7.続・続!これであなたも結婚したくなる!?
(ニッポン全国ラブホテル廃止論?)

 

日本の各地には、多くのラブホテル(以下「ラブホ」)が多く存在します。私の近くの、高速道路インター付近にも多く存在し、側を通るといつも?「満」のランプが点いています。この手のホテルは、世界的に見ても日本固有のものだそうで、欧米では、モーテルが存在しますがこれは自家用車で旅行する人達の宿泊施設となっています。日本の場合、未婚者の多くは彼や彼女と「H」しようとすると相当な?費用を払ってラブホを利用している訳です。(と思います。)

未婚者の性体験の推移(H9年人口問題研究所)
年齢 男性 女性
  1987年 1992年 1997年 1987年 1992年 1997年
18〜19歳 24.3% 25.1% 31.9% 17.4% 20.7% 28.2%
20〜24歳 52.7% 54.8% 60.0% 31.9% 42.0% 52.0%
25〜29歳 66.6% 71.3% 70.6% 40.0% 46.7% 58.3%
30〜39歳 68.3% 72.3% 71.3% 38.8% 49.8% 61.3%
総数
(標本数)
53.0%
(3,229)
54.9%
(4,215)
60.1%
(3,982)
30.2%
(2,605)
38.3%
(3,647)
50.5%
(3,612)


未婚者の多くは、親元同居であり、カップルでの自由な時間を気兼ねなく過ごそうとすると、どうしてもラブホの利用となってしまうのではないかと思っています。


性交渉(性体験)自体は、何ら不穏?なものではなく、ある年齢に達すれば当然の行動だと考えています。また、今後益々、性の開放(古い言葉かも知れませんね)が進むのではないかということが、グラフから読み取れます。

そこで、親元を離れ、自活していくカップルが第一歩を踏み出しやすくなる為に(大きなお世話か?)ラブホを全面的に廃止してしまえば如何でしょうか?本HPでも何度か触れていますが、日本の少子化問題は、婚姻後の出生数よりも未婚率の上昇が大きなネックになっていることは明らかです。
今は、親元同居という恩恵を享受しながら、二人だけの時間を持とうとすれば多くの施設(ラブホ)がありますが、これを廃止することにより、@一人暮らしが増える→A生活が不便になる→B共同生活した方が経済的にも精神的にも助かる→Cカップルで住む→D「結婚しようか!」となる。「H」の為だけにアパートを借りて、自活して・・・、と考えるのは無理があるかもしれませんが・・・。(でも、大事な問題ですよね?)

ラブホを全面的に廃止することによって、すぐに婚姻率が上昇するとはケシテ思っていません。本来は、あらゆる教育という場面で、自立の尊さや自立の意味を教えていかないとイケナイのかもしれません。
過去、婚姻率が高かったのは、自活せざるを得ない社会状況中で、一人で生きていくことよりもカップルで生活した方が精神的にも経済的にも豊かな道が開けていたという理由があります。

現在の未婚者の多くは、親元同居という恩恵を得ている為に、わざわざ好き好んで「結婚生活」という多くの制約を受ける道を選ばないのではないかと感じています。その世代を、結婚生活に導いていこうとすれば、結婚生活には今以上の「夢」があるよ!と伝えるか、もしくは、「結婚した方が幸せだ!」と感じるような生活を与えるか、結局のところどちらかではないかと思っています。

この方法は、けして前向きな自活カップル形成の手段だとは思えません。それどころか、大声で言えるような立派な方策だとも思っていません。
このような方法によって、結果として同棲を促進してしまうことになるかもしれません。(ちなみに、現在の日本の同棲率は1.7%)また、精神力や経済力を伴わない自活により、過去になかった問題が発生する可能性もあります。経済的な問題から、犯罪が増加する可能性もあります。又、モテる人、モテない人の差も明確につくかもしれませんね。

しかし、何らかの施策を行なわないとこのままでは、駄目になってしまいます。少子化問題は、ホントに多くの問題の根源もしくは表われだと感じています。

追伸:
自分で書きながら、ちょっと恥ずかしくも情けなくなってきました。又、ラブホに関係する諸団体の皆さん、けして怒らないで下さいね。本人は結構真剣ですから・・・。真剣ゆえに、余計恥ずかしさもあります。こんな事しか考えつかないなんて・・・。