−茨城県土浦市立都和小学校 6年生の総合学習より−
「小学校の総合学習で、私たちは戦火によって、難民生活を強いられているアフガンの子どもたちについて調べています。また、私たちにできることは何かを考え、募金活動なども計画しています。そんな時、インターネットで『アフガン難民を支える会』のことを知りました。そこでいくつかの質問をさせてください…。」

そんなお便りを、SORA事務局にいただきました。

事務局からは、質問への回答とともに、総合学習に活用していただくようにと写真パネルをお貸しいたしましたが、この程、児童の皆さんが一生懸命に調べ、作成された25ページにも及ぶ「アフガニスターンの現状のまとめ」が届きましたので、ご紹介いたします。

……都和南小学校 第6学年担当  森田和子先生からのお便り……
大切なパネルをありがとうございました。お陰様で子どもたちは、アフガン問題をこれまでよりも身近な問題として捉えることができるようになってきたようです。中でも、アフガン問題について調べていた子どもたちは、特に興味を持ち、パネルを大いに活用させていただきました。お陰様で子どもたちだけでなく、保護者も見せていただきました。感謝しております。
つたない研究ではありますが、子どもたちが精一杯まとめたものをお送りいたします。パネルの中の写真を活用させていただきましたこと、深くお詫び申しあげます。


総合学習のまとめ:
内野 里衣奈、菊田 遼、中川 水希、中野 千翔

調べた動機:
 ●ニュースなどを見て、少しでも難民達の役立てたらなあと思ったから。
 ●テレビで特集が放送されていたのを見て、詳しく調べて人々の役に立ちたいと思ったから。

感想:
 1.僕は「アフガンの現状」を調べて、たくさんのことを知りました。
   予想どおり、アフガンは危険なじょうたいでした。地雷や不発弾などが、道端に普通に落ちていて、
   子どもから大人まで多くの犠牲者がでています。
   一方、予想以上に復興が進んでいました。
   アフガン難民を支える会の協力を得て、小学校建設などを行い、安全で住みよい国をめざしているようです。
   僕たちは、募金活動など積極的に取り組み、貧しい国を支援しながら戦争のない平和な世界を作っていかなくてはいけません。
 2.アフガニスタンが20年以上も内戦がつづいていたなんて知りませんでした。
   それに、アフガニスタンの子どもが5歳の誕生日を迎えることなく死んでいくなんて可哀想だと思いました。

私たちにできること:
 ◆アフガンの人々は食事を多く食べられないので、私たちは給食を残さず食べて健康に生きていく。
 ◇地雷など人を殺してしまう兵器をつくらない。
 ◆戦争をしない。(戦争を発展するような問題をおこさない)
 ◇学校に行けない子どもたちも大勢いるので、学校にいけることを誇りに思いきちんとした学校生活をおくる。
 ◆差別せず、誰にでも平等にふるまう。
 ◇働いて家族を支えてくれている両親に感謝する。

大人になっても、「私たちにできること」を忘れないでいてください。
簡単なようで、実は難しいことかもしれません。
でも決して諦めないで、日々、感謝の心を忘れずに、できることから始めましょう。
「兵器をつくらない。」 「戦争をしない。」 平和は、ひとりひとりの願いから。
それを作り上げるのは、私たち人間です!