムクナ」


「ムクナ」はマメ科の植物で、かつての日本ではハッショウマメという品種が栽培されていたそうです。
この植物は、やせた土地でも生育し、よい緑肥となること、多収であること、根張りがよく土壌物理性を改善する作用があること、繁茂して地表を覆い、雑草制圧作用があること、病害虫の被害を受けにくく線虫密度を減らす作用があるといわれること…などなど優れた特性を持っているそうです。
2006年 八升豆プロジェクトがスタートしました!


八升豆は、こんな感じ…。
豆を水に1〜2晩、浸してからポットに植えました。

04月11日
地震被災者が4ヶ月もの間、暮らしていたNWAテント村の跡地が八升豆プロジェクトのための畑となることになりました。


04月11日
テント村の跡地が、耕され始めました…。

04月11日
ポットに植えた八升豆は、元気に育っています!

04月12日
テント村跡地も耕し終わり、すっかり畑へと変わりました。

04月12日
ポットで育った八升豆を、畑へと植え替えました。

後ろの方に見えるのは、テント村の住民が使用していたトイレ&シャワー。
懐かしい!

05月20日
畑で、スクスクと育っています。
ツルが伸びてくると、添え木が必要になります。

06月11日
畑の八升豆はぐんぐんと伸び、葉っぱが生い茂ってきました。
ツルも伸び始めましたが、地面が熱すぎて、ツルの先の方が焼け焦げ状態です。
急いで竹を立てかける必要が出てきました…。

06月15日
畑に竹を立てかけました。
竹は、3本を組んで開いて結んで、横にも竹を掛けて結んで…と3重にも4重にも結んであります。八升豆が自由自在に伸びるため…と、もう一つは、近隣住民に竹を盗まれないため!です。

八升豆担当さんは、竹が盗まれて、盗んだ人を全速力で追いかける夢まで見たそうです。(そうならないように、願っています…。)

07月05日
畑…ではなく、日・パ旅行社の庭に蒔いた八升豆は、モンスーン(雨季)の影響を受けてぐんぐんと伸び始めました。大きいものは、6mにも伸び、まだまだ伸びることと、楽しみにしています。

この庭に比べると、畑の方はやや成長が遅く、ツルの先が暑さで傷ついた(焼けた)のが影響しているようですが、それでも雨の恵みを受けて勢いよく伸び始めました。

07月12日
畑の八升豆も、雨の恵みを受けて伸びています。6月に立てかけた竹の添え木に沿って、どんどん大きくなってきました。

この時期、青々とした八升豆に近づくと、手足や顔が痒くなるのが難点です…。

07月29日

モンスーンの影響で、毎日、毎日、雨の降るイスラマバード。畑へ行くまでに、小さなドブ川を渡らなければならないのですが、雨で水かさが増えてしまい、橋も水の中…。しばらく、畑へ行くことができませんでした。

しばらく見ないうちに、またまた大きくなった八升豆。竹と竹との間に張った紐はキライとみえて、八升豆のツルは竹にだけしっかりと巻き付いています。

08月03日

八升豆は、伸び続けています…。
いったいどこまで伸びるのでしょうか?

立てかけた竹を一旦は上り、また下へと下って、また上り…と、上へ行ったり下へ行ったりと大忙し(?)の八升豆。現在、だいたい3〜4mの長さになっています。

どこまで伸びるのか、楽しみ!

08月14日

八升豆のツル(茎)の写真です。
普通の豆(?)のヒョロっとしたのに比べると頑丈で、どちらかというと、「茎」というよりは、「枝」という感じ。

何本もがしっかりと絡み合って、太い太い「ツル」となって天まで届くほど。『ジャックと豆の木』のモデルになった…というのもうなずけます。

08月17日

八升豆は、更に伸び続け、人の背丈を優に越しました。

これから、徐々につぼみがつき始める…と思うのですが、とにかく育つのに時間が掛かるのが難点?です…。

08月22日

八升豆のつぼみを見つけました!

