合計特殊出生率とダイオキシン年間推定排出量

 

データ出所:環境団体「止めよう!ダイオキシン汚染・関東ネットワーク」'97.7

一言コメント

関係有りそうな気がしませんか?千葉県の396.5グラムもスゴイ!と思いますが、相関関係が見られるのは、もっと怖いと思います。ホントはぜんぜん関係なければいいんですけどね。子供を生みたい人が生めないというのはとっても悲しいことです。ダイオキシンの許容範囲は、厚生省と環境庁で基準が違うんですよね。不思議なことに!本当は、何グラムまでであれば、人体に影響がないのかわかりませんが、政府としても早く基準を定めて、その為の具体的な施策をたてないと、本当にエライことになってしまいます。もっともっと具体的な方策を考えましょうよ!厚生省の皆さん。今後、ダイオキシン問題はデータが徐々にではあっても公表されることだと思います。継続的にご報告いたします。JAさんも公表は早めにね!

ご参考までに:

現在日本には、ダイオキシンに関して2つの基準があります。
1つは、厚生省の「耐容1日摂取量(TDI)」でもう一つは、環境庁の「健康リスク評価指針値」です。いずれも”生涯に渡って毎日体内に入っても健康に害を及ぼさない量”を意味していますが、前者は、体重1kgあたり、1日10ピコcまでOKとしており、後者は5ピコcと倍の開きがあります。
ちなみに、WHO(世界保健機関)は、1〜4ピコc(1は、最終目標値、4は最大耐容値)としています。オランダやイタリアは、1ピコc、アメリカは0.01ピコc、特にカリフォルニア州では、0.007ピコcと規定しています。
厚生省は、ダイオキシンは、体に悪影響を及ぼすとはまだハッキリ公表していませんからこのような甘い基準値のままなのでしょうね。

(国民一人あたりの年間ゴミ処理量:総務庁「世界の統計」)
  処理量 年次   処理量 年次
日本 417kg 1996 オランダ 580kg 1995
トルコ 590kg 1994 スウェーデン 440kg 1994
アメリカ 730kg 1994 スペイン 370kg 1994
カナダ 630kg 1992 ドイツ 320kg 1995
メキシコ 320kg 1995 フランス 470kg 1993
イギリス 340kg 1995 オーストラリア 690kg 1992
イタリア 470kg 1995      

自治省のまとめによると、96年の1年間に収集したゴミ(一般廃棄物)の総量は5277万tでした。その76%にあたる4051万tが焼却処分され926万tが埋立て処分されました。
なお、日本の国民一人が一日あたりに出すゴミの量は、1,110g。年間では417kgとなっています。
このほかにも、工場などからでる産業廃棄物の96年度の総量は、約4億5000万tがあります。中間処理やリサイクルによって最終処分量として残ったのは、6800万tでした。