相良酒造

 

 大手工場を除き、鹿児島市内で唯一、焼酎を造っているのが相良酒造。その歴史は古く、享保15年(1730年)に相良仲右衛門という人が造り出したのが始まりだそうだ。「相良」という名から分かる通り、人吉から移住されて100年以上経った頃のことだ。
常圧蒸留機 国道10号線沿いに蔵はある。日曜日にも関わらず、見学させていただいた。応対していただいたのは相良栄二さん。九代目に当たるそうだ。あっ、だから銘柄に「相良九代目」があるんだ-と納得‥。
 「こいからは焼酎も個性化の時代。人ん宿より、よかちゅうこっじゃなく、ちごっおらんといかん(良いということではなく、違ってないといけない)」と穏やかな口調ながらきっぱりと話された。原料にこだわり、水にこだわる。そして何よりもろ過にこだわり、昔ながらの匂いと旨味を大事にされる造り方が伝わってきた。
兵六ラベル 地元(市内)産の材料だけを使った焼酎も造っている。もともと代表銘柄だった「兵六」のラベルを貼ったこだわり焼酎だ。「消費者ではなく、愛飲家に飲んでもらえれば…」と、これからもこだわりの姿勢で信念を持って焼酎造りに取り組まれるという。
 同じ市内に長年住んでいながら、飲んだことのなかった焼酎を手にちょっぴり恐縮しながら、蔵を後にした。ありがとうございました。 (02年6月)

 

 相良酒造合名会社
 鹿児島市柳町5-6
 電話:099-222-0534

 

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