被災した子どもたち

1012日から23日まで被災地に滞在し、被災者と同じテント生活をしながらの医療支援に当たりました。

子どもたちの傷(建物の下敷きになったり、ガラスなどで切ったり)は、何でこんなになるの?というくらいに化膿していて、膿をきれいにするだけでも一苦労でした。それでも、2日、3日と経つごとに膿もひき、子ども自身も痛みが減少するのか、治療中に笑顔も見られるようになりました。

けれども、子どもたちの心の傷が癒えるまでには、本当に時間が掛かるのだろう…と思います。被災時に学校にいて、友だちが目の前で亡くなったことや、家に帰ってみると家も潰れていて家族の誰かが亡くなっていたことなど…多くの悲しみを抱えています。

痛みすらも感じない少女
 
地震のショックで早産だった赤ちゃん
 
治療に訪れた男の子
 
頭のキズだけでなく、心にもキズが…
 
体を寄せ合う少年たち
 
テント暮らしの子どもたち