被災者たちの暮らし

テントで生活する被災者は、もちろん電気も水もありません。
寒い冬をどのように越すのか?が大きな課題です。

壊れた家やテントでは、とうてい冬を越すことができません。多くの被災民は、山を下り始めています。NWAは、イスラマバード郊外に『被災民救済テント村』を設置して支援に当たっています。

けれども、本当に支援を必要としてる、男手を亡くしてしまったような人々は、イスラマバードなんて都会には来ることができずに、被災地に留まったままで冬を越そうとしています。こちらがどんなに頑張っても、なかなか歩み寄りを見せてはもらえず、「冬の間だけでも、イスラマバードのテント村へ」と声を掛けても、「身売りされるかもしれない!」と反対に拒まれてしまうのが現実です。

テント村と並行して、被災地に留まっている人々への支援も考えていかなければなりません。

軍が支援配布物資を
 
寄せ集めの廃材で仮住まい
 
テントの周りに干された洗濯物
 
テントで迎える朝…
 
壊れた家の横にテントを張る被災者
 
夕食の準備をするお母さん