まだまだ、小さなつぼみですが、早く花が咲かないかなぁ〜と、楽しみに眺めています。つぼみの数、花の咲く量によって、豆も収穫量も変わってくるので、みんなで「つぼみ探し」をしています。

08月26日

八升豆の花が咲きました!

房の長さは20cmほど。花が32もついています。この花、一つ一つに八升豆の実がなるのだと思うと、本当に楽しみです。

09月01日

未だにモンスーン(雨季)の明けないイスラマバード…。
毎日、毎朝、雨が降ります。

その結果、たくさんの八升豆の花が、受粉される前に、雨・風に煽られて落ちてしまっています。雨が降らないと伸びないし、雨が降ると花が落ちるし…。八升豆って、結構、繊細な植物みたい…。

09月03日

八升豆の実ができはじめました。
「八升豆」の名前の由来(1粒の豆から八升の実が採れる)の通り…とはいかなさそうですが、それでも、たくさんの実がなりそうです。

収穫が楽しみ〜〜。

09月06日

わかりますか?
八升豆のみどりの実!

ここまで来るのに5ヶ月も掛かりました。
そして、なんと収穫までにはまだまだ2ヶ月くらい掛かるそうです。このみどりの実が、黒くカラカラに乾くまで、待たないとダメなんだそうです。

はぁ〜〜。

09月10日

八升豆がたわわに実りました!
でも、中の豆が育つには時間が掛かります。

早く、大〜きくな〜れ!!

09月18日

一番大きな房だった花の実です。

た〜くさんの実が付きました。でも、近寄ると痒くなるので、いくつ実がついているか?わかりません…。豆に触ると、その産毛のせいで体中が痒くなるのです…。

10月11日

八升豆がだんだんと黒くなり始めました。

緑色の時は皮が肉厚で、中味の豆は小さいのですが、黒くなり始めるころになると、豆も大きく育ちます。

収穫まであと少し!
(それにしても、長いなぁ〜。)

10月16日
これも黒くなった八升豆。

でも、まだまだ葉っぱは青いし、小さな産毛がいっぱい。下手に近寄ると体中が痒くて痒くて、大変です!

10月29日

バナナのように立派な八升豆を見つけました。

これは、まだまだ緑色。
既に黒くなっているものや、まだ花の咲いているところ…。そして、バナナのように立派な太っちょ豆のなっているところ。

収穫が楽しみです!

11月07日

葉っぱが枯れてくると、豆房がたくさん見えて来ました!

丸々と大きく育った豆たちが、だんだんと黒くなってきています。

1粒から八升の豆が取れる…ことから命名された「八升豆」。さてさて、いったいどれくらいの豆が収穫できるんでしょうか?

11月14日

こちらは、畑の八升豆。

だいぶ黒くなってきたので、収穫までもうすぐです。が、近所の牛小屋の親父さんが、「この豆は、もう収穫した方がいいだろ?」「もう、食べごろだろ?」とうるさいくらいに聞いてきます。

竹の支え棒は無くならなかったけど、今度は、豆が無くならないように要注意です!

11月17日

畑の八升豆も黒くなってきたので、収穫することに…。

でも、水不足だったのか、周りに何も建物がないため、360℃から太陽が当たるからか、豆の黒くなるのが、心もち早かったような…。その分、豆の育ち方が今ひとつとなりました。

11月30日

八升豆を収穫しました。

既に黒くカラカラに乾いているのに、収穫していると、だんだんと痒くなってきました。手、顔、首…と外に出ている部分は我慢できないほどの痒みです。

恐るべし、八升豆!!

12月05日

収穫された八升豆です。

NWAテント村の跡地を耕した畑、事務所の庭、そして屋上…と今年はあちこちに八升豆を蒔きました。
一粒から八升…とまではいきませんでしたが、たくさんの豆を収穫することができました。やっぱり一番は、事務所の庭からの収穫量…。
いろいろな反省点を考慮しながら、来年に繋げます!